ライブ in ダンボール!■アースダンボール メルマガVOL76■2019年12月号
私はシングルマザー。
といっても一人息子はもう二十歳。就職もしました。
それで今でも息子と二人暮らし。
特に仲は良くも悪くもないんですけど、
あまり二人でおしゃべりすることも減りました。
でもあることがきっかけで、
息子が小さかった頃のような楽しい思い出が、またできたんです。
大きなダンボール箱のおかげで・・・
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私、小さいながらも運送会社をやってます。
従業員は私と相棒の二人だけですけど。
配送の車もタウンエース1台と軽トラック1台だけ。
実はあるクライアントさんの仕事をもう10年ほど請け負っています。
そのクライアントさんっていうのが・・・
あのイケメンタレントで有名なジャリーズ事務所。
ジャリーズのタレントさんが都内やその近郊でコンサートの日に、
ダンボールに入ったグッズ販売の商品を会場に運ぶ仕事なんです。
この仕事を請け負った当初は、
あまりアイドルに興味もなく、普通に商品を運んでいただけでした。
でも何年も、何カ所も商品を運んでいるうちに、
コンサートを観に来る子たちのパワーというか、
出演者に勝るとも劣らない派手な衣装に身を包み、
開園の何時間も前からグッズを買う長蛇の列ができ、
目をキラキラさせてテンションを高めて・・・
そこには、私が経験してこなかった青春があって、
いつも凄いな~、て思ってて。
いつか自分もジャリーズタレントさんのライブを観てみたい!
と思うようになっていました。
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そんなとある日曜日、
いつものようにジャリーズさんのコンサートの仕事がありました。
この日はいつもより大きくて重いグッズの販売があり、
かなり大きなダンボール箱を運ばなければなりませんでした。
二人なら運べるサイズでしたが、その日は相棒の休業日・・・
女性でも小柄な私一人じゃちょっときつい・・・
そこで私は息子に声をかけてみました。
私: 『ねえ、今度の日曜日、予定ある?
もし良かったら、バイト代払うからお母さんの仕事手伝ってくれない?
今度の荷物、大きくて一人じゃ運べなくて・・・』(-ω-`;)
息子:『ええ? ああ、いいよ、別に予定ないし・・・』(*´ー`)
私: 『よし、じゃあ決定!お願いするわね!
それから、実はね・・・・』(^▽^;)
息子:『実は?なに?』( ̄ー ̄?)
私: 『あのね、実はクライアントさんから、もし良かったらどうぞって、
この日のコンサートのチケット、2枚頂いたのよ・・・
後ろの方の席だけど、一緒に観ない??』(^▽^;)
息子:『はあ!? ええ~、、、じゃ、ジャリーズのライブかあ・・・
しかも母さんと! んま、まあいっか、そだね。いいよ。』(・・。)ゞ
私: 『いやったあああ~!!! 決定ね!じゃあ日曜日、宜しくね!』ヾ(〃^∇^)ノ
息子は明らかに気が進まない様子でしたが、
私は嬉しくてついついはしゃいでしまいました。
それはそれはウザい母親だったことでしょう。
___________
そして当日。
コンサート会場に到着するやいなや、
息子は大きなダンボール箱をひょいと持ってさっさと運んでしまい、
私が一緒に持つまでもなく、早々に運び終えてしまった。
さすがは男の子・・・
こりゃあかなわん、と感心しながらも、ちょっと悔しくもなった。
早々に仕事を終えた私達は、開場までの間、
グッズ販売所の横で長蛇の列を眺めながら待っていました。
『この・・・中に混じるのか・・・俺、大丈夫かな~・・・』(-"-;)
息子がボソッとつぶやいた。
私にとっては見慣れた光景でも、それを初めて見た息子は
開演前から伝わる観客のパワーに怖じ気づいた様子でした。
しかし、そんな息子の空気は開演と同時に一変しました。
___________
いよいよ開演時間。
前奏曲と共に徐々に落とされていく照明・・・
観客のテンションを一度底まで沈める・・・
前奏曲が終わり、全ての照明が落ち、暗闇と静寂の中・・・
遂に一曲目のドラムスティックのカウント!!
"ワン!トゥー!ワン、トゥー、スリー、フォー!!!"
ドッッッッッッカアアアアアアアアアアン!!!
サウンドと照明が一気に全開まで解放された!!!
まだオープニングだというのに、観客は一気に昇天させられた!
私は口をあんぐりあけたまま言葉を失った。
ふいに隣りの息子を見ると、私と同じように口が半開きで
ステージから目が離せないでいた・・・
心臓や骨の奥まで直接響いてくる迫力のサウンド・・・
色とりどりの鮮やかな計算しつくされた照明効果・・・
アイドルたちの魂の歌、叫び、飛び散る汗・・・
観客の歓声と熱狂、陶酔・・・
アイドルって、すごいんだな・・・
ステージの時間は瞬く間に過ぎて行った
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そしてフィナーレ。
実はこのライブのフィナーレにはお決まりの演出があった。
それは・・・最後に会場全体が一体になる感動の演出で、
会場内の全員が隣りの人と手をつなぎ、最後の曲を全員で大合唱する演出だった。
私と息子は、恥ずかしげもなく自然に手をつないだ。
久しぶりに握った息子の手・・・
その手は、とても大きく、強く、優しく、立派な手だった。
なるほど、大きなダンボール箱もちょちょいのちょいな訳だ。
本当に、
息子と手をつないだのなんて何年振りだろう。
不意に息子が小さかった頃をの思い出が沢山蘇り
不意に涙がこぼれてしまった。けど両手がふさがっていて拭くに拭けない。
私は息子に見えないように、息子と反対側に少しだけ顔を傾けた。
帰りの車の中、
私と息子はコンサートのおしゃべりを沢山楽しんだ。
こんな楽しいドライブは本当に久しぶりだった。
そして家に着いて車から降りる時、息子はこう言った。
『あのさ、また、、、また大きなダンボール箱だったらさ、手伝うよ。うん。』
『うん、ありがとう、またお願いね』
FIN
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【編集後記・へんしゅうこうき】
ダンボールって本当に、
ごく普通で、ありふれていて、どこにでもあって、
私達の生活の中にとても自然に存在していますよね。
でも、いやだからこそ、と言えるのでしょうか?
何か他の存在と重なり合った時にその思い出と共に、
そっと優しく、でも大きく強く、そして深く、
心に残ったりすることがあります。
この親子はきっと、これから大きなダンボールを見る度に、
この日の事を思い出すかもしれません。
私達はライブはできません。
でももし、この箱を作ったのが弊社だとしたら、
とても幸せです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
m(__;)m
12月某日 メルマガ編集長 やまぎし
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