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ゆうパックでお酒を送れる?正しい品名の記載方法や梱包方法も
お酒をゆうパックで送る場合、アルコール度数に注意する必要があります。配送中の安全性を確保するために、アルコール度数の高すぎるお酒はゆうパックで送れません。また、ゆうパックで送れるお酒でも、アルコール度数や容量によっては、配達が遅れる場合があります。
この記事では、ゆうパックでお酒を送る場合の品名の記載方法や、お酒の梱包方法を解説します。さらに、お酒を送る場合に必要となるアイテムも紹介するので、ぜひご覧ください。
目次
1.ゆうパックでお酒を送れる?
アルコール度数が70度以下のお酒は、ゆうパックで発送できます。郵便物・ゆうメール・ゆうパケットに関しては、アルコール度数が60度未満の場合のみ送付可能です。日本郵便のサービスにおいて、酒類の取り扱いは下記の通り規約が定められています。
【ゆうパック】
アルコール度数 | 24度以下 | 24度超70度以下 | 70度超 | |
---|---|---|---|---|
1容器当たりの容量 | 制限なし | 5リットル以下 | 5リットル超 | 制限なし |
送付の可否 | 送れる | 送れる *1日~4日程度配達が遅れる場合がある |
送れない |
【郵便物・ゆうメール・ゆうパケット】
アルコール度数 | 24度以下 | 24度超60度未満 | 60度以上 |
---|---|---|---|
送付の可否 | 送れる | 送れる *1日~4日程度配達が遅れる場合がある |
送れない |
アルコール度数が24度を超えるお酒は、航空輸送できません。航空搭載地域や国内の遠方へ送付する際は、1日〜4日程度の遅延が生じる可能性があります。ゆうパックを利用する場合は、品名欄に「アルコール度数」も明記しましょう。
1-1.航空搭載地域とは
ゆうパックの配達に航空機が必要なエリアを「航空搭載地域」と呼びます。北海道から発送する場合、北海道以外の全国すべてのエリアが対象となります。同様に、沖縄県や東京都八丈島町なども他の都道府県はすべて航空搭載地域です。
航空搭載地域への配達は、航空機の安全を確保するために禁止品目が定められています。発火性のある危険物の発送は、航空機を使用するわけではありません。航空機輸送できない品物は陸路を使用するため、通常よりも1日〜4日程度遅れる場合があります。
航空機での輸送が制限されるものの1つが「引火性液体」です。アルコール度数が24度を超えるお酒は、引火性液体に該当します。お酒だけでなく、除光液のような化粧品もアルコールの濃度によっては航空機での輸送ができません。ゆうパックの内容品の記載欄は具体的に記入し、不明な点は郵便局員に問い合わせることが大切です。
2.ゆうパックでお酒を送る場合の正しい品名の記載方法
ゆうパックの品名欄は、中身が分かるように具体的に記載することが重要です。お酒は、アルコール度数と1容器当たりの内容量によって輸送方法が異なります。航空搭載地域に送る場合、詳しく記載されていないと航空機による輸送ができません。陸路での配送は、通常よりも時間がかかってしまいます。
アルコール度数24度以下の飲料であれば、「酒名+アルコール度数」を明記するのが、正しい品名の記載方法です。酒名とは商品名ではなく、焼酎・日本酒・ウイスキーのような種類を指します。アルコール度数24度超の飲料の場合、品名欄には「酒名+アルコール度数、1容器当たりの容量×本数」を記載します。1容器当たり5リットルを超える場合は、航空機での輸送ができません。
2-1.酒税法における酒類の分類
酒類は酒税法により、「発泡性酒類」「醸造酒類」「蒸留酒類」「混成酒類」の4種類に分類されます。さらに分類し、アルコール度数が24度以下に該当する酒類は次の通りです。
- 清酒
- 合成清酒
- みりん
- ビール
- 果実酒
- 甘味果実酒
- 発泡酒
- その他の醸造酒
上記はすべて、酒税法上「アルコール度数が24度以下」となっています。ゆうパックの品名欄には、「缶ビール」「日本酒」「ワイン」のように酒名だけを記載しても大丈夫です。お酒のメーカーや商品名を書いてもアルコール度数の明記とはなりません。酒名やアルコール度数をあわせて書きましょう。
3.ゆうパックで送るお酒の梱包方法
一升瓶やワインボトルは割れやすい品物であるため、梱包方法に注意が必要です。ゆうパックで発送する際の正しい梱包方法を紹介します。
(1)瓶を緩衝材で保護する
瓶に対して約2倍の緩衝材を用意します。緩衝材に対して瓶を斜めにして包み、瓶の首部分はねじって巻くことがポイントです。瓶の首に余った緩衝材をテープで密着させると割れにくくなります。
(2)瓶専用ケースに梱包する
通常のダンボールでも梱包可能ですが、瓶専用ケースを利用すると簡単に梱包できます。瓶のサイズに合わせたケースを使用するため、緩衝材が必要最低限で済み経済的です。ワインボトルや一升瓶を複数本並べて送ることができるケースもあります。
4.ゆうパックでお酒を送る場合に必要な梱包資材
ゆうパックで瓶入りのお酒を送る場合、ダンボール箱と緩衝材が必要です。お酒専用の資材があれば、梱包の手間を軽減でき、安全に配送できるメリットがあります。
(1)瓶専用ケース
お酒の瓶は形状が独特であるため、通常のダンボールだと安定性に欠けてしまいます。配送中の事故を避けるためにも、瓶専用ケースがおすすめです。
おすすめ商品
◆ワイン1本発送用ダンボール箱60サイズ
ワインボトルの発送に最適なサイズで、蓋がダブルロックタイプであるため外れにくい点が特徴です。丈夫な素材で、遠方の配送先にも安心して使えます。一般的な750mlのワインボトルに合わせた設計で、最大サイズ直径92mm、高さ340mmの瓶まで詰められます。ジュースや日本酒、焼酎の発送にもおすすめです。
◆ワイン2本入る60サイズ
宅配60サイズに対応し、一般的な750mlのワインボトル2本を梱包可能です。仕切りを外せばフラットな箱としても使用でき、幅広く活用できます。ワインボトルを2本入れ、高さ50cmからコンクリートの地面へ落としても割れなかったという実験結果もあるほどの強度です(ただし、落下角度や条件によっては破損する可能性があるため、絶対に割れないという保証ではありません)。
◆ワイン4本発送用箱(組仕切りセット)
ワインボトルが4本入る外箱と組み仕切りのセットです。直径約96mm、高さ340mmまでの瓶を収納でき、ジュースや日本酒、焼酎などのギフトボックスにもおすすめできます。組み仕切りの組み立ては簡単で、30秒もかかりません。仕切りの高さを低く設定しているため、冊子やパンフレットを同封できて便利です。
(2)緩衝材
緩衝材は、瓶を衝撃から守ったり、箱の隙間を埋めたりする資材です。エアキャップやミラーマットなどの種類があるので紹介します。
おすすめ商品
◆エアキャップ一般120
エアキャップは一般的な緩衝材で、カッターやハサミで簡単に加工できます。瓶を包んだ後も中身が見えるので、メルカリなどで売れた商品の発送に役立ちます。透明性が高く、詰め間違いや誤発送を防げます。ロール1本あたりの直径はおよそ40cmであるため、一般家庭でも保管場所に困りません。
◆ミラーマット400×400
クッションシートは、壊れやすい品物の梱包用に最適です。エアキャップに比べて全体の厚みが均一であるため、衝撃を吸収する効果があります。小さい品物の梱包にも適しており、お酒の発送以外でも使用できます。高級感があり、ギフトの梱包にもおすすめです。
◆ボトル保護メッシュ(白)
ワインボトルを保護するために最適な網目状の緩衝材です。ボトルの形に合わせて設計されているため、上から被せるだけで梱包できます。より高級感を出したい場合には、色違いの「ボトル保護メッシュ(黒)」がおすすめです。
(3)ケアマーク
ケアマークとは、輸送時に荷物の取り扱い方法を指示する印です。手書きする方法もありますが、シールタイプだと認識しやすいというメリットがあります。
おすすめ商品
◆われもの注意ロールシール
「われもの注意」のシールがロール状になっています。1枚ごとにミシン目が入っているため、必要な枚数だけ切り取れて便利です。あて名ラベルの近くに貼ると目立つため、配送中のトラブル回避に役立ちます。
まとめ
ゆうパックでは、70度を超えるアルコール度数のお酒は送れません。70度以下のお酒でも、24度を超えるお酒を5リットル超送る場合は、配達日数が遅れてしまいます。
ゆうパックを使用してお酒を送る場合は、瓶専用ケースや緩衝材、ケアマーク・シールを利用しなければなりません。梱包資材専門サイトの「アースダンボール」では、お酒を送るために必要な各種のアイテムを販売しております。お酒の梱包に必要なアイテムをお探しの方は、ぜひアースダンボールをご利用ください。