ようこそ妄想写真館へ■アースダンボールメルマガ VOL51■2018年2月号
このつづりは、
とある箱屋さんで働く若い男女二人のスタッフの、
といってもアースダンボールとは限りませんが、
"ほんの一瞬"、時間にして0.1秒か0.01秒か、
のそれぞれの"妄想"を写真のように切り取り、
あたかも数分間の思考であるかのように、
可能な限り言語化してみたポエム・・・
そしてここは、
そんな妄想達を1枚の記念写真に仕上げるスタジオ。
ようこそ、妄想写真館へ。
(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п
**************************************************
以前、彼はこんな話をしていた・・・・・
『実家を出て一人暮らしするって、よくあるじゃん。
進学とか、就職とか、夢を追ってとか、
それから故郷を捨てて、とかさ。
でさ、それがどんな理由だったとしても必ずさ、
"現実の厳しさ"とかってやつを知ることになるじゃん。
全部、自分一人でやんなきゃなんないし、
公共料金とか家賃とかいろんな支払いがさ、
まるで "カシャッ、カシャッ"って音を立てて、
自分の銀行口座から引き落とされていく感じでさ。
でさ、
ふと寂しくって誰かに居て欲しい夜とかもあってさ、
でも、誰も居なくってさ。
だけど誰も居ないからさ、
泣く時だけは誰にも遠慮しなくて良かったりしてさ。
まあそのあたりはいいとして、
一人暮らしの厳しさにブチ当たるとさ、大抵の人がさ、
実家を思い出すって言うよね。
楽しかった事もそうだけどさ、そういう時って余計に、
叱られた時の事とかもよく思い出すよね。
俺もそうだったな。
よく母ちゃんがさ、"風邪の時は生姜とはちみつ"って。
でも俺、子供ん時は生姜が苦手で飲まなくってさ、
"飲みなさい"って、結構叱られたんだよね。
今は生姜はちみつ好きだからさ、風邪の時は助かってる。
でね、このあいださ、寒い日に生姜はちみつ飲んだ時にさ、
ふっ、、と思ったんだよ。
離れてても、守られてるんだな・・・って。
でさ、でさ、
離れていても、守られているような箱。
箱から出した後でさえ、ずっと守られているような箱。
そんな箱、できねえかな~ ( ̄ヘ ̄)ウーン って。』
(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п
**************************************************
以前、彼女はこんな話をしていた・・・・・
『私も入社してもう3年だから、仕事はそこそこ。
仕事って毎日楽しいけど、同じくらい毎日大変よね。
お客様対応とか、事務ワークとか、業者さん管理とか、
それから先輩の機嫌取りとかね(笑)
嬉しいことも沢山あるけど、
辛くて泣いちゃいそうな時も、たまにはあるのよ。
まあ、仕事もバランスが大事よね。
それでね、たま~に、
息抜きに外の空気を吸いに行ったりするのよ。
屋上とかじゃないけど、まあ会社の前の道とか。
深呼吸したり、のび~ってやったりね。
でね、ある日、ある親子さんがその道を通ったの。
お母さんと、ベビーカーに乗ったお子さん。
ああ、お散歩かな、って思ったの。
その日以来、会うタイミングが何度かあって、
『こんにちは』って挨拶するようになったの。
私、視力があんまり良くないから、
その親子さんの顔とかははっきり見えなかったけど、
とっても明るくて素敵な感じがしたわ。
ほんのちょっと、会うのが楽しみにもなったの。
でね、今度はメガネを持って行ったの。
どんな親子さんなのか見たいな、って思って。
その日もばっちりタイミングが合って、
いつものように『こんにちは』って挨拶して、
『あら、メガネかけてるの?素敵ね』(⌒-⌒)
なんて言われたり。
でね、初めてちゃんと見たの、その親子さんを。
お母さんは雰囲気通り、明るくってかわいいお母さん。
お子さんは、
ベビーカーに乗るには少し大きい子かな?って思った。
その時、ベビーカーに積んである緑色のボンベが見えたの。
あと、そのボンベとお子さんをつなぐチューブ?かな。
私は、『ああ、そうだったんだ』、て思った。
でね、これは私の想像でしかないけど、
あの親子さんが辛いかどうかはわからないけど、
私よりもずっとずっと大変だと思ったの。
私の不平とか不満とかなんて何でもないくらい、
私よりもずっとずっと大変だと思ったの。
でも、私よりもずっとずっと、明るくて素敵なの。
私よりもずっとずっと、輝いてるなって思ったの。
元気出さなきゃ って思ったの。
元気貰えたな って思ったの。
そしたら同時に、
ふっ、、と思ったの。
人に元気をあげられるって、いいな・・・って。
でね、でね、
自分も頑張ろ、って元気をくれるような箱。
箱にとって過酷な環境で運ばれたであろうに、
届いた荷受人さんに素敵な笑顔をくれるような箱。
あの親子さんみたいな眩(まばゆ)い箱。
そんな箱、できないかな~ ( ̄ヘ ̄)ウーン って。』
おしまい。
(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п
**************************************************
★★★ 今月のがんばれ舛掛(ますかけ)くん★★★
珍しく編集長の文章に胸を打たれた舛掛です。
普段とテイストが違いすぎて、
ここに書くべきことも見当たらない状況。
どこか温かい気持ちが舞うような気がしたので、
春の芽生や生命の息吹が伝わるような、
新しいデザインダンボール箱をご紹介いたします。
宅配50サイズ 花さんぽ
https://www.bestcarton.com/cardboard/box/0414.html
宅配60サイズ 花さんぽ
https://www.bestcarton.com/cardboard/box/0415.html
宅配80サイズ 花さんぽ
https://www.bestcarton.com/cardboard/box/0416.html
温かいって大事だなあと思います。
自分の内側から作れるものでもありますし、
温かさが重なり合えば、毎日が春のように、
新鮮で明るい、そんな日々が送れるような気がして。
以上、舛掛でした。
(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п
**************************************************
【編集後記・へんしゅうこうき】
この二人が一瞬だけ妄想した箱は、
たぶんできません。
正確には、それを物理的機能とすることは、
たぶんできません。
だから、これを商品開発の表向きのベースに
しようとする人は少ないかもしれません。
居ないかもしれません。
でももし、
そんな箱を作りたいと誰かが本気で思い、
その想いを一瞬では無く持続し続ければ、
それと同じか、それに近い効果のある箱が、
または別の形でそれ以上の効果のある箱が、
できるやもしれません。
できるやもしれない、と思いたい。
・・・と、思いませんか?
いつだったか、
私たちは自分の仕事や商品を、
どこまで愛せるだろうか?
どこまで愛しきれるだろうか?
と考えてみた時があって、
いくら考えても答えらしきものが出なくて、
『もう考えるのや~めた』と思ったその瞬間に、
なぜか頭に浮かんできたこの二人の妄想を
"なんとか言語化してみよう"
と思い、今号をつづり始めました。
このメルマガでは時々、
オチや答えを読者様に委(ゆだ)ねてしまう、
というお茶目な"癖"があります (´~`ヾ)
どうやら今号はその癖が出てしまったようです。
ただこの二人は、
仕事を、箱を、愛してるみたいですね。
それと、
某巨大通販サイトの"ニヤ"っと笑うマークのあの箱は、
彼女の妄想とは全然違いますから・・・。
あなたも、妄想記念館で記念写真、撮りませんか。
最後までお読み下さりありがとうございました。
m(__;)m
2月某日 メルマガ編集長 やまぎし
__________________
■メルマガ今号へのご感想、ご意見、ご不満、応援などは、
このままご返信下さればOKです。
┏┏┏┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┏╋┏ 株式会社アースダンボール
┏┏■ 362-0811 埼玉県北足立郡伊奈町西小針7丁目17番地
┏ TEL:048-728-9202 FAX:048-728-9130
┃ mail:info@bestcarton.com
┃ http://www.bestcarton.jp/ (オーダーメイド)
┃ http://www.bestcarton.com/ (既 製 品)
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■このメルマガのテイストがそのままツイッターになりそうな気配。
"振り向けば箱職人" はこちらです↓↓ フォロワーさん募集中!
https://twitter.com/hakoshokunin
■メルマガバックナンバーがWEBページになりました。
"過去号を全部見たい"という方はこちらのページへどうぞ↓↓
http://www.bestcarton.com/profile/magazin/#BackNumber
■メルマガ不要の場合は、こちらのURLから解除下さいませ。
https://plus.combz.jp/connectFromMail/leave/yapb8775