超高速フルカラーインクジェット印刷「ミラプリ」データ入稿について
データ作成のチェックポイント
1 - デザインの作成について
1 - 1 展開図レイヤーとデザインレイヤーに分けてデザインを作成する
illustratorで作成する場合、「展開図レイヤー」と「デザインレイヤー」に分け、展開図レイヤーをロックします。
デザインは「デザインレイヤー」上に作成します。
(展開図の線は印刷時すべて削除します)
1 - 2 塗り足しを作る
塗り足しとは、端まで印刷が必要な場合、仕上がりサイズよりデータを大きく作成しておくことで、印刷のずれによる余白の発生を防ぐ処理のことです。
展開図の外側に5ミリの塗り足しを付けてださい。のりしろの部分は半分くらいまで塗り足しがあると安心です。
【A式・タトウ式の塗り足し】
※展開図上の赤い枠にデザインを収めてください。
【B式・N式の塗り足し】
2 - 画像について
2 - 1 画像の解像度は350dpi以上
画像の解像度は350dpi以上を推奨しています。WEBで使用しているロゴなどは解像度が低い場合があるのでご注意ください。解像度が低いと、印刷をしたときに画像がタイル状になってしまいます。
2 - 2 画像は「埋め込み配置」にする
画像が「リンク配置」ではなく、「埋め込み配置」になっているか、ご確認をお願いいたします。 ( 画像がリンク切れを起こしてしまった場合、再度データをご確認いただく場合がございます。)
3 - カラーモード・色について
3 - 1 illustratorのカラーモードはCMYK に設定する
ドキュメントを作成する際にはカラーモードを必ずCMYK に設定してください。
RGBに設定されていると、仕上がりの色が大幅にかわってしまうのでご注意ください。
3 - 2 印刷の色みはダンボールの表面色に影響します
印刷の色みは、材質の表面色の影響を大きく受けます。
※ フルカラー印刷の場合、白色のインクはありません。多くの場合、材質の白を活かして表現します。
印刷方法について、表現したいデザインに合わせてご提案いたしますので、お気軽にご相談ください。
4 - フォントについて
4 - 1 フォントはアウトライン化する
フォントがアウトライン化されていない場合、置き換わって印刷されてしまいます。
必ず入稿前にアウトライン化してください。
※お手元にアウトライン化する前のデータも残しておくと、編集や修正の際に安心です。
5 - 保存について
5 - 1 illustrator (AI)形式で保存する
弊社ではAI形式での入稿をお願いしております。その他の形式での入稿をご希望されるお客様はお問い合わせください。
印刷の特性について
【印刷ずれについて】
ダンボール印刷の特性上、印刷にずれが生じる場合がございます。予めご了承ください。
〈 フラップ(蓋)部分の印刷ずれの例 〉
フラップ(蓋)で重なるデザインや、コーナー部分で切り替わるデザインは印刷にずれが生じる場合があるため、印刷ずれを考慮したデザインを推奨しています。
【ミラプリは水濡れに強い!】
通常のインクジェット印刷の場合には耐水性がなく、少しの水でも滲んでしまいますがミラプリなら心配ありません。ミラプリは、段ボール印刷に使う水性マットニスをインクジェット印刷面にコーティングするため水を弾き、インクは滲みません。ツヤ無しなので仕上がりも普通の段ボールと殆ど変わりません。
【縦のスジが目立つ場合があります】
写真は、実際に印刷したものです。印刷の特性上、ベタ印刷や淡い色の印刷で縦のスジが目立つ場合があります。表面は、マットな仕上がりになります。