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ダンボールを処分する3つの方法|捨てる際の注意点も解説
通信販売の利用や引越しなど、日常生活や仕事場でダンボールを処分する機会は多く存在します。その際、ダンボールを燃えるゴミとして出してよいのか迷う人もいるでしょう。結論から言うと、ダンボールは通常の可燃ゴミとは処分方法が異なります。そのため、ダンボールを捨てる際には注意が必要です。
当記事では、ダンボールを処分する際の3つの方法と注意点を解説します。引越しで生じた大量のダンボールを処分する方法や、業者に依頼する際のポイントもまとめているため、ダンボールの処分方法で悩んでいる人は参考にしてください。
目次
1.ダンボールは燃えるゴミで処分できる?
引越しや通販などでたまったダンボールを捨てる際、燃えるゴミとして処分する人は多いでしょう。実は、ダンボールは燃えるゴミではなく、資源ゴミとして処理することが正解です。
ダンボールの原料は紙と木材のため、リサイクルが可能です。ダンボールを資源ゴミとして処分することで資源物として活用でき、地球温暖化や森林伐採などの環境破壊の防止につながります。汚れたダンボールや細かくなったダンボールは可燃ゴミでもOKですが、つぶした状態のきれいなダンボールは資源ゴミとして処分する必要があります。
自治体によるダンボールの回収は、週に1回程度の頻度で行われることが一般的です。きれいなダンボールは資源ゴミの回収に出し、汚れたダンボールは細かく破って可燃ゴミの日に出しましょう。
なお、指定の場所以外にダンボールを捨てることは不法投棄にあたり、法律違反となります。廃棄物処理法では、個人が不法投棄を行った場合「5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、またはその両方の刑に処する」という罰則を定めています。ダンボールを不法投棄することはやめましょう。
2.自治体のルールに従いダンボールを処分する
ダンボールを処分する際は、自治体のルールに従って処分する方法が一般的です。自治体によるダンボールの回収日は住んでいる地域によって異なるため、自治体のホームページなどでダンボールの回収場所や処分方法を確認しましょう。
自治体でダンボールを処分する方法は、費用をかけずに処分できる点が大きなメリットです。ダンボールの枚数が大量ではない限り、できるだけ自治体の回収を利用することをおすすめします。
2-1.自治体でダンボールを処分する際のポイント
自治体でダンボールを処分する際は、以下のポイントを守りましょう。
〇伝票やテープをはがして捨てる
ダンボールに伝票やテープが残っているとリサイクルできません。ダンボールに付いている不要な伝票などはすべてはがし、箱をつぶした状態で回収に出すようにしましょう。
〇ダンボールの大きさを揃えて捨てる
自治体でダンボールを処分する際は、大きさを揃える必要があります。異なるサイズのダンボールが複数枚ある場合、それぞれの大きさに分類して捨ててください。
〇回収しやすいように紐で縛って1つにまとめる
処分するダンボールが複数枚ある場合は、自治体の資源回収業者が扱いやすいように、サイズごとに紐で縛ってまとめます。ガムテープなどを使ってまとめるとリサイクルできなくなるため、必ず紐を使って1つにまとめてください。
〇自分でゴミ捨て場に持って行く
自治体でダンボールを処分してもらう場合は、自分でゴミ捨て場に持って行きましょう。自治体では自宅ごとの資源回収は行っていないため、収集日の朝に回収拠点まで持って行く必要があります。
3.引越し業者にダンボール処分を依頼する
引越し用のダンボールはサイズが大きく、枚数も多くなりやすいため、自分で処分すると手間がかかります。引越しで生じたダンボールは、引越し作業のついでに処分を依頼できる可能性があるため、まずは引越し業者に問い合わせてみましょう。
引越し作業のついでにダンボールの処分を依頼できれば、自分で廃棄する手間がかからず、新居での新しい生活をスムーズに始められます。
3-1.引越し業者に依頼する際のポイント
引越し業者によって、ダンボール処分の対応は異なります。引越しで生じたダンボールを処分する際は、以下のポイントに注意しましょう。
〇処分費用が別で請求される場合がある
引越しで使ったダンボールを処分する費用は、引越し費用と別に請求される場合があります。また、1回目の処分は無料でも、2回目以降の処分は有料になる引越し業者も存在するため、見積もり時にダンボール処分費用について確認しておくことが大切です。
〇引越しから期間が経ちすぎると回収できない
引越し業者によるダンボール処分には、回収期限が設けられていることがあります。無料の回収サービスを行っている引越し業者でも、引越しから数か月以内などの制限が設けられている可能性があるため、できるだけ早めの処分を心がけましょう。
〇時期によって料金が発生する場合がある
引越し業界には、繁忙期と閑散期があります。比較的余裕のある閑散期は無料でダンボール回収を受け付けてくれても、繁忙期には処分が有料になるケースもあるため注意が必要です。以前使用したことがある引越し業者でも、その都度必ずサービス内容を確認しましょう。
4.古紙回収業者・不用品回収業者にダンボール処分を依頼する
大型のダンボールや大量のダンボールを処分する場合は、古紙回収業者や不用品回収業者に処分を依頼すると便利です。各家庭まで直接引き取りに来てくれるだけでなく、ダンボール以外の不用品の回収も一緒に依頼できます。
ダンボールや古雑誌など、紙類の回収は古紙回収業者が専門です。小型家電や布類など、紙以外の不用品がある場合は、不用品回収業者を利用してください。
4-1.古紙回収業者・不用品回収業者に依頼する際のポイント
古紙回収業者や不用品回収業者に依頼する際は、以下のポイントに注意しましょう。場合によってはトラブルにつながる可能性もあるため、あらかじめ回収業者について調べておくことが大切です。
〇回収費用がかかる場合が多い
古紙回収業者や不用品回収業者にダンボールを処分してもらう際、基本的には回収費用がかかります。買取や無料回収が可能な業者もいますが、ダンボールや古紙類の場合は、トラック1台分などかなりの量がないと無料では対応してもらえないでしょう。
〇状態によっては回収してもらえない
古紙回収業者では、引き取ったダンボールや新聞などの古紙をリサイクルします。濡れたダンボールや、発泡スチロールなどの不要物が残ったダンボールはリサイクルできないため、回収してもらえない可能性があります。古紙回収業者に引き取りを依頼する際は、回収の条件やダンボールの状態について事前に確認しておきましょう。
〇悪質業者に注意する必要がある
回収業者を探す際は、インターネット検索やチラシなどの広告で調べることが一般的です。しかし、回収業者の中には高額な処分費用を請求する悪質な業者がいます。トラブルを避けるためには、複数の回収業者から見積もりを取る方法がおすすめです。また、自治体による一般廃棄物収集運搬業の許可の有無も、信頼できる業者を見分けるポイントとなります。
5.ダンボールを処分する際の2つの注意点
ダンボールは、一般的な可燃ゴミと違って取り扱いに注意が必要です。ダンボールを処分する際には、次の2つのポイントに気を付けましょう。
〇湿気に弱いため置き場所に注意する
ダンボールは丈夫でしっかりしているイメージがありますが、実は非常に湿気に弱いという性質があります。水に濡れると原形をとどめないほど型崩れしてしまい、資源としてリサイクルできなくなります。そのため、ダンボールを処分するまでの間は湿気の少ない場所で保管してください。
〇個人情報の漏えいに注意する
通信販売などで送られてきたダンボールを処分する際は、個人情報の漏えいに十分注意しましょう。伝票やシールをはがしても、ダンボール本体に個人情報が残っているケースがあります。住所や氏名、電話番号などが書かれた部分には、油性ペンで黒く塗りつぶすなどの対策が必要です。
まとめ
ダンボールを破棄する際は、自治体の決まりに従って資源ゴミとして処分しましょう。ダンボールが汚れている場合は、細かく破って燃えるゴミの日に出します。
引越しで生じたダンボールは、引越し業者に引き取りを依頼すると便利です。処分するダンボールが多い場合は、古紙回収業者や不用品回収業者に依頼することもできます。ただし、ダンボールは湿気に弱く、個人情報が残りやすいため、取り扱いには注意が必要です。
ダンボールの処分に迷っている人は、ぜひ当記事で紹介した内容を参考にし、回収ルールを守って正しく処分しましょう。