クロネコヤマトで引越しができる？利用する場合の注意点も

引越しの予定ができたときは、荷物の運搬や搬入・設置を行ってくれる引越し業者を探すことが一般的です。しかし、クロネコヤマトでも引越し作業を依頼できることを知っている人は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、クロネコヤマトが提供している引越しサービスの概要から、クロネコヤマトの引越しサービスを利用する際の注意点まで徹底解説します。最後に、引越しにおすすめのダンボールも紹介しているため、引越しを検討している・予定している人はぜひ参考にしてください。

引越しの際は、「引越し業者」と言われる専門業者への依頼が代表的ですが、実はクロネコヤマトでも引越しを依頼することができます。ヤマトグループの「ヤマトホームコンビニエンス」では、単身者向けの引越しサービス「わたしの引越」を提供しています。

出典：ヤマトホームコンビニエンス「単身者向け引越サービス「わたしの引越」」

「わたしの引越」は、最大2本の専用ボックスを用いて家財を輸送する単身引越しサービスです。単身パックとされていますが、いわゆる家財量の少ない人を対象としたサービスであるため、荷物が少なければカップル・夫婦などでも利用できます。一般的な引越し業者に依頼する際の料金相場よりも低い価格で依頼できるため、単身者向けのお得な引越し方法として人気を集めています。

なお、ヤマトホームコンビニエンスではかつて家財量の多い家族向けの引越しサービスも提供していましたが、2022年8月現在では申し込みを休止しています。

出典：ヤマトホームコンビニエンス「家族向け引越サービス一覧」

「わたしの引越」では、貸切トラックで輸送するという一般的な引越しとは異なり、前述の通り専用のコンテナボックスを用いて荷物を輸送することが特徴です。専用ボックスは幅1m×奥行1m×高さ1.7mのコンパクトなサイズで、家財の搬出・専用ボックスへの積み付けはスタッフが行います。

専用ボックス1つに積み込める家財量の目安は、Sサイズ／120サイズ程度のダンボールが10～15個、衣装ケース、2ドア冷蔵庫、電子レンジが入るとされています。家財量に合わせて、最大2本まで専用ボックスを用いることが可能です。

「わたしの引越」は基本的に沖縄県以外の全国各地に対応していますが、その中でも一部地域は非対応となっている可能性があります。利用・お問い合わせ前に、下記の公式ページから対応可能なエリアかどうかを確認しておきましょう。なお、海外には対応していません。

サービス提供エリア一覧

また、「わたしの引越」の利用料金は、荷物の発送元からお届け先（引越し先）の距離・専用ボックスの本数・集荷とお届けの曜日により変動します。下記は、「東京-埼玉」「東京-大阪」「東京-北海道」それぞれのケースにおける料金例です。

【東京-埼玉】

【東京-大阪】

【東京-北海道】

また、2022年10月1日集荷作業分より基本料金が改定されます。上記は改定前の料金例となっているため、10月以降の引越しを検討している方は公式ページから改定後の料金シミュレーションを行いましょう。

なお、引越し料金は集荷日当日に現金またはクレジットカードで支払います。

出典：ヤマトホームコンビニエンス「単身者向け引越サービス「わたしの引越」」

「わたしの引越」では、時間帯指定サービスを希望する場合や土日祝日・シーズン期間での引越しにおいてプラス料金が加算されます。それぞれの加算料金は、下記の通りです。

【時間帯指定加算】

※専用ボックスの本数にかかわらず一律料金

【土日祝日加算】

【シーズン加算】

上記の加算項目が複数該当する場合は、それぞれで加算されることも覚えておきましょう。

出典：ヤマトホームコンビニエンス「単身者向け引越サービス「わたしの引越」」

「わたしの引越」を利用した場合の、配達に要する日数は下記の通りです。

また、「わたしの引越」ではスタッフが自宅に訪れる時間帯を有料（集荷日・お届け日それぞれ1件あたり税込1,100円）で指定できます。指定可能な時間帯は「8時～12時（午前中）」「12時～15時」「15時～18時」の3パターンです。指定なしの場合は、8時～18時の間に訪れることになります。

出典：ヤマトホームコンビニエンス「単身者向け引越サービス「わたしの引越」」

ヤマトホームコンビニエンスが提供する単身者向け引越しサービス「わたしの引越」は、一般的な引越し業者が提供する通常の単身引越しプランと比較して、異なる点が多いことが特徴です。そのため、利用の際にはいくつか注意すべき事柄があります。

ここからは、引越しでクロネコヤマトを利用する際の注意点を2つ説明します。

単身プランの「わたしの引越」では、専用ボックスに収まらない荷物を運ぶことができません。専用ボックスは比較的コンパクトなサイズ感であるため、ベッドや6ドア冷蔵庫などの大型家具は入りきらない可能性が高いでしょう。加えて、たとえ専用ボックスに入れられる荷物サイズだとしても、引火性・発火性のあるものや高価なもの・精密機器などを輸送することができません。荷物量が多すぎて入りきらない場合も同様です。

専用ボックスに収まらない大きな荷物や大量の荷物に関しては、別料金で「らくらく家財宅急便」を利用する必要があります。「らくらく家財宅急便」とは、ヤマトホームコンビニエンスが提供する大型家具・家電の配送サービスです。梱包・輸送・開梱・設置・回収までをスタッフが行ってくれます。

出典：ヤマトホームコンビニエンス「家具家電配送・らくらく家財宅急便」

また、「わたしの引越」「らくらく家財宅急便」でも輸送できない荷物に関しては、クロネコヤマトが提供する別の適切な宅配サービスを利用しなければならないことも覚えておきましょう。

「わたしの引越」では、集荷からお届けまで最短翌日となっています。つまり、集荷した荷物を当日に受け取ることはできません。そのため、一般的な引越し業者に依頼したときのように、「朝に荷物をまとめて運んでもらってから夕方～夜に搬入・設置を終わらせ、その日に引越しを済ませる」ということが不可能となります。

そのため、集荷当日はどのように過ごすかを考えておかなければなりません。また、ホテルに泊まるという選択肢しかない場合は、宿泊代を考えると一般的な引越し業者に依頼するのとで料金総額がさほど変わらない可能性もあります。このようなことも踏まえて引越し見積もりを依頼し、総合的な費用感を見て利用を検討するとよいでしょう。一般的な引越し業者にも見積もりを出し、料金比較をすることもおすすめです。

クロネコヤマトのお得な単身者向け引越しサービスを利用する際も、自身である程度の荷物をまとめておく必要があります。その際に欠かせないアイテムが、ダンボールをはじめとした梱包資材です。

アースダンボールでは、引越しに適したダンボールセットを豊富に販売しています。下記のリンクから、アースダンボールが取り扱っている引越しダンボールセットの一覧を確認できます。

引越しダンボール

また、最後にアースダンボールが販売する引越しダンボールセットの中でも、特に人気のある商品を3つ紹介します。

おすすめ商品

◆ダンボール引越しセット（1人用）

単身者（1人）の引越しに適した、宅配100サイズ・200サイズの2種類が含まれたダンボールセットです。一般的なダンボール箱より強度のある材質となっているため、重たい荷物も安心して運べます。

ダンボール引越しセット（1人用）

◆引越しセットF（25枚入）

単身者（1人）からカップル・夫婦・友達同士（2人）の引越しに適した、大・中・小の3種類が含まれたダンボールセットです。オーソドックスなサイズのダンボールとなっているため、荷物の多い人でもコンパクトにまとめられます。

引越しセットF（25枚入）

◆エコハンガーボックス（ヤマト運輸対応サイズ）

洋服をハンガーに掛けたままシワの心配なく運べる、100％ダンボール製のエコで便利なハンガーボックスです。宅配200サイズに対応しており、専用ボックスにもコンパクトに入れられます。

エコハンガーボックス（ヤマト運輸対応サイズ）

引越し作業は、一般的な引越し専門業者だけでなく、クロネコヤマトでも依頼することが可能です。ヤマトグループのヤマトホームコンビニエンスでは、最大2本の専用ボックスを用いて家財を輸送できる単身者向け引越しサービス「わたしの引越」を提供しています。

「わたしの引越」は、単身者パックの中でも非常にお得に利用できる引越しサービスですが、希望条件によって料金が加算される点や、大型の荷物は輸送できない点、さらに当日中に引越しを完了させることができない点に注意が必要です。

アースダンボールでは、通常の引越しでもクロネコヤマトのお得な単身者向け引越しでも活用できる、さまざまなサイズのダンボールセットを取り扱っております。引越しの予定がある人は、ぜひアースダンボールの引越しダンボールセットをご購入ください。

アースダンボール公式サイトはこちら