ライブ in ダンボール!■アースダンボール メルマガVOL76■2019年12月号

私はシングルマザー。 といっても一人息子はもう二十歳。就職もしました。 それで今でも息子と二人暮らし。 特に仲は良くも悪くもないんですけど、 あまり二人でおしゃべりすることも減りました。 でもあることがきっかけで、 息子が小さかった頃のような楽しい思い出が、またできたんです。 大きなダンボール箱のおかげで・・・ (´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п ************************************************** 私、小さいながらも運送会社をやってます。 従業員は私と相棒の二人だけですけど。 配送の車もタウンエース1台と軽トラック1台だけ。 実はあるクライアントさんの仕事をもう10年ほど請け負っています。 そのクライアントさんっていうのが・・・ あのイケメンタレントで有名なジャリーズ事務所。 ジャリーズのタレントさんが都内やその近郊でコンサートの日に、 ダンボールに入ったグッズ販売の商品を会場に運ぶ仕事なんです。 この仕事を請け負った当初は、 あまりアイドルに興味もなく、普通に商品を運んでいただけでした。 でも何年も、何カ所も商品を運んでいるうちに、 コンサートを観に来る子たちのパワーというか、 出演者に勝るとも劣らない派手な衣装に身を包み、 開園の何時間も前からグッズを買う長蛇の列ができ、 目をキラキラさせてテンションを高めて・・・ そこには、私が経験してこなかった青春があって、 いつも凄いな~、て思ってて。 いつか自分もジャリーズタレントさんのライブを観てみたい! と思うようになっていました。 (´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п ************************************************** そんなとある日曜日、 いつものようにジャリーズさんのコンサートの仕事がありました。 この日はいつもより大きくて重いグッズの販売があり、 かなり大きなダンボール箱を運ばなければなりませんでした。 二人なら運べるサイズでしたが、その日は相棒の休業日・・・ 女性でも小柄な私一人じゃちょっときつい・・・ そこで私は息子に声をかけてみました。 私: 『ねえ、今度の日曜日、予定ある?     もし良かったら、バイト代払うからお母さんの仕事手伝ってくれない?     今度の荷物、大きくて一人じゃ運べなくて・・・』(-ω-`;) 息子:『ええ? ああ、いいよ、別に予定ないし・・・』(*´ー`) 私: 『よし、じゃあ決定!お願いするわね!     それから、実はね・・・・』(^▽^;) 息子:『実は?なに?』( ̄ー ̄?) 私: 『あのね、実はクライアントさんから、もし良かったらどうぞって、     この日のコンサートのチケット、2枚頂いたのよ・・・     後ろの方の席だけど、一緒に観ない??』(^▽^;) 息子:『はあ!? ええ~、、、じゃ、ジャリーズのライブかあ・・・     しかも母さんと! んま、まあいっか、そだね。いいよ。』(・・。)ゞ 私: 『いやったあああ~!!! 決定ね!じゃあ日曜日、宜しくね!』ヾ(〃^∇^)ノ 息子は明らかに気が進まない様子でしたが、 私は嬉しくてついついはしゃいでしまいました。 それはそれはウザい母親だったことでしょう。 ___________ そして当日。 コンサート会場に到着するやいなや、 息子は大きなダンボール箱をひょいと持ってさっさと運んでしまい、 私が一緒に持つまでもなく、早々に運び終えてしまった。 さすがは男の子・・・ こりゃあかなわん、と感心しながらも、ちょっと悔しくもなった。 早々に仕事を終えた私達は、開場までの間、 グッズ販売所の横で長蛇の列を眺めながら待っていました。 『この・・・中に混じるのか・・・俺、大丈夫かな~・・・』(-"-;) 息子がボソッとつぶやいた。 私にとっては見慣れた光景でも、それを初めて見た息子は 開演前から伝わる観客のパワーに怖じ気づいた様子でした。 しかし、そんな息子の空気は開演と同時に一変しました。 ___________ いよいよ開演時間。 前奏曲と共に徐々に落とされていく照明・・・ 観客のテンションを一度底まで沈める・・・ 前奏曲が終わり、全ての照明が落ち、暗闇と静寂の中・・・ 遂に一曲目のドラムスティックのカウント!! "ワン!トゥー!ワン、トゥー、スリー、フォー!!!" ドッッッッッッカアアアアアアアアアアン!!! サウンドと照明が一気に全開まで解放された!!! まだオープニングだというのに、観客は一気に昇天させられた! 私は口をあんぐりあけたまま言葉を失った。 ふいに隣りの息子を見ると、私と同じように口が半開きで ステージから目が離せないでいた・・・ 心臓や骨の奥まで直接響いてくる迫力のサウンド・・・ 色とりどりの鮮やかな計算しつくされた照明効果・・・ アイドルたちの魂の歌、叫び、飛び散る汗・・・ 観客の歓声と熱狂、陶酔・・・ アイドルって、すごいんだな・・・ ステージの時間は瞬く間に過ぎて行った (´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п ************************************************** そしてフィナーレ。 実はこのライブのフィナーレにはお決まりの演出があった。 それは・・・最後に会場全体が一体になる感動の演出で、 会場内の全員が隣りの人と手をつなぎ、最後の曲を全員で大合唱する演出だった。 私と息子は、恥ずかしげもなく自然に手をつないだ。 久しぶりに握った息子の手・・・ その手は、とても大きく、強く、優しく、立派な手だった。 なるほど、大きなダンボール箱もちょちょいのちょいな訳だ。 本当に、 息子と手をつないだのなんて何年振りだろう。 不意に息子が小さかった頃をの思い出が沢山蘇り 不意に涙がこぼれてしまった。けど両手がふさがっていて拭くに拭けない。 私は息子に見えないように、息子と反対側に少しだけ顔を傾けた。 帰りの車の中、 私と息子はコンサートのおしゃべりを沢山楽しんだ。 こんな楽しいドライブは本当に久しぶりだった。 そして家に着いて車から降りる時、息子はこう言った。 『あのさ、また、、、また大きなダンボール箱だったらさ、手伝うよ。うん。』 『うん、ありがとう、またお願いね』 FIN (´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п **************************************************     【編集後記・へんしゅうこうき】 ダンボールって本当に、 ごく普通で、ありふれていて、どこにでもあって、 私達の生活の中にとても自然に存在していますよね。 でも、いやだからこそ、と言えるのでしょうか? 何か他の存在と重なり合った時にその思い出と共に、 そっと優しく、でも大きく強く、そして深く、 心に残ったりすることがあります。 この親子はきっと、これから大きなダンボールを見る度に、 この日の事を思い出すかもしれません。 私達はライブはできません。 でももし、この箱を作ったのが弊社だとしたら、 とても幸せです。 最後までお読み頂きありがとうございました。 m(__;)m 12月某日 メルマガ編集長 やまぎし (´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п(´o`)п ************************************************** ■このメルマガへの感想、ご意見、ご不満、応援メッセージなどは、 このメールへそのままご返信ければOKです。 ┏┏┏┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┏╋┏  株式会社アースダンボール ┏┏■  362-0811 埼玉県北足立郡伊奈町西小針7丁目17番地 ┏         TEL:048-728-9202 FAX:048-728-9130 ┃         mail:info@bestcarton.com ┃    http://www.bestcarton.jp/ (オーダーメイド) ┃    http://www.bestcarton.com/ (既 製 品) ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆☆☆ アースダンボールお勧め新商品 ☆☆☆ ■ドキュメントケースを颯爽と持ち歩く姿が、 あなたを"できる男""できる女"に変身させる!? ただ機能的なだけじゃない。カッコよく持ち歩ける箱。 商品ID 0479【A3/B3サイズ対応】持ち手付きケース はこちらです↓↓ https://www.bestcarton.com/cardboard/box/0479.html  ■"できる男""できる女"に更に清潔感をプラス! 全面ホワイトで更なるイメージアップをしよう。 商品ID 0480【A3/B3サイズ対応】持ち手付きケース(白) はこちらです↓↓ https://www.bestcarton.com/cardboard/box/0480.html  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━     ☆☆☆ その他のお知らせ ☆☆☆ ■メルマガ編集長がアカウント運営を兼任(^^) ツイッターとフェイスブックはこちらです↓↓ ツイッター:https://twitter.com/hakoshokunin  フェイスブック:https://www.facebook.com/bestcarton/  ■メルマガバックナンバーがWEBページになりました。 "過去号を全部見たい"という方はこちらのページへどうぞ↓↓ http://www.bestcarton.com/profile/magazin/#BackNumber  ■メルマガ不要の場合は、こちらのURLから解除下さいませ。 https://plus.combz.jp/connectFromMail/leave/yapb8775

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