5000年ダンボール ~完結編~■アースダンボールメルマガ VOL44■2017年7月号No2
瀬を早み 岩にせかるる 滝川の
われても末に 逢はむとぞ思ふ
この詩(うた)と普通の"ダンボール箱"が、
タイムマシンを完成させたなんて信じられないお話し。
そんなお話も、いよいよ今号が完結編・・・
(前号までのあらすじ↓↓)
第一話(前編)
https://www.bestcarton.com/profile/magazin/2017-jun.html
第二話(後編)
https://www.bestcarton.com/profile/magazin/2017-jly.html
(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п
**************************************************
バタンッッ!!!!!!!!!
『パパとママなんか大嫌い!!!もう知らない!!』。・゜゜・(≧д≦)・゜゜
『おお、早速じゃじゃ馬お姫さんの登場か・・・!!
おい! ばあさん、、あ、いや、ベアトリスう!
待てよ! 待てってばよ! おい、ちょっ、待てよ!!』(`~´)y
『え、、? あんた誰よ! いきなり何よ! なんなのよ!
なんで私の名前知ってんのよ! 今忙しいのよ! 』(≧д≦)
『おい、ベアトリス、どうしたんだ? 誰なんだ?その人は』(ノ*´Д`)ノ
『あ、、パパ、ママ、、なんか、この人が急に声かけてきて・・・』(~_~;)
『この雨の中、傘も差さずに走ってりゃ、声もかけるわ!!』(*`Д´)ノ
『そうでしたか、ご心配をおかけいたしました。(*--)(*__)
さあ、ベアトリス、家へ戻ろう。もう一度、よく話し合おう・・・』
『う、うん、、そうだね、いきなり飛び出して、ごめん、、、』m(*--*)m
_________________
『やれやれ、雨でびしょびしょ、おまけに変質者になっちまったけど、
両親の事故は回避できた。任務完了!だな(`~´)
ただ・・・チーフは余計なことはするなって言ってたけど、
ダメと言われるとしたくなるのが今も昔も人の性(さが)ってね。
二か所ほど、寄り道しちまおう!!
まずは、このパラレルワールドの方のばあさんの晩年へ・・・』
________________
(タイムリープ中~♪~●~※~▽~%~・・・)
ウイ~~~ン・・・プシュウうううううう・・・・・・・
『さてと、こっちのばあさんの晩年は・・・と』
(人´∀`*).。:*+゜゜+*:.。.*:+☆
゜+。:.゜ヽ(*´∀`)ノ゜.:。+゜
*:.。*(●´∀`)八(´∀`●)*。:*・'
『はあ、、、どえらく幸せそうだな・・・良かった。
じゃあもう一か所。オリジナルワールドの方のばあさんの晩年は・・・?』
___________________
(次元移転中~♪~●~※~▽~%~・・・)
ウイ~~~ン・・・プシュウうううううう・・・・・・・
『到着っと。ちょとだけ、ばあさんに会いに行っちゃうか・・・』
___________________
カチャ、、ギイ~、、、パタン、、、
『よお、ばあさん、初めまして、だな。』(・・)ノ
『んん?誰だい、あんたは?・・・わかった、未来人、だね?』(⌒-⌒)
『はあ? 驚かないのか? ものわかり良すぎだぜ』(゜◇゜;)
『んふふふ、 昔見た漫画でね、"のび太"っていう小学生5年の男の子が、
8年前に亡くなった祖母に、タイムマシンで会いに行く場面があってね。
おばあちゃんにとっては突然知らない小学生が現れるんだけど、
そのおばあちゃん、何の疑いもなく"お前はのび太だろ"って・・・。
あの場面が大好きでねええ~。だからもし、
自分にも同じことが起きたら受け入れようって、決めてたのさ。
それに、私は自分の研究を信じていた。だからあんたが来た、だろ?』
『なるほどね。そう、あんたのおかげでタイムマシンは完成したんだよ。』
『そうかい、よく来てくれたね。それで、どうしてここへ来たんだい?』
『ああ、あんたの話が聞きたい。あんたが話したい話でいいんだ。』
『私が話したいことか、、、そうだねえ、、、
両親が事故で亡くなり、タイムマシン研究を始めたのが17才の時だった。
普通なら両親の事はあきらめるだろ?でも、できると思っちまったんだね、
私は幼い頃から知能が高くてね、4歳で国際数学オリンピックで優勝したり、
小学生ではNASAやJAXAの依頼で惑星間軌道計算もやってたんだよ。
でも、私は本当は小説家になりたかった。
あの日も、両親と進路の事で衝突しちまってね・・・。
タイムマシン研究はとても険しかった、、。そして孤独だった、、。
でもそんな中、一度だけ恋をしてね。一生に一度だけの、激しい恋だった。
でも、その人とは結ばれない運命だった。
その人が別れ際に、この詩(うた)を読んでくれてね・・・
瀬を早み 岩にせかるる 滝川の
われても末に 逢はむとぞ思ふ
岩にぶつかり二つに分かれた水の流れのように今は離れ離れだけど、
また一つの流れに戻るように、いつかはあなたと結ばれたい・・・
まさに、その時の私達を表した詩だった。
ただ、この詩こそが私の研究を飛躍的に進めることになってね。
タイムリープの際に必ずパラレルワールドが発生してしまうけど、
時の自然修正を利用して2つの時の流れをまた一つに戻す理論。
この5次元理論(4次元+パラレル)完成のきっかけがこの詩だったのさ。
実は、私が50才前には、超時空理論と5次元理論は完成してたんだよ。』
『なるほど。でも、あんたの研究は世には出なかった・・・』
『んふふふ、、世には、表には出さなかったのさ。
私のタイムマシン研究はあくまでも私自身の願望の為。
別に、世の為人の為じゃあなかったのよ。
あのまま世に出しても、どこぞの誰かに悪用されちまうだけ・・・。
私の超時空+5次元理論は、それを完成させられる技術が備わった時代へ、
同時に、私の願いを理解してくれる人達へ繋げる事が必須だった。
そこで考えたのが、この"ダンボール箱"さ。
ある意味、このダンボール箱を使った計画こそ、私の研究の神髄だった。
今は、プラスチック、木、金属製などの方が一般的価値が圧倒的に上。
でも、いつかこの価値が逆転し、ダンボールが頂点に立つと踏んだのさ。
しかも、骨董品として高値取引されるほどになる、とね。
これは私にとって最大の賭けだった。でも私はダンボールを信じた。
そして私はつい三日前、老い先短い年寄りの最後の願いとして、
親友の骨董屋に、研究ディスク入りダンボール箱の保管を依頼した。
保管期間の契約は、ダンボール箱に骨董価値が出るまで、無期限で。
その時代が来たら、その箱とディスクを日本の国家機関に言い値で
売りつけていいという高条件付きでね。きっと高額になるはずだから。
私は日本が大好きだ。
その時代の日本の機関なら、必ず私の願いを受けてくれると思ったのよ。
親友も、自分の代では終わらないであろう依頼を、よく受けてくれたよ。
つまり、この計画には、ダンボール箱が無くてはならなかったのさ。
どうだい? ダンボール、価値が出ただろう?』( ̄ー+ ̄)
『た、確かにあんたの読み通り。すげえ未来眼。タイムマシンも真っ青。
ちょ、、ちょっと待って、そうすると、
ダンボール箱があったからタイムマシンができた、ってのか?』┐(-"-)┌
『あっはっはっ! そうだねえ。そういうことになるねえ。』(*ノ∀`)ノ
『なんてこった!歴史的な大発見なのに、なんて報告すりゃあ?』( ̄へ ̄|||)
『上司への報告は、あんたに任せるよ・・・
それでどうだったんだい? パラレルの方の私、見てきたんだろ?』(-_-)
『ああ、、俺がちゃんと事故を回避したよ。
プレゼントも渡せたよ。晩年も、ついさっき見てきた。
あんたは結婚もして、お子さんにもお孫さんにも恵まれた。
とても・・・とても幸せそうな人生だったよ・・・。
時の流れは、パラレルとオリジナルはいずれまた一つになる。
あんたの願いは・・・・・・叶ったんだよ。』(´∇`)
『・・・・・・・・・・・・・
う、、うう、、うぐう、、グス、、、
そうかい、、そうかい、、ありがとう、、ありがとう、
みんな、ありがとう、、パパ、、ママ、、ありがとう、』(´_`。。)
『良かったな、ばあさん。これでオリジナルの人生も報われたな。
さて、もっと話を聞きたいが時の流れに影響する。もう行くわ。』
『グス、、おや、もう行っちまうのかい?さっき来たばかりだろうに。』
『はは、5分前も5000年も、タイムマシンなら"ついさっき"さ。』
『んふふふ、それもそうだね』
『ばあさん、最後に一つだけ、聞いてもいいかな。
5次元理論完成よりも、ダンボール箱を使う計画の方がずっと不確定だ。
それ次第では、この計画どころかタイムマシンすらできなかったかも。
どうして、そこまでダンボールを信じる事が出来たんだ?』(・_・?)
『んふふふ、、、私のパパはダンボール屋さんだったのよ。
パパもママも、私も子供の頃からダンボールが大好きだった。
そんなダンボールが私を、私達を裏切る訳ないからね。』( ̄ー+ ̄)
『そっか、、、すげえんだな、ダンボール箱ってのは。
信じたあんたもすげえけど。じゃあ、またな、ばあさん』(^_^)
『来てくれてありがとう、本当にありがとうね・・・。』(^-^)
_________________
ウイ~~~ン・・・
プシュウうううううう・・・・・・・・・・・・・・
『ダンボール箱は裏切らなかった・・・か、、。さ、帰ろ。』
FIN
(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п
**************************************************
~~~ 新コーナー(第六の巻)~~~
★★★ 今月のがんばれ舛掛(ますかけ)くん★★★
この結末で、このコーナーに関わること、
とっても厳しいものがあります。
数千年後の話かと思えば、900年前の詩を持ってくる、
編集長の考え方というか、発想力というか、
もう完全にお手上げ状態です、、、。
ダンボール箱はいつの世も変わらないと信じ、
誰でも気楽に使える規格のダンボール箱を
良い機会なので、開発させていただきました。
--------------------------------------------
【宅配120サイズ】定番ダンボール箱(A3)
https://www.bestcarton.com/cardboard/box/0356.html
【宅配120サイズ】定番ダンボール箱(B3)
https://www.bestcarton.com/cardboard/box/0357.html
--------------------------------------------
ファイルや書籍の梱包はもちろんのこと、
衣類や雑貨の梱包にもオススメのダンボール箱です。
このダンボール箱も、数千年後には、
希少価値が付いているかもしれません。
ダンボール箱だけでなく、身近にある、
当たり前のものが、将来は希少になる。
そう、感じます。
それでは、お邪魔いたしました。
(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п
**************************************************
【編集後記・へんしゅうこうき】
初挑戦の完全オリジナルストーリー3部作も遂に完結致しました。
素直に、このお話へのあなたの声が聞きたいです。
感想、意見、疑問、ダメ出し、つぶやき、あるいは叫び・・・
なんでも聞かせて下さい。このままご返信下さればOKです。
それによっては、
次号からどうしようか更に考えなければなりません(笑笑)。
最後までお読み下さりありがとうございました。
m(__;)m
7月某日 メルマガ編集長 やまぎし
┏┏┏┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏╋┏ 株式会社アースダンボール
┏┏■ 362-0811 埼玉県北足立郡伊奈町西小針7丁目17番地
┏ TEL:048-728-9202 FAX:048-728-9130
┃ mail:info@bestcarton.com
┃ http://www.bestcarton.jp/ (オーダーメイド)
┃ http://www.bestcarton.com/ (既 製 品)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■このメルマガのテイストがそのままツイッターになりそうな気配。
"振り向けば箱職人" はこちらです↓↓ フォロワー募集中!
https://twitter.com/hakoshokunin
■メルマガバックナンバーがWEBページになりました。
"過去号を全部見たい"という方はこちらのページへどうぞ↓↓
http://www.bestcarton.com/profile/magazin/#BackNumber
※メルマガ不要の場合は、こちらのURLから解除下さいませ。
https://plus.combz.jp/connectFromMail/leave/yapb8775