いじっぱりJK ~龍子と鶴子~ 前編■アースダンボール メルマガVOL134■2022年5月号
暴力じゃなくダンスで決着をつけよう!
1970年代初頭のニューヨーク・サウスブロンクス地区。
ストリートギャングが生み出した決着方法、ブレイクダンス。
そしてここ、日本にはこんな逸話がある。
台頭する二大勢力の争いを止めたのはダンボールだった。
これは、ダンボールの運命に導かれた二人の少女の物語。
(´o`)п(´o`)п(´o`)п
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ある地方の県にあるウミガメ市・・・
このウミガメ市には東西を分断する二大勢力があった。
勢力と言ってもケンカや抗争に明け暮れる組織ではなく、
若者達の治安維持や近隣地域の脅威から市内を守る、
いわばガーディアンズ的な組織。
そしてそれぞれの組織のリーダーが・・・
東高校の『月島龍子』。戦闘時にはピンクのシュシュを装着。
西高校の『星野鶴子』。戦闘時には黄色いシュシュを装着。
二人の戦闘スタイルは秒殺を超える瞬殺、まさに閃光。
ついた異名が
"ピンクフラッシュ(ピンクの閃光)の龍子"
"イエローフラッシュ(黄色の閃光)の鶴子"
二人の名は県下全体にまで轟いていた。
ただ、二人は何故かめちゃくちゃ仲が悪かった。
それぞれの組織のテリトリーこそ別ではあるが、
どっちの実力が上かでちょこちょこ小競り合いが起きる。
しかし実力拮抗の二人の決着は未だについていない。
ただ二人には意外な共通点があった。
龍子には5歳になる双子の弟、タクとリクが居て、
鶴子には5歳になる双子の妹、ミナとリナが居る。
この弟と妹の存在が二人を予想外の場所で出会わせた。
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ある週末、ウミガメ市の大型ショッピングモールで
ダンボール遊園地のビッグイベントが予定されていた。
日本有数のダンボール関連企業が共同で開催する、
国内最大級の超ビッグダンボールイベントだった。
そして龍子の家では・・・
『龍子姉ちゃん!ダンボール遊園地行きたい~!!』c(`Д´)(`Д´)
『あ~!うっせえ!わかったから静かにしろ!!』(#゚Д゚)
『わ~い、やった~!遊園地遊園地~!』ヽ(*゚▽゚)ノヽ(*゚▽゚)ノ
(伊達メガネかけておさげすりゃバレねえか)ε-(‐口‐;)
一方鶴子の家でも・・・
『鶴お姉ちゃん!ダンボール遊園地連れてけ~!!』c(`Д´)(`Д´)
『うるせえ!連れてってやるから少し黙ってろ!!』(#゚Д゚)
『わ~い、やっほ~!遊園地遊園地~!』ヽ(*゚▽゚)ノヽ(*゚▽゚)ノ
(伊達メガネとおさげで変装するか)ε-(‐ω‐;)
二人は弟、妹にせがまれこのイベントに行くことになった。
しかも変装用に"伊達メガネにおさげ"という発想まで同じだった。
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そしてイベント当日・・・
お約束通りの展開で両グループは入口で鉢合わせた!!
『な!!お、お前は鶴子!!何でここに!』Σ(゚口゚;)
『り、龍子!!お前こそなんでここに!』∑(=゚ω゚=;)
『はあ!?おめーにゃあ関係ねえだろう!!』Σ(゚口゚;)
『そっちこそ!そのダセえメガネとおさげは何だ!』∑(=゚ω゚=;)
『おめーも同じだろうが!何ならここで決着付けるか!』Σ(゚口゚;)
『いい度胸だ!今日こそ決着つけてやんよ!』∑(=゚ω゚=;)
『ねえ龍子姉ちゃん、この人お友達~??』(゚∀゚)(゚∀゚)
『ねえ鶴お姉ちゃん、この人お友達なの?』(・▽・*)(・▽・*)
『え、そ、そ、、そ~なんだよ、お友達でさ~』Σ(~ロ~;)
『おほほ、そう、とっても仲良しなんだ、ぜ~』Σ(~ω~;)
『そっかー!じゃあ皆で一緒に遊ぼうよ!』(゚∀゚)(゚∀゚)
『うん、そうしよう~!わ~い!』(・▽・*)(・▽・*)
(なんだ?てめーんとこのその可愛い弟達は!!)Σ(゚口゚;)
(あん?てめーの妹達もめちゃカワじゃねえか!)∑(=゚ω゚=;)
(仕方ねえ、今日は休戦だ・・・)( ̄口 ̄;)
(そ、そうするしかねえな・・・)( ̄ω ̄;)
こうして龍子と鶴子は謀らずも一緒に行動する事になった。
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御一行は最初のアトラクション、
ダンボール迷路コーナーにやって来た・・・
『絶対てめーより先にクリアしてやんよ!』Σ(゚口゚;)
『ああ?誰に向かって言ってんだコラ!!』∑(=゚ω゚=;)
こうして二人は兄弟そっちのけで迷路に入りこんだ。
15分後・・・
『はあ、はあ、はあっ、鶴子、私の、勝ちだ!!』(´Д`;)
『はあ、はあ、何言ってんだ龍子、同時だろ!!』( ̄Д ̄;)
『よ~し、なら次はあれで勝負だ!!』Σ(゚口゚;)
『いいだろ、負けて吠えずらかかしたる!』∑(=゚ω゚=;)
『お姉ちゃん達とっても楽しそうだね~』(゚∀゚)(゚∀゚)
『うん、二人とも仲いいんだね~』(・▽・*)(・▽・*)
二人は兄弟そっちのけで次のアトラクション、
ダンボールキャタピラコーナーに向かってしまった。
果たして二人はこの後ダンボール遊園地を楽しめるのか!?
ダンボールは二人にどんな運命を仕掛けるのか!?
To Be Continued ~次号へ続く~
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【編集後記】
何と申しますか・・・
今回執筆を進めていてどうしても違和感がありまして、
それは・・・
ヤンキーの言葉遣いってこんな感じでいいのかな!?
ということでして^^;
なんせいい子ちゃんだったので実務経験が無くて。
もしお詳しい方がいらっしゃったら、ご査証頂ければ幸いです。
(お手柔らかにお願いしますね!!)
さて次号では龍子と鶴子の遊園地での暴れっぷりが・・・!!
果たして二人は心を通わすことができるのか!?
ぜひお楽しみにしていて下さい^^
最後までお読み下さりありがとうございました。
m(__;)m
5月某日 ライティング兼編集長:メリーゴーランド