5000年ダンボール ~前編~■アースダンボールメルマガ VOL42■2017年6月号
このお話の始まりは西暦2290年。今から約270年後の世界。
この時代、物流ツールとしてのダンボール箱は既になく、
むしろダンボール箱は骨董品として扱われていた。
既に世界中に現存するダンボール箱はほとんど無く、
状態の良いものは相当な高額で取引されることもあった。
そして2290年6月3日、1つのダンボール箱が
あるオークションの目玉商品として出品された。
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『レディース & ジェントルメン!
皆様、大変長らくお待たせ致しました・・・
本日のメインイベント、最後の出品商品です!!!(ノ´▽`)ノ』
その商品は・・・(´-ω-`)
既に世界中で現存は数えるほどと言われています、
ディス、イズ、ダンボールバコおおおおお~~~!!(ノ゜ο゜)ノ
(おおおおおおおおおお~~~!!・・・ざわざわざわ・・・)
では、改めてこのダンボール箱のご説明を致しましょう。
このダンボール箱の推定製造時期は、2017年前後。
今から約270年前の、平成時代のものです。
サイズは一抱えほどで、A式と呼ばれる形です。
テープという、当時スタンダードだった道具で封緘されています。
もちろん、保存状態は特Aランクの超上物!
しかも!! なんと箱の中身入り、誰かへのプレゼントのようです。
さらに!! この箱には、箱と同じ"紙"という素材に直筆で書かれた
"手紙"も添えられています。
さあみなさん、、、いかがでしょうか?
テープ封緘あり、未開封、プレゼント商品入り、直筆の手紙付、
そして、この保存状態・・・・
もちろん、国際骨董ダンボール評議会の鑑定書付き。
歴史的にも、その価値は計り知れない逸品です・・・。
さあ、それではオークションをスタートします!! (ノ゜д゜)ノ
開始価格は500万円から!
それでは、スタート!!! ∑(`□´) 』
『500万!』ヽ(゜ロ゜;)
『1000万!』Σ(`0´*)
『1500万!』(≧□≦*)
『1800万!』(^∇^;)
・・・・・・・
『2300万!!!』(゜┏Д┓゜;)
『2500万!!!!』(o;TωT)
・・・・・・・・・・・・・・
『さあ皆さん、2500万円です、他に、いらっしゃいますか?
さあいかがですか? もう一声、、、ありますか~??』
・・・・・・・
『さんぜんごひゃくま~ん!!!』( ̄ー+ ̄)
『さ、、サンゼンゴヒャク・・・万円・・・
さあ、他に、他に居ませんか?いいですか?いいですね?
では、3500万円で落札!!! おめでとうございます!! (`・∀・´)ノ』
こうして、このダンボール箱はある組織に落札された。
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落札したのは、西暦2290年現在の日本の国家機関、
科学省・最先端科学超時空課のスタッフだった。
日本の国家機関がこのダンボール箱を落札したのは、
いや、落札しなければならなかったのは、訳があった。
この箱が日本の、人類の超時空における鍵となるアイテムを
含んでいるとの情報を出品前に独自入手していたからだ。
そして、国家最重要機密案件としてこのダンボール箱を落札した。
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厳重な警戒態勢の中、手紙が開封された・・・
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『私がこの手紙を書いているのは、2090年。
私は、間もなく齢(よわい)90才を迎えようとしている女性です。
そして、私の命もあとわずかになってしまったようです。
未来の方々、どうか、私のたった1つの願いを叶えてくれないでしょうか。
あれは2017年6月3日、私が17才の時でした。
両親は誕生日が二人とも6月3日で、その年も、
私は両親への誕生日プレゼントを用意しておりました。
しかし6月3日の当日、私は些細なことから両親と言い争いをしてしまい、
家を飛び出してしまったのです。雨が強く降る日でした。
そして、両親も私を追って家を飛び出し、家から1つ目の交差点を
走り抜けようとした時、酔っ払い運転の車が両親を巻き込み・・・
両親は、そのまま帰らぬ人となりました。
両親の誕生日は、両親の命日になりました。
それからというもの、私はその日の事ばかりを考え、
悔やんでも悔やみきれない苦しい日々が続きました。
しかし、そんな失意の日々の中、私は一つの答えを出しました。
それは、どうしてもあのプレゼントをパパとママに渡したい・・・
それを叶える方法はたった一つ・・・
タイムマシン。
タイムマシンであの日に戻り、あの事故を回避する・・・
私は、その後の人生の全てを、タイムマシン完成の為に捧げると決め、
その研究に没頭しました。結婚もせず、恋愛もせず。
しかし残念ながら、まだタイムマシンは完成していません。
そして、私の命も尽きようとしています。
未来の方々、どうかお願いです。
もしタイムマシンが完成していたら、2017年6月3日に戻り、
あの事故を回避して、このプレゼントを両親に渡してほしい。
このダンボール箱の中に、そのプレゼントと、
私のこれまでの研究の全てが詰まったディスクを託します。
あの日から、ずっと大事に保管していたダンボール箱です。
どうか、お願いします。
2090年 某日 ベアトリス・トドロキ 』
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『・・・・・・・・・・・・・
やはり、やはりこれは、あのベアトリス博士が生前に残した、
都市伝説とさえ言われていた、あのダンボール箱だ!!
まさか、本当にこのダンボール箱が実在していたなんて・・・
ベアトリス・トドロキ博士、
タイムマシン理論と5次元理論(4次元+パラレルワールド)の第一人者。
タイムマシン完成に最も近い研究者と言われながらも、
なぜかその研究はほとんど表に出ていない、謎の多かった女性、、、
しかし亡くなる前、研究の全てをあるダンボール箱に託したという。
それが、このダンボール箱だ、、、間違えない、、、。』
次号へつづく
(次号予告・・・
ベアトリス博士の研究をベースにタイムマシンを完成させた未来人が、
遂に2017年6月3日にタイムリープする・・・果たして?!)
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~~~ 新コーナー(4回目)~~~
★★★ 今月のがんばれ舛掛(ますかけ)くん★★★
ねえ編集長、
これ・・・本当にダンボール箱屋さんのメルマガなんでしょうか?
さ! 僕が現実に戻さなきゃ・・・
技術の進歩により、
「近い将来、ダンボール箱をはじめとした、
紙製品は、どうなっていくんだろうなぁ。」
という思いを常々感じています。
無意識のうちに"ダンボール箱は必要なもの"
という認識が心のどこかにある気がします。
この認識も、いずれは変わってくるのでしょうか。
けれど、アースダンボールがある以上、ダンボール箱の在り方をより高めて、
みなさんのご希望に沿ったダンボール箱をご提供できればと思います。
有りそうで無かった、こんな箱を開発してみました。
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ID:0340【マネージングボックス】
https://www.bestcarton.com/cardboard/box/0340.html
ID:0341【マネージングボックス(白)】
https://www.bestcarton.com/cardboard/box/0341.html
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文書や衣類など、保管のマネージメントにオススメの一品です。
取り出しやすいように、取っ手付きの中敷きも付属しております。
お時間がある際に、ご覧いただけますと嬉しいです。
それでは、お邪魔しました。
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【編集後記・へんしゅうこうき】
遂に、このメルマガも未知の領域へ踏み込んでしまいました。
スタッフ書き下ろしの完全オリジナルストーリー。
この先、
あなたが使うダンボール箱は、どう変化していくのでしょう?
アースダンボールは、どうなっていくのでしょう?
このメルマガは、どこへ行こうというのでしょう?
(うちの社長は、一体何を考えているんでしょう・・・(-"-; ?)
若干のシリアス感 & SF感 & 苦笑感 を残しつつ、、、
最後までお読み下さりありがとうございました。
m(__;)m
6月某日 メルマガ編集長 やまぎし
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