いじっぱりJK ~龍子と鶴子~ 前編■アースダンボール メルマガVOL134■2022年5月号

暴力じゃなくダンスで決着をつけよう! 1970年代初頭のニューヨーク・サウスブロンクス地区。 ストリートギャングが生み出した決着方法、ブレイクダンス。 そしてここ、日本にはこんな逸話がある。 台頭する二大勢力の争いを止めたのはダンボールだった。 これは、ダンボールの運命に導かれた二人の少女の物語。 98-2 (´o`)п(´o`)п(´o`)п **************************** ある地方の県にあるウミガメ市・・・ このウミガメ市には東西を分断する二大勢力があった。 勢力と言ってもケンカや抗争に明け暮れる組織ではなく、 若者達の治安維持や近隣地域の脅威から市内を守る、 いわばガーディアンズ的な組織。 そしてそれぞれの組織のリーダーが・・・ 東高校の『月島龍子』。戦闘時にはピンクのシュシュを装着。 西高校の『星野鶴子』。戦闘時には黄色いシュシュを装着。 二人の戦闘スタイルは秒殺を超える瞬殺、まさに閃光。 ついた異名が "ピンクフラッシュ(ピンクの閃光)の龍子" "イエローフラッシュ(黄色の閃光)の鶴子" 二人の名は県下全体にまで轟いていた。 ただ、二人は何故かめちゃくちゃ仲が悪かった。 それぞれの組織のテリトリーこそ別ではあるが、 どっちの実力が上かでちょこちょこ小競り合いが起きる。 しかし実力拮抗の二人の決着は未だについていない。 ただ二人には意外な共通点があった。 龍子には5歳になる双子の弟、タクとリクが居て、 鶴子には5歳になる双子の妹、ミナとリナが居る。 この弟と妹の存在が二人を予想外の場所で出会わせた。 (´o`)п(´o`)п(´o`)п **************************** ある週末、ウミガメ市の大型ショッピングモールで ダンボール遊園地のビッグイベントが予定されていた。 日本有数のダンボール関連企業が共同で開催する、 国内最大級の超ビッグダンボールイベントだった。 そして龍子の家では・・・ 『龍子姉ちゃん!ダンボール遊園地行きたい~!!』c(`Д´)(`Д´) 『あ~!うっせえ!わかったから静かにしろ!!』(#゚Д゚) 『わ~い、やった~!遊園地遊園地~!』ヽ(*゚▽゚)ノヽ(*゚▽゚)ノ (伊達メガネかけておさげすりゃバレねえか)ε-(‐口‐;) 一方鶴子の家でも・・・ 『鶴お姉ちゃん!ダンボール遊園地連れてけ~!!』c(`Д´)(`Д´) 『うるせえ!連れてってやるから少し黙ってろ!!』(#゚Д゚) 『わ~い、やっほ~!遊園地遊園地~!』ヽ(*゚▽゚)ノヽ(*゚▽゚)ノ (伊達メガネとおさげで変装するか)ε-(‐ω‐;) 二人は弟、妹にせがまれこのイベントに行くことになった。 しかも変装用に"伊達メガネにおさげ"という発想まで同じだった。 ___________ そしてイベント当日・・・ お約束通りの展開で両グループは入口で鉢合わせた!! 98-2 『な!!お、お前は鶴子!!何でここに!』Σ(゚口゚;) 『り、龍子!!お前こそなんでここに!』∑(=゚ω゚=;) 『はあ!?おめーにゃあ関係ねえだろう!!』Σ(゚口゚;) 『そっちこそ!そのダセえメガネとおさげは何だ!』∑(=゚ω゚=;) 『おめーも同じだろうが!何ならここで決着付けるか!』Σ(゚口゚;) 『いい度胸だ!今日こそ決着つけてやんよ!』∑(=゚ω゚=;) 『ねえ龍子姉ちゃん、この人お友達~??』(゚∀゚)(゚∀゚) 『ねえ鶴お姉ちゃん、この人お友達なの?』(・▽・*)(・▽・*) 『え、そ、そ、、そ~なんだよ、お友達でさ~』Σ(~ロ~;) 『おほほ、そう、とっても仲良しなんだ、ぜ~』Σ(~ω~;) 『そっかー!じゃあ皆で一緒に遊ぼうよ!』(゚∀゚)(゚∀゚) 『うん、そうしよう~!わ~い!』(・▽・*)(・▽・*) (なんだ?てめーんとこのその可愛い弟達は!!)Σ(゚口゚;) (あん?てめーの妹達もめちゃカワじゃねえか!)∑(=゚ω゚=;) (仕方ねえ、今日は休戦だ・・・)( ̄口 ̄;) (そ、そうするしかねえな・・・)( ̄ω ̄;) こうして龍子と鶴子は謀らずも一緒に行動する事になった。 ____________________ 御一行は最初のアトラクション、 ダンボール迷路コーナーにやって来た・・・ 『絶対てめーより先にクリアしてやんよ!』Σ(゚口゚;) 『ああ?誰に向かって言ってんだコラ!!』∑(=゚ω゚=;) こうして二人は兄弟そっちのけで迷路に入りこんだ。 15分後・・・ 『はあ、はあ、はあっ、鶴子、私の、勝ちだ!!』(´Д`;) 『はあ、はあ、何言ってんだ龍子、同時だろ!!』( ̄Д ̄;) 『よ~し、なら次はあれで勝負だ!!』Σ(゚口゚;) 『いいだろ、負けて吠えずらかかしたる!』∑(=゚ω゚=;) 『お姉ちゃん達とっても楽しそうだね~』(゚∀゚)(゚∀゚) 『うん、二人とも仲いいんだね~』(・▽・*)(・▽・*) 二人は兄弟そっちのけで次のアトラクション、 ダンボールキャタピラコーナーに向かってしまった。 果たして二人はこの後ダンボール遊園地を楽しめるのか!? ダンボールは二人にどんな運命を仕掛けるのか!? To Be Continued ~次号へ続く~ (´o`)п(´o`)п(´o`)п ****************************     【編集後記】 何と申しますか・・・ 今回執筆を進めていてどうしても違和感がありまして、 それは・・・ ヤンキーの言葉遣いってこんな感じでいいのかな!? ということでして^^; なんせいい子ちゃんだったので実務経験が無くて。 もしお詳しい方がいらっしゃったら、ご査証頂ければ幸いです。 (お手柔らかにお願いしますね!!) さて次号では龍子と鶴子の遊園地での暴れっぷりが・・・!! 果たして二人は心を通わすことができるのか!? ぜひお楽しみにしていて下さい^^ 最後までお読み下さりありがとうございました。 m(__;)m 5月某日 ライティング兼編集長:メリーゴーランド

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