コンビニから荷物を送るときの基本的な流れ｜種類別の発送方法も解説

梱包済みの荷物を送るときは、「宅配業者の直営店・営業所に持ち込む」「集荷サービスを依頼する」といった方法があります。しかし、店舗が近くになかったり、集荷を待たず今すぐ送りたかったりする場合はどうすればよいのか、悩んでいる人もいるでしょう。

荷物を手軽かつ迅速に送ることのできる配送方法が、コンビニから荷物を送るやり方です。今回は荷物を送れるコンビニの例と、コンビニから荷物を送るときの利用方法やポイント、種類別の発送方法についても徹底解説します。

コンビニから荷物を送ることは可能です。ただし、すべてのコンビニで荷物を送れるわけではありません。コンビニから荷物を送るためには、宅配業者と提携しているコンビニを選ぶ必要があります。

宅配業者の代表例としては、ヤマト運輸・日本郵便・佐川急便の3社が挙げられます。まずは、どのコンビニがどの宅配業者に対応しているのか確認しておきましょう。

●ヤマト運輸

ヤマト運輸の「宅急便」は、以下のコンビニが発送に対応しています。

●日本郵便

日本郵便の「ゆうパック」は、以下のコンビニが発送に対応しています。

●佐川急便

佐川急便はいずれのコンビニとも提携していないため、宅配便のコンビニ発送はできません。

初めてコンビニから荷物を送るときは、全体の流れを理解することが大切です。発送する荷物の梱包や伝票記入、料金支払いもあるため、あらかじめ準備しておくとコンビニの窓口で戸惑うことがありません。
ここからは、コンビニから荷物を送る流れと、送るときのポイントを解説します。

コンビニへ荷物を持っていく前に、まずは荷物を梱包しておきましょう。コンビニから荷物を送るサービスは梱包済みの荷物が対象であるため、梱包されていない荷物は引き受けてくれません。

コンビニでは発送専用の袋などを販売しているケースがあるものの、ダンボールの設置・販売は行っていないことがほとんどです。コンビニで販売されている袋に入らない重量・サイズの荷物を送る場合は、自宅で先に梱包を済ませておく必要があります。

荷物を梱包するポイントは「なるべく小さく梱包する」ことです。サイズが大きいと送料も高くなるため、荷物の大きさに合ったダンボールを使用しましょう。→最適なダンボールを探す

梱包した荷物をコンビニへ持ち込み、伝票（送り状）に必要項目を記入します。コンビニ内に伝票が置かれていない場合は、店員に「伝票をください」と伝えれば、伝票を受け取ることができます。使用する伝票は種類に注意しましょう。伝票には「元払い」「着払い」の2種類があり、それぞれ用途が異なります。

送料の支払方法に適切な伝票を使用してください。

伝票に記入する必要項目は、受取人・差出人に関する以下の情報です。

必要項目をあらかじめメモしておくと、伝票への記入作業をスムーズに進められます。

コンビニのレジや発送受付窓口に荷物と伝票を持っていくと、店員が荷物の重量・サイズを測ってくれます。荷物の重量・サイズと、発送元・届け先住所の距離が、配送料金を決める要素です。

元払いの場合は決定した料金をその場で支払います。荷物を梱包すると、ダンボールや梱包材の分だけ重量・サイズが大きくなるため、予想よりも料金が高くなる可能性があります。元払いで発送する際は、料金を多めに見積もって用意しておきましょう。

着払いの場合は受取人が送料を支払うため、コンビニで料金を支払う必要はありません。

料金を支払った後は伝票の控えを受け取り、発送手続きは完了です。伝票の控えは、相手に荷物が届くまで必ず保管しましょう。荷物を受け取る相手に、伝票の控えに記載された伝票番号を伝えておくと、荷物の追跡確認に役立ててもらえます。

また、配送中の事故で荷物が破損・紛失した場合、荷物の補償を請求するためには、伝票の控えに記載されている情報が必要です。伝票の控えは荷物を送った証明であるため、大切に保管してください。

コンビニから荷物を送るときは、宅配サービスごとの送り方も把握しておきましょう。宅配サービスでは荷物の重量・サイズに上限を定めていることが多く、規定を超えた荷物は引き受けてくれません。
最後に、コンビニから荷物を送る方法と注意点を、宅配サービスの種類別に紹介します。

ゆうパックを利用する場合は、以下の流れでコンビニから荷物を送ります。

ゆうパックを利用できる荷物のサイズは、縦・横・高さの合計が170cmを上限としています。重量はサイズに関係なく25kgが上限です。→ゆうパックに最適なダンボールを探す

スマートレター／レターパック（プラス・ライト）をコンビニから送る方法は、どちらもほとんど同じ流れです。

コンビニでは投函を引き受けてくれないため、コンビニ近くのポストに投函する必要があります。ただし、ローソンは店内設置のポストに投函することが可能です。

また、各サービスで封筒の大きさ・厚さ・重量が定められていることに注意してください。

スマートレター／レターパック（プラス・ライト）は定額料金で荷物を発送できるサービスであるため、切手貼付は不要です。

宅急便コンパクトをコンビニから送る場合は、以下の流れで行いましょう。

宅急便コンパクトの専用ボックスは2種類があり、それぞれ以下の特徴があります。

宅急便コンパクトは重量の規定・制限がありません。また、宅急便コンパクトは元払い・着払いに対応しているものの、コンビニから送る場合は着払いを利用できない点に注意してください。

空港宅急便をコンビニから送る場合は、以下の流れで行います。出発2日前～3日前の発送締切時間に間に合うよう、手続きを済ませましょう。

空港宅急便で扱える荷物の重量は25kgが上限です。

スーツケースに荷物が入っている場合は、スーツケース自体が梱包資材と見なされるため、梱包せずに送ることもできます。ただし、スーツケースの外装を傷つけたくない場合は、スーツケースも梱包することをおすすめします。→大きいサイズのダンボールを探す

また、伝票は「お届け先」の書き方に注意しましょう。郵便番号は書かず、住所に空港の所在都道府県と空港名、ターミナル名・ウイング名・搭乗便名・出発時刻（24時間表記）を記入します。氏名と電話番号は、荷物を受け取る本人の情報を記入してください。

コンビニから荷物を送るときは、宅配業者と提携しているコンビニを利用しましょう。ヤマト運輸と日本郵便はコンビニと提携しており、コンビニ発送が可能です。

コンビニから荷物を送る流れは、まず荷物を梱包してコンビニへ持ち込みます。次に伝票に必要項目を記入し、重量・サイズを測って料金を支払います。最後に伝票の控えを受け取り、荷物の発送は完了です。宅配サービスの種類によって、送り方や重量・サイズの上限が異なる点にも注意してください。

荷物の梱包資材には、ダンボールがおすすめです。荷物の大きさに合わせたサイズで梱包できるダンボールが必要な場合は、アースダンボールまでお問い合わせください。