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越境ECとは?市場規模や始めるメリット・デメリットも簡単に解説
経済のグローバル化により、インターネット通販サイトを通して海外と取引する越境ECに注目が集まっています。越境ECは、従来のECサイトとは異なり、日本国外に市場を求めることで、新たなビジネスチャンスを追求する試みです。
この記事では、越境ECとはどのようなものであるのかについて、詳しく解説します。さらに、越境ECの市場規模やメリット・デメリットについても取り上げるので、越境ECに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
1.越境ECとは?
越境ECとは、インターネット通販サイトを通じた国際的な電子商取引のことです。インターネット環境の整備やスマートフォンの普及、グローバルな取引の拡大などを背景に、越境EC市場は急速に成長しています。
従来のECサイトは、国内向けの販売に限定されていました。一方、越境ECは国境を越えて商品を販売するので、市場規模が格段に広がります。少子高齢化が進み人口減少が避けられない日本において、マーケットは縮小傾向にあります。海外も視野に入れたECサイト運営は、日本企業にとって新たな販路開拓や売上増加のチャンスとなる選択と言えるでしょう。
1-1.越境ECに注目が集まる理由
越境ECに注目が集まる理由として、スマートフォンの急速な普及による市場規模の拡大があげられます。スマートフォンが当たり前になった今、人々は手軽にネットショッピングを楽しめるようになりました。
越境ECであれば、自国にないアイテムでも簡単に購入が可能です。特に、高品質な日本製品は海外で高い人気を誇っています。わざわざ遠い日本へ行かなくても、越境ECを利用すれば、自国に居ながら日本製品のショッピングが楽しめます。
また、SNSや動画投稿サイトには、日本製品を紹介するコンテンツが多数あり、日本の文化や商品を目にする機会が増えた外国人からのニーズも旺盛です。今後、ますます越境ECを利用する外国人は増加することでしょう。越境ECは、国内市場ではリーチできない新たな顧客層を開拓できます。越境EC市場は世界的にも拡大し続けており、これからも多くのビジネスチャンスが潜んでいます。
1-2.越境ECの市場規模
経済産業省のデータによると、世界の越境EC市場規模は2019年の推計値で7,800億USドル、2026年には4兆8,200億USドルにまで達すると予測されています。年間平均成長率は約30%にものぼり、世界のBtoC-EC市場規模の拡大を上回るペースで、越境ECの市場規模が拡大すると考えられています。
また、日本の越境ECの相手国としては、中国とアメリカの存在が大きいです。日本が中国・アメリカから購入している金額は3,727億円となっています。このうち、アメリカ経由の市場規模は3,362億円、中国経由の市場規模は365億円です。一方で、日本からアメリカ市場へ販売している金額は1兆2,224億円、中国市場へは2兆1,382億円です。
出典:経済産業省「令和3年度電子商取引に関する市場調査報告書」
日本の企業にとって越境ECは、世界中の消費者をターゲットに拡大するチャンスがあると言えるでしょう。
2.越境ECのメリット・デメリット
多くのメリットがある越境ECですが、ビジネスである限り当然デメリットも存在します。以下では、越境ECのメリットとデメリットについて詳しく解説します。越境ECを成功させるためにも、ぜひお役立てください。
2-1.越境ECのメリット
近年、インターネットの普及や物流の進歩により、越境EC事業に参入する企業は増加しています。成長し続ける越境ECの主なメリットは、以下の4つです。
・海外への販路を広げられる
越境ECを利用することで、日本国内だけでなく、海外ユーザーに向けて商品を販売することが可能です。国内市場だけでは獲得できない顧客を獲得できます。
・競合が少ない環境でビジネス展開できる
海外では日本と同等の品質やサービスを提供できる企業が少ない場合があるので、競合が少ない環境でビジネスを展開できる可能性があります。
・注目される日本の商品を海外に販売できる
日本は、世界中から注目される商品やサービスが数多くある国です。越境ECを利用することで、日本の魅力的な商品やサービスを海外のユーザーに届けることができます。
・実店舗より簡単に出店できる
越境ECは、実店舗を構えるよりも手間もコストも大幅に削減して出店することが可能です。初期投資を抑えて海外展開を検討している企業に適しています。
国内EC市場で自社サイトを展開している企業の中には、ライバルが多く国内での売上の伸びに悩んでいる企業も多いでしょう。越境EC事業に挑戦することで、ビジネスを拡大するチャンスがあります。
2-2.越境ECのデメリット
越境ECを検討するのであれば、必ずデメリットも把握しておきましょう。越境ECの主なデメリットは、以下の3つです。
・配送に多くのコストがかかる
越境ECでは、商品を海外に配送する必要があるので、配送料や関税などのコストが国内ECよりも高くなります。配送に時間がかかるので、紛失などのリスクも高まるでしょう。
・対象国に応じた施策が求められる
越境ECでは、対象国の言語や決済方法、法律・規制などに応じた施策を講じる必要があります。海外のビジネスに関する知識や経験が不可欠です。対象国に応じたマーケティング施策なども検討しなければなりません。
・決済方法を精査しなければならない
越境ECでは、海外の消費者が利用しやすい決済サービスを用意する必要があります。銀聯カードやディスカバーカードなどの日本における知名度の低い国際ブランドにも対応するか検討しなければなりません。
・商品が盗難に遭う危険性がある
越境EC含め海外に荷物を送る際、日本国内での配送に比べて盗難のリスクが高いです。そのため、破損を防ぐために箱の強度はもちろん大切ですが、盗難防止のために「中に入っているものが高価な物ではない」と思わせることも重要となります。
越境ECは商品が国境をまたぐので、手間やコストがかかるのはもちろん、想定外の事態が起こるケースも少なくありません。デメリットをしっかり把握し、事前に対策を立てておくことが大切です。
3.越境ECにおすすめの梱包資材
越境ECのように海外に商品発送する場合は、配送中に商品が破損しないよう十分注意する必要があります。気泡緩衝材などを活用して商品を十分に保護し、耐久性の高いダンボール箱に商品を梱包して発送することが必要です。
以下では、越境ECにおすすめの梱包資材を紹介します。
おすすめ商品
◆【宅配160サイズ】EMS(国際スピード郵便)対応 大型ダンボール箱
EMS(国際スピード郵便)に対応した、3辺合計158cmの大型ダンボール箱です。一般的な材質よりも強度の高い「K6/中芯180g」を採用しています。
◆大粒エアキャップ(35m巻き)
一般のエアキャップよりも粒が大きくフィルムも厚手であるので、破裂しにくいエアキャップです。大切な商品を発送する際も、衝撃から守れます。
◆ハイタッチ バラ
箱と商品の隙間を埋めるために使用するバラ緩衝材の中でも、さらに緩衝力をグレードアップさせた商品です。環境に優しく、処分も簡単な発泡緩衝材です。
◆発泡コーナー100×100(厚み30)[200個入]
角保護緩衝材は、壊れやすい物を梱包する際に、角の損傷や衝撃を和らげるために箱の四隅に入れて商品を保護します。詰め方次第で、さまざまな商品を梱包できます。
お客様に商品の箱でインパクトを与えたい場合、ダンボール箱のフルカラー印刷が効果的です。しかし、海外ではカラフルなダンボール箱での配送は盗難のトラブルにもつながるので、外側ではなく内側にフルカラー印刷を施す方法がおすすめです。内側に印刷することで、お客様は箱を開けた際に驚き、喜びを感じるでしょう。
下記リンクで、箱の内側に鮮やかなフルカラー印刷を施したダンボールの製作事例を紹介しているので、ぜひご覧ください。
◆【夏冬兼用デザイン】パン屋さんのギフト発送箱
◆両面ミラプリ印刷 クリスマス仕様のお菓子発送用箱
海外配送に耐えられる梱包資材や国際宅急便の追跡方法については、下記のリンク記事で詳しく解説しています。
まとめ
越境ECは、インターネット通販サイトを通じた国際的な電子商取引です。グローバル化などの要因から急速に拡大しています。越境ECのメリットには、「海外への販路拡大」や「競合の少ない市場でのビジネス展開」などがあります。ただし、「高額な配送コスト」や「商品の配送中に起こる盗難や破損」などのリスクにも注意が必要です。
梱包資材専門サイトのアースダンボールでは、海外への商品発送に相応しい丈夫なダンボール箱を数多く販売しております。また、箱の内側へのフルカラー印刷にも対応しているので、インパクトの強いダンボール箱をお求めの方は、ぜひアースダンボールにご相談ください。