- ダンボール通販・購入 トップ
- おすすめコンテンツ一覧
- ダンボールワンポイント記事
- 紐が緩まなくなるダンボールの結び方|まとめる際の便利グッズ
紐が緩まなくなるダンボールの結び方|まとめる際の便利グッズ
ダンボールに掛けた紐が、時間が経つにつれて緩むことはめずらしくありません。「ダンボールにどのように紐を掛けて結べばよいのかわからない」「固結びをすると結び目を解きにくく、蝶結びではすぐにほどけてしまう」など、ダンボールを使って梱包する際に紐の結び方で悩んでいる人もいるでしょう。
この記事では、ダンボールに掛けた紐が緩む理由を説明したのち、ダンボールの紐が緩まない結び方やおすすめの便利グッズを紹介します。紐掛けの仕方や紐結びの方法は、知っておくと引越しやごみ出しのときにも活用できるため、ぜひ最後まで読んでみてください。
1.ダンボールの紐が緩む理由
引越し時の荷造りなどで、せっかく結んだ紐が緩んだ経験がある人もいるでしょう。その場ではしっかりと結べていても、あとから紐が緩んでしまう理由はなぜでしょうか。ダンボールに掛けた紐がほどけてしまう理由は、「手順」「紐の長さ」「ダンボールの形状やサイズ」の3つです。
- 手順に沿って結んでいない
紐の結び方には基本の手順があります。少しでも手順や結び方に相違があると、しっかりと結ぶことができなくなります。 - 紐の長さがダンボールのサイズに合っていない
ダンボールのサイズに比べて長すぎる、もしくは短すぎる紐は、結ぶ際に紐をしっかりと引き締めることができず、緩みやすくなります。 - ダンボールの形状やサイズに合わせた結び方になっていない
横長の形状やサイズの大小など、ダンボールの形や大きさに合っていない紐の結び方にしてしまうことも、紐の緩む原因となります。
紐が緩む理由を踏まえて、正しい方法で紐を掛ければ、ダンボールをしっかりと紐で結べるようになります。
2.ダンボールの紐が緩まない結び方
ここからは、ダンボールの紐の結び方の中でも、特に紐が緩みにくい結び方を2つ紹介します。紐が緩みにくい結び方は、紐掛けの基本である「十字掛け」と十字掛けを応用した「キの字掛け」です。手先の器用さや用途に合わせて使い分け、基本の2つの結び方をマスターしましょう。
2-1.手先が不器用なら「十字掛け」
「十字掛け」は、基本となる紐の結び方のひとつです。紐を十字に交差して掛けるため、紐が取れにくく、ばらばらになりやすい新聞や雑誌をまとめるときにも活躍します。
今回は、十字掛けをして垣根結びをする方法を紹介します。比較的小さなダンボールや手先が器用でない人におすすめの結び方です。
<十字掛けの手順>
- (1)2つ折りにした紐を右手でダンボールの中央に当て、長辺の端まで左手で長さを取ります。
- (2)右手は中央に置いたまま左手を反時計回りに90度回転させ、右手に持った紐を短辺方向に2周掛けます。
- (3)左手の短い紐を手前に、右手の長いほうの紐を奥にして交差します。
- (4)左手は紐を持ったまま箱の短辺に置き、右手に持った紐を長辺方向に2周掛けます。
- (5)天面の2本の紐の下に紐を通し、左右の紐を引っ張って引き締めます。
- (6)右手の紐を左手の紐の周りを1周させ、左右の紐を持ち替えます。
- (7)右手の紐を左手の紐の輪に下から上に通します。
- (8)右手の紐を引き抜き、両手で引き締めて結び目を作ります。
2-2.より頑丈に結ぶなら「キの字掛け」
キの字掛けは、十字に交差する結び目が2つできるため、長さのあるダンボールの紐掛けに向いている結び方です。ダンボールを裏返しにする工程があることから、ダンボールの中身が割れ物や壊れ物のときは適していないことに注意してください。
<キの字掛けの手順>
- (1)長辺の下から1/3の位置で紐を底から通し、天面で短い紐端を手前に、長い紐端を奥に交差させます。
- (2)長辺の上から1/3の位置で長い紐を底から天面にかけて1周させ、(1)と同様に十字掛けにします。
- (3)ダンボールを裏返し、2本の紐の下に長いほうの紐を通して交差させます。
- (4)ダンボールを表に返します。
- (5)ダンボールの角で、短い紐を箱の内側に折り返します。
- (6)折り返した紐に長いほうの紐を巻き付け、ダンボールに掛かっている紐の下にくぐらせます。
- (7)くぐらせた紐を、折り返しでできた穴に下から通します。
- (8)両方の紐の端を引っ張って引き締めます。
3.引越し時に役立つダンボールの結び方
引越しなどでダンボールをトラックの荷台に乗せて運ぶ際、ダンボールと荷台にきちんと紐を掛けて固定しないと、中に入っている物が壊れる恐れがあります。特に、大きな家具・家電などを運送する場合は、ダンボールが動かないよう紐で固定しましょう。
ここからは、ダンボールを固定する際の紐の結び方を3つ紹介します。
3-1.重量があるダンボールを固定するなら「もやい結び」
「もやい結び」は短時間で結べるため、ダンボールを素早く固定できることがメリットです。縦方向に力が加わっているときはしっかりと固定できますが、横方向の力や結び目に衝撃が加わると、紐がほどけて事故につながる恐れがあります。そのため、「もやい結び」は左右の結び目に均等に力が加わるようにダンボールを固定する際に適した結び方です。
<もやい結びの手順>
- (1)紐で輪を作り、紐端を輪の中に下から上へ通します。
- (2)輪に通した紐端を長いほうの紐の下に通し、折り返すように再び輪の中に通します。
- (3)紐を引いて結び目を引き締めます。
- (4)短い紐端を紐に巻き付けるように1周させて結びます。紐端の処理を行うとより強固に結ぶことができます。
3-2.大型荷物を固定するなら「南京結び」
「南京結び」は、荷物を固定するための基本の結び方で、荷物のサイズに合わせてアジャスターのように紐の長さを調節できます。少ない力で結べるため、女性にもおすすめです。ただし、慣れるまではコツが必要となり、たるみなくしっかりと紐が張った状態にしないと緩みやすくなります。
<南京結びの手順>
- (1)右手に持った紐を2つ折りにして、左手に持った下の輪の上から引っ掛けます。
- (2)左手の輪を8の字に捻じり、右手の紐を左手の紐の輪の中に通します。
- (3)右手で通した輪を荷台のフックなどの固定したい場所に引っ掛けます。
- (4)下に垂れている紐を引っ張り、結びの強度を調整します。結び目が縦になり、しっかり締まっていなければ固定できません。
3-3.複数のダンボールを固定するなら「輸送結び」
「輸送結び」は、動滑車の原理を利用した輸送の現場でよく使われている結び方で、少ない力で強固に固定できる点がメリットです。しかし、紐を引く力以上に大きな力が荷物に加わるため、破損の危険性があります。しっかりと固定したいときには適していますが、傷つきやすい物を固定するときには注意が必要です。
<輸送結びの手順>
- (1)右手で持った紐を2つ折りにして、左手で持った長いほうの紐の上に交差させます。
- (2)右手の2つ折りにしている紐の輪に、左手の紐の輪を上から引っ掛けます。
- (3)右手の輪と左手の輪を引いて結び目を引き締めます。
- (4)左手の輪を荷台のフックに引っ掛け、長いほうの紐を下に引くと紐が強く締まります。
4.ダンボールを結ぶ際におすすめのグッズ
ダンボールの紐掛けや結び方は、方法によっては手順が複雑でコツが必要となり、慣れないうちは結び方を覚えて何回も練習する必要があります。ダンボールの紐掛け・紐結びをもっと効率的に行いたいときは、下記に紹介する便利アイテムを活用しましょう。
- カッター付ヒモ収納ケース
ビニール紐や麻紐をはさみを使うことなくカットできるカッター付きのケースです。使う分だけの紐を簡単にカットできます。ケースに入れておけば、紐が残り少なくなってきても探しやすく、使いたいときにすぐに取り出せます。 - ダンボールカッター
ダンボールの封を開けたり、不要なダンボールを畳んだりするときに活躍するアイテムです。普通のカッターナイフでは力が必要な作業も、ダンボール専用に作られたカッターであれば、軽い力で切ることができます。余計な力を入れずに作業を進められるため、作業中のけがも予防できます。
手軽に自由な曲線カットができる段ダンボール用の簡易ノコギリ
特殊なギザ刃仕様。鋭い切れ味を生むギザ刃で段ボールだけでなく、錆に強いステンレス刃物鋼を使用し、両刃の為どちらからでもカットが可能です。刃が収納できるスライドタイプなので持ち運びにも便利です。太い柄は力が入りやすく各現場で高い支持を集めています。グリップパターンで手のすべりを防止し、握りやすく安全に作業ができます。ネジ式ロックで固定できるので、使う時も保管時も安全・安心して持ち運びができます。
- 単価 1,140円~(税込)
- 即日
- 梱包用フィルム
ダンボールを紐で結ぶ代わりに、ストレッチフィルムでダンボールを固定できるアイテムです。紐掛けの技術が必要なく、ダンボールに巻き付けるだけのため、不器用な人でも簡単に梱包が可能です。
防水や荷崩れ防止に伸縮性抜群ストレッチフィルム100幅×250m
「結束用小型ストレッチフィルム」は、伸縮性が高く 切れにくい食品ラップのようなロール状のフィルムです。 主に、パレットを車両や船便で輸送する時に荷崩れ防止目的で使われるプロ仕様のストレッチフィルムを、商品の結束用としても使えるように開発した幅10㎝の小型タイプの商品です。 結束作業時に大変便利な、持ち手(ディスペンサー)が1ケースに1個付いています。 フィルムは手で切れますが、2~3重に巻くとなると強靭になり、ペン先で突いた位では破れない強度になります。
- 単価 597.6円~(税込)
- 100mm×250m巻き
- 即日
まとめ
ダンボールの紐が緩まないように結ぶためには、ダンボールのサイズや目的に合った紐の掛け方・結び方を手順通りに行うことが大切です。引越しなどで荷物を破損なく運搬したいときは、ダンボールに隙間なく荷物が入るぴったりのサイズのダンボールを選ぶこともポイントとなります。
アースダンボールでは、ボールなどのサイズ選びが難しい物でもぴったり入るサイズのダンボールを取り扱っています。ダンボールを購入する際は、種類が豊富なアースダンボールをぜひご利用ください。