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化粧箱とは?種類や構造から導入するメリット・デメリットまで
化粧箱は、ただ中身を守るための入れものではなく、商品に付加価値を与えるツールの1つです。サラダ油や缶ビールのように何気なく消費するものでも、ギフト用の化粧箱に入れることで立派な進物となります。また、ギフトの箱を開ける体験そのものによって喜びを感じることもしばしばです。
今回は、化粧箱の概要と化粧箱を導入するメリット・デメリットなどについて解説します。メリットだけでなく注意点にもしっかり目を向けながら、化粧箱を賢く活用しましょう。
1.化粧箱とは?
化粧箱は商品の保護や包装に用いられる紙製の箱であり、商品の見栄えやイメージをよくする役割を持っています。商品を直接見ながら買うことが難しいネット通販などでは、商品の第一印象を大きく左右するアイテムといっても過言ではありません。
古来より、日本には贈答品や貴重品を上質な和紙・風呂敷などで包む文化がありました。中身を保護しつつ、見た目の美しさや扱いやすさにこだわった包み方を追求することで、相手への思いやりを示したと言われています。
古い慣習が薄れつつある現代の贈りものにも、TPOにふさわしい化粧箱が欠かせません。のしや包装紙を変えるだけでも雰囲気は変わりますが、化粧箱にもこだわることでより印象に残りやすくなるでしょう。
1-1.化粧箱の構造
化粧箱の構造は、表面加工・素材・形状の3要素によって決まります。
一般的な化粧箱の素材は、ティッシュペーパーの箱などに用いられる白板紙(しろいたがみ)と、酒瓶の箱などに多用される貼合紙(てんごうし)です。箱の表面に文字や絵を印刷し、印刷面をニスやフィルムなどで加工するとデザイン性を高めることができます。
化粧箱の形状は、用途や入れるものに合わせて選ぶことが重要です。組み立て後のサイズや素材は同じでも、形状が異なれば強度や製造コストは変わります。
1-2.化粧箱の種類4選
ここでは、多くある化粧箱の中でも代表的な4種類を紹介します。
〇キャラメル式
もっとも一般的なキャラメル式は、筒状に貼り合わせた胴部と差し込み式の蓋2つからなる箱です。蓋を閉める前に両端のフラップを内側に折り込むことで四隅の隙間を減らし、蓋をしっかりロックできます。入れるもののサイズや重さに合わせて、縦方向・横方向どちらでも使えることがポイントです。
〇キャリー式
ケーキ箱として有名なキャリー式の最大の特徴は、上部にある取っ手です。取っ手のおかげで箱の上下がわかりやすくなり、誤って箱を倒したりひっくり返したりするリスクが低くなります。特性上、あまり厚みのない紙で作ることが多く、底面をワンタッチ底と同じ構造にして強度を上げる場合がほとんどです。
〇ワンタッチ底
箱を組み立てると内側に折りたたまれていた底面が広がり、文字通りワンタッチで箱を組み立てることができます。組み立て手順がシンプルであることから、大量生産品などにおすすめです。また、底面をしっかり貼り合わせてあるため、キャラメル式よりも強度が高くなります。
〇スリーブ
両端に蓋がない筒状のスリーブは、蓋のない身箱や蓋身式組箱と組み合わせて使う箱です。開封時にスリーブをスライドする必要がありますが、あえて手間をかけることで高級感を演出できます。また、プラスチック製の箱や角型の缶などとセットで使うことも可能です。
2.化粧箱のメリット・デメリット
化粧箱には多くのメリットがありますが、選び方や使い方を間違えると思わぬところで損をしかねません。化粧箱の導入を検討する際は、見た目や種類だけにとらわれずさまざまな観点からじっくり吟味しましょう。
ここでは、化粧箱のメリット・デメリットについて解説します。
2-1.メリット1:ブランディングができる
化粧箱の表面に文字・ロゴ・イラストなどを印刷すると、何がどれだけ入っているのかひと目でわかり、商品を印象付けることができます。店頭販売の場合、箱を開けなくても商品の魅力が伝わる化粧箱を用いることで、購買意欲を高めやすくなるでしょう。
商品を上質な素材の箱や個性的なデザインの箱に入れると、ほかの商品と差別化を図りやすくなり、開封が楽しくなる点もメリットです。有名ブランド品の箱そのものに価値を見出す人も多く、フリマアプリやオークションサイトで空き箱だけが販売されるケースも少なくありません。
2-2.メリット2:自由度が高く制作できる
印刷技術や表面加工技術を駆使して、美しく個性的な見た目や高級感あふれる手触りの化粧箱を作ることができます。反対に、簡素な包装を用いて梱包・輸送コストの削減や、ゴミ削減を図ることもよい方法です。ブランドイメージに合わせた商品パッケージを作成できれば、利益の向上につなげられるでしょう。
商品の大きさや形状によっては規格サイズの箱にうまく入らなかったり、隙間が多すぎて箱の中身が偏ったりするケースも少なくありません。そのような場合は、オーダーメイドの化粧箱を用いることがおすすめです。
2-3.デメリット1:コストが高くなりやすい
化粧箱の素材やデザインにこだわるほど複雑な加工が必要となり、加工代が高くなります。デザインを外注する場合は、デザイン料が上乗せされる点にも注意が必要です。可能であれば、自分でデザインをするとコストを抑えられるでしょう。
グラスなどデリケートなものを梱包するときは、開封されるまで中身の破損・劣化を防ぐことも重要です。外部の衝撃や湿気から中身を守れるよう箱の強度を高めつつ、中の仕切りや緩衝材を使用しましょう。
2-4.デメリット2:大きいサイズの制作が難しい
一般的なダンボール箱は長いロール紙から切り出して製造されるため、テレビや洗濯機など大物向けの箱もスムーズに製造できます。一方、化粧箱は四角の板紙から切り出して作る場合がほとんどです。
一般規格品の板紙の中ではL判(1,100mm×800mm)が最大であり、L判で作れないサイズの箱を作る場合は高価な特注サイズの板紙を用います。条件次第では複数のL判をつなぎ合わせて作ることもできますが、コストと手間が増えてしまいます。大きめの化粧箱を作りたい場合は、サイズはもちろん強度についてもしっかり検討しましょう。
3.化粧箱の導入はアースダンボールがおすすめ
「アースダンボール」ではさまざまなサイズ・形状の箱を取り扱っており、1個からでもご注文いただけます。即日出荷可能な既製品が多く、化粧箱や配送・保管用の梱包資材をすぐ準備しなければならないときも安心です。
業界トップクラスの最新デジタル設備を所有するアースダンボールでは、フルオーダー・セミオーダーによるオリジナルパッケージの製作が可能です。シンプルなロゴマーク印刷から高精細な全面フルカラー印刷、高級感あふれる箔押し印刷まで柔軟に対応し、商品の差別化とブランディングに貢献します。
AIを用いた個別原価計算によって適正かつスピーディーな見積を行っていることも、アースダンボールの魅力です。少しでもコスパを高めたいときはもちろん、「他社でオーダーメイドを断られた」「店頭ディスプレイ用のダンボールも作ってほしい」といったご相談にも対応します。
このほかにも、化粧箱や梱包関連のお悩み・ご要望があれば、お気軽にアースダンボールまでお問い合わせください。
おすすめ化粧箱
かぶせ蓋型洋菓子業務用化粧箱(サブレ・ドーナツ他)茶/こげ茶-LLサイズ
模様の入った茶とこげ茶の2色使いのシックなギフト用貼り箱。身側が2重構造になっている「印籠(いんろう)タイプ」で、内部も金色で光沢がある豪華な貼り箱です。サブレやドーナッツなどのお菓子のアソート用のギフトボックスにピッタリです。サイズはM/L/LLの3種類、カラーは「茶/こげ茶・花柄」の2色をご用意しています。
- 単価 687.8円~(税込)
- 240×240×65(深さ)mm
- 即日
ジャム瓶用かぶせ蓋型贈り物箱ベリーレッド-Mサイズ
えんじ色の本体に、側面にゴージャスな金色のラインが入ったジャム瓶用の貼り箱ケース。高級ジャムのギフト用パッケージにお勧めです。蓋を開けた時の金色の仕切りが高級感を演出し、さらにリボンをかけると可愛く仕上がります。中には直径59mm、高さ83mmまでの瓶が2本入れられます。箱のカラーはベリーレッドとクリームの2種類、3本入りタイプのLサイズもご用意しています。
- 単価 301.2円~(税込)
- 124×59×83(深さ)mm
- 即日
丸型かぶせ蓋付スイーツギフト用BOX(パイ・バウムクーヘン他)ピンク-Lサイズ
模丸型で側面から覗くの金色のラインが高級感を演出するお菓子用のギフト用貼り箱。パイやバウムクーヘン、クッキーなどの贈答用のパッケージに最適です。受け取った後、小物入れとしてお使いいただける上品な一品です。S/M/Lの3サイズ、カラーは「紺、赤、オレンジ、ピンク、アイボリー」の5色をご用意しています。
- 単価 501.6円~(税込)
- 即日
ピローケース型アクセサリーボックス黒-Mサイズ
あっという間に組立てて包装できる、ピロータイプの箱。綺麗な黒の光沢の厚紙を使った箱で、アクセサリーや小物のラッピングにぴったりです。リボンをかけるとプレゼント用ラッピングとして綺麗に見えます。
- 単価 93.8円~(税込)
- 73×73×26(深さ)mm
- 即日
まとめ
化粧箱は、商品を保護しつつより見栄えよく装うための紙箱であり、中身の形状・重さ・用途などによってさまざまな選択肢があります。より自由度の高いデザインにしたい場合は、フルオーダー品やセミオーダー品もおすすめです。
化粧箱にこだわることでブランディング効果が高まりますが、予想以上に製造コストや手間がかかってしまうことも少なくありません。無駄なコストを省きつつイメージに合った化粧箱を準備したいときは、アースダンボールまでお気軽にご相談ください。