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送料が安い運送会社はどこ?お得に荷物を発送するポイントも紹介!

日本国内にはさまざまな運送会社があり、安さや早さなど、それぞれセールスポイントは異なります。特に急ぎでない限りは、「送料がもっとも安い運送会社を利用したい」と考えている人が多いでしょう。しかし、サイズや重さごとに送料は細かく設定されているため、多数の運送会社から格安の1社を選ぶことは簡単ではありません。

そこで今回は、大手運送会社3社の送料を比較し、よりお得に荷物を発送するためのポイントも詳しく解説します。

 

1.送料が安い運送会社3選を徹底比較!

荷物をできるだけ安く発送するためには、各運送会社が提供しているサービス内容ごとに料金を比較することが大切です。

ここからは、日本の大手運送会社である日本郵便・ヤマト運輸・佐川急便の3社における送料を、「サイズ」「重さ」「冷蔵・冷凍」の3つのケースに分けて比較します。なお、いずれのケースにおいても東京発・大阪着の荷物を配達する場合の送料です。

 

1-1.サイズ

荷物を送る際の「サイズ」とは、縦・横・高さの合計(cm)です。ヤマト運輸と佐川急便の場合、サイズごとに重さの制限があり、下の表ではカッコ内で規定の重さを示しています。一方で、日本郵便はサイズごとに重さの制限はなく、基本的に170サイズ以下・重さ25kg以下の荷物に対応しています。

運送会社 サイズ 送料
日本郵便 60 970円
80 1,200円
100 1,440円
120 1,690円
140 1,950円
ヤマト運輸 60(2kgまで) 1,040円
80(5kgまで) 1,260円
100(10kgまで) 1,500円
120(15kgまで) 1,720円
140(20kgまで) 1,960円
佐川急便 60(2kgまで) 880円
80(5kgまで) 1,155円
100(10kgまで) 1,496円
120 -
140(20kgまで) 1,958円

※東京発・大阪着の場合

ヤマト運輸は、日本郵便や佐川急便と比べると送料が高めです。しかし、日本郵便と佐川急便についても、すべてのサイズで送料が安いわけではなく、サイズによって送料が異なります。たとえば、60サイズは佐川急便の880円が、100サイズは日本郵便の1,440円が最安ですが、ヤマト運輸の送料とは10円~160円の違いしかありません。

したがって、荷物のサイズに応じて運送会社を使い分けると、より安く発送できるでしょう。

 

1-2.重さ

次に、重さごとの送料を「25kg以下」「25kgを超え30kg以下」「30kg以上」の3段階に分けて比較します。なお、ヤマト運輸の送料は、東京23区内から大阪市に配送する場合の金額です。23区外からの発送や大阪市以外のエリアへの配達は送料が異なります。

運送会社 重さ 送料
日本郵便 25kg以下 各サイズの送料に準ずる
25kgを超え30kg以下 各サイズの送料+510~520円
30kg以上 -
ヤマト運輸 25kg以下 各サイズの送料に準ずる
25kgを超え30kg以下 2,762円
30kg以上 ~40kg:3,092円
~60kg:3,422円
~80kg:4,302円
~100kg:4,852円
~120kg:5,358円
~140kg:5,864円
~160kg:6,370円
~180kg:6,876円
佐川急便 25kg以下 各サイズの送料に準ずる
25kgを超え30kg以下 2,178円
30kg以上 170サイズ:3,135円
180サイズ:3,410円
200サイズ:4,180円
220サイズ:4,895円
240サイズ:6,380円
260サイズ:7,865円

※東京発・大阪着の場合

重さ25kg以下の荷物は、3社とも各サイズの送料に準じています。

重さ25kgを超え30kg以下の場合、日本郵便は各サイズの送料に510円または520円が追加されます。ヤマト運輸と佐川急便の送料は定額であり、佐川急便のほうが584円お得です。さらに、日本郵便と佐川急便を比較すると、100サイズ以下で重さ25kgを超え30kg以下の荷物を送る場合は日本郵便が安く、120サイズ以上では佐川急便が安くなります。

重さ30kg以上については、日本郵便は取り扱っておらず、ヤマト運輸は重さで、佐川急便はサイズで料金を設定しています。ヤマト運輸の重さの上限は180kgですが、佐川急便は50kgです。

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1-3.冷蔵・冷凍

最後に、冷蔵・冷凍に対応した送料を比較します。日本郵便の「チルドゆうパック」、ヤマト運輸の「クール宅急便」、佐川急便の「飛脚クール便」における、サイズごとの料金は以下のとおりです。

運送会社 サイズ 送料
日本郵便 60 1,195円
80 1,560円
100 2,115円
120 2,365円
140 3,280円
ヤマト運輸 60 1,260円
80 1,480円
100 1,830円
120 2,380円
140 -
佐川急便 60 1,155円
80 1,485円
100 1,936円
120 -
140 2,673円

※東京発・大阪着の場合

冷蔵・冷凍の荷物は、サイズによって送料の安い運送会社が異なります。たとえば、60サイズは佐川急便の1,155円が、100サイズはヤマト運輸の1,830円が、120サイズは日本郵便の2,365円がもっとも安い送料です。また、140サイズは佐川急便のほうが日本郵便よりも約600円安くなります。

冷蔵・冷凍の配達で取り扱い可能なサイズの上限は、ヤマト運輸は120サイズ、佐川急便は140サイズ、日本郵便は150サイズです。日本郵便を使って東京から大阪へ150サイズを発送する場合、基本運賃2,160円に2,100円を追加した金額が送料となります。

 

2.よりお得に荷物を発送するためのポイント3つ

サイズや重さなどに応じて運送会社を使い分けるだけでなく、いくつかのポイントを押さえることで、よりお得に荷物を発送できます。

よりお得に荷物を発送するためのポイントは下記の3点です。

  • 小型の商品は定形外郵便で発送する
  • 割引サービスを利用する
  • 運送会社と特約を締結する

ここからは、各ポイントについて詳しく説明します。

 

2-1.小型の商品は定形外郵便で発送する

小型の商品は、日本郵便の定形外郵便で発送するとお得です。定形外郵便の送料は日本全国で一律のため、差出地・宛先地で送料が変動する心配はありません。

定形外郵便には「規格内」と「規格外」の2種類があり、それぞれサイズや重さの制限があります。規格内のサイズは長辺34cm以内・短辺25cm以内・高さ3cm以内、規格外は長辺60cm以内・長辺と短辺と高さとの3辺の合計が90cm以内と設定されています。それぞれの送料は以下のとおりです。

サイズ 重さ 送料
規格内 ~50g 140円
~100g 180円
~150g 270円
~250g 320円
~500g 510円
~1kg 750円
格規外 ~50g 260円
~100g 290円
~150g 390円
~250g 450円
~500g 660円
~1kg 920円
~2kg 1,350円
~4kg 1,750円

 

2-2.割引サービスを利用する

運送会社が提供している割引サービスを利用すると、より安く発送できます。以下の表に、大手運送会社が実施している割引サービスをまとめています。

運送会社 サービス名 サービスの適用条件 割引金額
日本郵便 ゆうパックスマホ割 専用アプリを利用する 180円
郵便局受取割引 「ゆうパックスマホ割」を利用し、郵便局を受取場所に指定する 100円
継続利用割引 「ゆうパックスマホ割」を利用し、前月までの1年間に10個以上発送する ゆうパックスマホ割の割引を減算後10%
持込割引 郵便局・取扱所・コンビニへ持ち込む 120円
同一あて先割引 1年以内に同じあて先へ発送する 60円
複数口減額制度 同一のあて先に同時に2個以上の荷物を発送する 60円
ヤマト運輸 持込割 非会員が直営店・取扱店・コンビニへ持ち込む 100円
クロネコメンバーズの持込割 会員になって直営店へ持ち込む 150円
クロネコメンバー割 クロネコメンバーズ電子マネーカードで支払う 10%または15%
デジタル割 スマホや専用アプリなどで送り状を作成する 60円
佐川急便 - 営業所・サービスセンター・取次店へ持ち込む 100円
数量割引 1回に11個以上まとめて発送する 11~50個:10%
51~100個:15%

 

2-3.運送会社と特約を締結する

特約とは、運送会社と利用者の間で特別な条件を設けて結ぶ個別契約です。特約の締結は、ネットショップの運営者やネットオークションの出品者など、毎月大量の荷物を発送する人に適しています。

特約に関する情報はホームページなどに提示されていないため、最初に電話で問い合わせしなければなりません。問い合わせの際に特約を結びたい旨を伝えると、営業担当者から折り返しの連絡があり、発送する荷物の数や金額などに応じて見積もりが提示されます。その後の交渉を経て条件がまとまれば、特約の締結に至ることが通常の流れです。

ただし、発送する荷物の数が少ない場合、特約を契約できない可能性があります。原則、1か月に数百個の単位で荷物を発送することが、特約を締結する条件に含まれます。

 

まとめ

荷物の送料は、サイズや重さによって最安値の運送会社が異なります。荷物を安く送りたい場合は、複数の運送会社の送料を比較し、最安値となる1社を選択しましょう。また、各運送会社が提供しているさまざまな割引サービスを利用したり、特約を締結したりすると、安く発送できます。

荷物を安心・安全に発送するためには、適切な梱包資材を使用することも大切です。梱包資材としてダンボールを購入したいときは、豊富なサイズや材質の製品を展開する「アースダンボールのオーダーダンボール」をぜひご利用ください。

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