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ECサイト立ち上げから運営まで!人気プラットフォームの比較と慎重な梱包資材選び

最近は多くの企業が実店舗での販売だけでなく、EC事業へ参入しています。
しかし、一口にECサイト運営といっても、立ち上げ方法はさまざまです。
そのため、ECサイトの立ち上げを任されたものの、「何からすればいいのかわからない」と困っているご担当者様もいるのではないでしょうか。

この記事では、ECサイトの立ち上げ方法や、運営初期に知っておきたい知識、梱包資材に関する知識について解説します。
これからECサイトの運営に関わる方は、ぜひ参考にしてください。

 

1.ECサイト立ち上げの種類

ECサイトの立ち上げ方法は、「モール型」と「自社EC型」の2種類があります。

  • ● モール型
  • ● 自社EC型

それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

 

モール型

モール型は、ECモールを利用してECサイトを立ち上げる方法です。
ECモールとは、1つのサイトに複数のECサイトが出店しているネット上のショッピングモールを意味します。代表的なモールは次のとおりです。

  • ● 楽天市場
  • ● Amazon
  • ● Yahoo!ショッピング など

大手ECモールは楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどのブランド力がお客様を安心させるため、信頼を得やすいメリットがあります。
また、ECモール自体にすでに集客力があるため、集客が不安な人も使いやすいでしょう。

ECモールのプラットフォームを利用して立ち上げるため、専門的な知識を持っていなくてもすぐにECサイトが完成します。
ただし、ECモールは、出店料や手数料などのランニングコストが発生する点がデメリットです。モールの規模が大きくなるほど負担が大きくなります。

 

自社EC型

自社EC型は、独自ドメインを取得してECサイトを立ち上げる方法です。
モール型はネット上のショッピングモールですが、自社EC型はネット上に路面店を構えている状況と似ています。

自社EC型はイチからサイトを構築していくため、カスタマイズ性が高く、デザインや機能を細部まで調整できる点が大きなメリットです。
また、自社EC型はキャンペーンや割引などのプロモーションの制限が一切ありません。

一方で、モール型と違って自力で集客しなければいけないため、広告やSEO対策、SNSに積極的に取り組む必要があります。自力で認知度を高めて集客しないといけないため、成果が出るまでに時間がかかる点もデメリットです。

 

2.ECサイトの構築フロー

モール型の場合は各モールごとに手順が決まっているため、ここでは自社EC型の立ち上げ手順を解説していきます。

  • 手順1:コンセプトやターゲットを決める
  • 手順2:ECサイトに求める要件を考える
  • 手順3:ECプラットフォームを決める
  • 手順4:決済方法を決める
  • 手順5:配送方法や梱包資材を決める
  • 手順6:ECのデザインを考える
  • 手順7:商品を登録する
  • 手順8:テスト注文をして最終チェックする
  • 手順9:ECサイトをオープンする

ECサイトの立ち上げを初めてする方は、確認しておきましょう。

 

手順1:コンセプトやターゲットを決める

ECサイトを立ち上げる際は、まずはECサイトのコンセプトやターゲットを決めましょう。
「どんな人に」「どうやって売るか」を明確にしなければ、希望しているECサイトからかけ離れたデザインになります。
まずは成功している競合サイトをリサーチして、自社ブランドの強みや特徴を洗い出しましょう。

 

手順2:ECサイトに求める要件を考える

コンセプトやターゲットが決まったら、商品・在庫管理機能や顧客管理機能、セキュリティなどECサイトに必要な機能を考えます。
求める要件を具体的に考えておくと、サイト構築がスムーズに進みます。
機能が増えるほど開発期間やコストがかかるため、予算に応じて重要度の高い要件から決めていくのが一般的です。

 

手順3:ECプラットフォームを決める

次に、ECサイトを立ち上げるプラットフォームを決めましょう。自社EC型の代表的なプラットフォームは、以下の4つです。

  • ● ASP
  • ● オープンソース
  • ● パッケージ
  • ● フルスクラッチ

自社ブランドのコンセプトや予算、開発期間などの状況に合わせて、プラットフォームを決めましょう。
ECサイトをオープンしてからプラットフォームの変更をすると、手間とコストがかかるため慎重に選ぶことが大切です。

 

手順4:決済方法を決める

ECサイトを立ち上げるプラットフォームが決まったら、自社ECサイトに取り入れる決済方法を選択します。
決済方法の種類はユーザーの離脱率に大きな影響を与えるため、自社商品や顧客と相性の良い種類を選びましょう。
可能な限り多くの決済方法を取り入れると、幅広い顧客層に対応できます。

 

手順5:配送方法や梱包資材を決める

ECサイトを運営するには、配送方法や梱包資材も決める必要があります。配送方法は主に宅配便とメール便の2通りです。
A4サイズより小さくて厚みのない商品を取り扱う場合は、メール便で対応できます。
一方で、A4サイズよりも大きく厚みのある商品を取り扱う場合は、宅配便になります。

商品のサイズによって、使用する梱包資材の種類も異なります。小さい商品であれば、メール便対応の段ボールやクッション封筒などが最適です。
一方で、大きい商品を発送する場合は、段ボールやギフトボックスなどが向いています。

取り扱う商品や発送方法に応じて、梱包資材を選びましょう。
特にはじめたてではコストも重要ですが、同時に「その店舗を選んでもらう理由」や「大手ではない『ならでは感』を感じて感動体験を感じてもらうためにも、カラー段ボールやデザイン入りの段ボールを使用すると、より特別感を演出できます。

また、もし送料無料での販売を行いたい場合は、送料が店舗負担となります。そのため、送料を極力抑えるためにもメール便で送ることを前提とした商品設計が重要となります。

 

手順6:ECのデザインを考える

ECサイトを構築するには見た目はもちろんのこと、目的やコンセプトに合ったデザインにすることが大切です。
同じ商品でも、ECサイトのデザインによって売上は大きく異なります。利便性だけを追求するとシンプルなデザインになりがちですが、自社ブランドのコンセプトを訴求できなければリピーターは獲得できません。

利用するカートシステムによってデザインの自由度は異なるため、事前にどれぐらい拡張できるのか確認することが大切です。
また、ECサイトのデザインは売上を左右するほどの影響があるため、自社にデザイナーがいない場合は制作会社に依頼してもいいでしょう。

 

手順7:商品を登録する

サイトデザインが完成したら、ようやく商品の登録です。
事前に商品画像や商品説明の文章を用意して、CSVファイルで一括登録すると、商品数が多い場合もスムーズに商品を登録できます。

商品説明や価格などに誤りがあると、あとからトラブルにつながりかねないため、しっかりとチェックすることが大切です。
初めてECサイトの立ち上げに関わる方は、商品登録の方法がわからないときなどもスムーズに対応できるように、サポート体制が整ったカートシステムを選ぶと安心です。

 

手順8:テスト注文をして最終チェックする

商品を登録してECサイトを運営する準備ができたら、必ずテスト注文を行います。
テスト注文は実際にお客様が利用するときと同じようにECサイトを訪問し、問題なく注文できるかをテストすることです。

検索のしやすさや購入までの導線、正しく決済が処理されるかなどを、オープン前にチェックしておきましょう。
また、ユーザーが商品を購入した後に、どのスタッフがどの作業をするかを明確にしておくとヒューマンエラーを防げます。

 

手順9:ECサイトをオープンする

テスト注文で問題がなければ、いよいよECサイトのオープンです。
ただし、よほど有名なブランドでなければ、オープンしてもユーザーはサイトに訪れてくれません。

そのため、ECサイトをオープンしたら、集客に力を入れましょう。SNSでの告知はもちろん、プレスリリースの配信やネット広告など、できる範囲でユーザーの認知度を向上させていくことが成功の秘訣です。

ECサイトのオープンはゴールではなく、スタートラインです。
常にECサイトの改善案を考えて、顧客満足度の向上をはかりましょう。

 

3.初心者がECサイト立ち上げる際に知っておきたいポイント

初心者がECサイトを立ち上げる際に知っておきたいポイントは、以下の2つです。

  • ● ECサイトに必要な機能
  • ● 成功するECサイトの秘訣

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

ECサイトに必要な機能

ECサイトにはさまざまな機能があります。
機能が多ければユーザーの利便性も上がりますが、機能を詰め込みすぎると使いづらくなる場合もあります。

機能を増やすほどコストもかかるため、まずは必要最低限の機能から追加していきましょう。ECサイトに必要な機能は、以下のとおりです。

  • ● 基本ページ
  • ● ショッピングカート
  • ● 決済サービス
  • ● セキュリティ
  • ● お問い合わせフォーム
  • ● メール配信
  • ● 受注管理システム
  • ● 商品・在庫管理機能
  • ● 分析機能

顧客から見て使いやすい機能だけでなく、社内業務の効率化もはかれる機能を追加しましょう。

 

成功するECサイトの秘訣

成功するECサイトの秘訣は、カスタマイズしやすいプラットフォームを利用することです。
ECサイトの流行はすぐに変化するため、常に改善が求められます。
そのため、軽微な修正であれば担当者がすぐに変更できるような、使いやすいプラットフォームを選びましょう。

また、運用コストを考えてECサイトを立ち上げることも重要です。ECサイトは、実店舗と違って家賃がかかりません。
しかし、システム利用料やドメイン代、サーバー維持費など、さまざまな運用コストが発生します。商品の撮影やコールセンターを外注した場合は、さらに運用コストが必要です。

 

4.人気ECプラットフォームの比較検討する

次に、人気ECプラットフォームの料金や特徴などを比較していきます。どのプラットフォームにすればいいのかわからない人は、ぜひ参考にしてください。

 

STORESとBASE、メルカリShopsの比較

コストを抑えてECサイトを立ち上げたい方には、以下の3つがおすすめです。

  • ● STORES
  • ● BASE
  • ● メルカリShops

STORES・BASE・メルカリShopsはいずれも無料ASPの代表格です。しかし、すべてのサービスを無料で使えるわけではありません。それぞれの違いを表にまとめたので、確認してみてください。

STORESBASEメルカリShops
プラン フリースタンダードスタンダードグロースプラン-
初期費用 無料無料無料
月額利用料 無料2,178円無料5,980円無料
決済手数料 5%3.6%3.6%+40円
+サービス手数料3%
2.9%10%
振り込み手数料 無料250円
(2万円以下の場合は事務手数料500円)
200円
振り込みサイクル 月末締め翌月10日払い申請から10営業日以内月末締め翌月10日払い
専用アプリ
(購入者向け)
×

出典: STORES「料金プラン」 /  BASE「料金プラン」 /  メルカリShops

売上の目標や運営体制によって、利用すべきプラットフォームは異なります。特に重要なポイントは、売上に比例して金額が増える決済手数料です。

売上が数百万円以上を目指しているのであれば、決済手数料の1番低いBASEのグロースプランが向いています。
また、BASEは振り込みサイクルが申請から10営業日以内なので、資金繰りに不安がある場合にもおすすめです。

ただし、BASEは代引き決済が利用できません。そこまで大きな売上は見込んでおらず、代引き決済を利用したい場合は、STORESが向いています。

また、メルカリShopsは毎月2,000万人のユーザーが買い物をしているほど知名度が高いですが、決済手数料が10%と非常に高く、法人には向いていません。
メルカリユーザーをメインターゲットにしていない限りは、STORESとBASEのどちらかを選びましょう。

 

ShopifyとカラーミーとMakeshopの比較

次に、有料ASPの代表格であるShopify・カラーミー・Makeshopの3つを比較します。

ShopifyカラーミーMakeshop
初期費用 無料レギュラー:
3,300円
ラージ:
3,300円
プレミアム:
22,000円
プレミアムプラン:
11,000円
エンタープライズ:
110,000円〜
月額利用料 ベーシック:
25ドル
スタンダード:
69ドル
プレミアム:
299ドル
レギュラー:
4,950円
ラージ:
9,595円
プレミアム:
39,600円
プレミアムプラン:
12,100円
エンタープライズ:
60,500円
決済手数料
(クレジットカード)
ベーシック:
3.40%~4.15%
スタンダード:
3.30%~4.10%
プレミアム:
3.25%〜4.05%
レギュラー:
4%〜
ラージ:
4%〜
プレミアム:
3.14%〜
3.19%~3.39%
振り込み手数料 無料50〜700円口座により異なる
振り込みサイクル 申請から5営業日〜翌月末払い月末締め翌々月20日払い月末締め翌々月20日払い
商品登録数 無制限無制限プレミアムプラン:
10,000
エンタープライズ:
50,000

出典: shopify「料金プラン」 /  カラーミーショップ「プラン一覧」 /  makeshop「料金プラン」

Shopifyの特徴は、デザインや機能のカスタマイズ性が高い点です。
基本機能は最低限ですが、アプリを追加すると定期購入や会員サイト、メルマガなど、さまざまな機能をカスタマイズできます。
アプリを追加するだけなので、HTMLやCSSなどの専門知識がなくても構いません。デザインのテンプレートは豊富で、特に有料テンプレートは画像を用意するだけで、ノーコードでも本格的なECサイトを構築可能です。

カラーミーにもShopifyと同じように、デザインのテンプレートが用意されています。
ただし、テンプレートを利用するとありきたりなデザインになってしまいがちです。そこで、HTMLやCSSでコーディングすると、こだわりのデザインを反映させられるでしょう。コーディングのスキルがあれば、機能面も充実させられるのが特徴です。

Makeshopは、日本のEC事業者向けの有料ASPです。カラーミーと同じように、HTMLやCSSの知識があればテンプレートを幅広くカスタマイズできます。
初期費用はShopifyやカラーミーと比べて高いですが、有料オプションが豊富で、必要に応じて機能を追加可能です。また、日本語でのサポートも受けられるため、初心者でも安心して利用できます。

 

Amazon、楽天、ヤフーショッピングの選び方

Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングは国内最大級のECモールですが、どこで開設するか迷っている人も多いでしょう。
いずれも集客力が非常に高く、自社ブランドの認知度が低い場合でも、購入意欲の高いユーザーがアクセスしてくれます。

Amazon楽天市場Yahoo!ショッピング
初期費用 無料6万円無料
月額利用料 小口出品プラン:
無料
大口出品プラン:
4,900円
がんばれ!プラン:
19,500円
スタンダードプラン:
50,000円
メガショッププラン:
100,000円
無料
月額システム利用料 小口出品プラン:
8〜15%+100円/回
大口出品プラン:
8〜15%
がんばれ!プラン:
3.5~7.0%
スタンダードプラン:
2.0~4.5%
メガショッププラン:
2.0~4.5%
無料
決済手数料
(クレジットカード)
無料3.24%3.24%
振り込み手数料 無料楽天銀行の場合:無料
楽天銀行以外の場合:330円
3.24%
振り込みサイクル 2週間ごとの入金25日締め翌月15日払い月末締め翌月末の2営業日前~翌月末
商品登録数 1週間に1,000までがんばれ!プラン:
5,000
スタンダードプラン:
20,000
メガショッププラン:
無制限
20万

出典: Amazon「出品サービス初心者ガイド」 /  楽天「出店プラン・費用」 /  Yahoo!ショッピング「料金・費用について」

Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングは出店の際に審査があるため、誰でも利用できるわけではありません。
AmazonとYahoo!ショッピングは比較的緩い審査ですが、楽天市場は厳しいため注意が必要です。

Amazonや楽天市場はユーザー数が多いですが、運用コストが高く、Yahoo!ショッピングはコスパに優れています。
まずは、Yahoo!ショッピングを利用して軌道に乗ってからAmazonや楽天市場に参入する方法にしても良いでしょう。
出店料や運用コストはASPと比べて高いですがサポート体制が手厚く、初心者でも安心してEC事業をはじめられます。

 

5.CtoCプラットフォームの活用

個人で商品を販売したい場合は、ECサイトを立ち上げるのではなく、CtoCプラットフォームを利用する方法もあります。
CtoCプラットフォームは、EC運用のようにサイトデザインや機能について悩むことがないため、商品開発に注力できるでしょう。
次は、CtoCプラットフォームの活用方法や注意点を解説します。

 

メルカリの活用法

最近はさまざまなCtoCプラットフォームが登場していますが、やはりメルカリが圧倒的な知名度を誇ります。
メルカリのメリットは、気軽に販売できる点です。商品はあるけどECサイトを運用する自信がない方も、まずはメルカリで気軽に出品してみましょう。

個人で販売する場合は特に、ECサイトを立ち上げるよりもリスクを抑えて始められます。メルカリである程度資金が溜まったら、ECサイトの立ち上げを検討しましょう。

 

CtoCサイトでの売れ筋商品

個人でネット販売をしてみたいけど何を売ればいいのかわからない方は、売れ筋商品から選びましょう。
メルカリはベビー・キッズ用品や洋服、バッグが、ヤフオクは時計や漫画・アニメなどが、売れ筋商品です。もしメルカリを活用して、商品を販売しようと考えている場合は、ベビー・キッズ用品や洋服、バッグのようなメルカリの定番ジャンルから始めてみると良いでしょう。

 

個人販売での注意点

メルカリやヤフオクなどのCtoCプラットフォームは、個人間で売買を行うサービスなので、法人の出品はできません。
また、気軽に出品できる一方で、代金の未払いや悪質なクレームなどのトラブルにあう可能性もあります。
長期的にネット販売を行うのであれば、無料ASPでECサイトを立ち上げた方が良いでしょう。

 

6.梱包資材の選び方

ECサイトを利用したユーザーが、1番はじめに見るのは梱包資材です。
いくら商品が良くても「サイトはオシャレだったが梱包は雑でダサかった」なんてコメントが投稿されていると、ユーザーは購入意欲をなくしてしまうでしょう。

顧客満足度を高めるためにも、EC事業は梱包資材にも力を入れることが大切です。次は、梱包資材の選び方を解説します。

 

ダンボールの種類と選び方

一口に段ボールと言っても、さまざまな種類があります。ECサイトの梱包資材として段ボールを購入する場合は、以下の基準で選びましょう。

  • ● 入れる物の種類からダンボール箱を選ぶ
  • ● 入れる物の大きさからダンボール箱を選ぶ
  • ● 宅配便規格からダンボール箱を選ぶ

段ボールを選ぶ際に特に大切にしたいのは、入れるものの種類と大きさです。
商品に対して段ボールのサイズが大きすぎると、余計な送料と梱包資材がかかってしまいます。反対に、段ボールのサイズが小さすぎると、購入者に不安感を与えかねません。

入れる物に対してどのサイズのダンボールを選んだらいいかわからないという場合、こちらのページで「入れたいもののサイズ」と選んで商品のサイズを入れてみてください。最適なダンボールサイズと既製品のレコメンドも行います。

 

緩衝材の選び方

荷物を送る際に気をつけたいのがダメージから守るための緩衝材の選択です。荷物の種類によって適切な緩衝材は大きく異なります。
荷物の特性および状態によって緩衝材を選択する際、耐衝撃性、断熱性、防湿性など考慮すべき要素が変わってくるからです。

一般的に多くの商材では、プチプチと言われる「エアキャップシート」で製品自体をくるんで送ることが多いです。

小巻エアキャップ60(10m巻き)

◆クッションシート

クッションシートは、製品の大きさに合わせて自由にカットできる、シート状の緩衝材です。空気の入った粒が並ぶエアキャップシートや、薄い発泡素材でできたミラーマットなどがございます。

クッションシート一覧へ

ダンボール間の隙間を埋めるために、このようなクッション材詰め紙と言われる物を詰めます。

ハイタッチ バラ

◆ソフト緩衝材・クッション材

ソフト緩衝材・クッション材は、まゆ玉のような粒が特徴の発泡緩衝材です。 シート状の緩衝材とは違い、製品とダンボール箱の隙間に合わせて詰めることができるため、高いフィット性が望めます。

ソフト緩衝材・クッション材一覧へ

更紙43g 半裁サイズ(535mm×406mm)

◆詰め紙

詰め紙は箱と製品の隙間を埋める際に便利な紙製の緩衝材です。 丸めて隙間を埋める他に、包装紙のように製品を包むこともできます。 エアキャップや発泡素材の緩衝材と比べて平たいため、保管スペースを抑えることが可能です。

詰め紙一覧へ

角ばった商品であれば、角あてをつけて発送することで衝撃から守るような準備も必要です。

アースエコ角当て(調節式)

◆角あて(角保護緩衝材)

角あては、製品の角を保護するための緩衝材です。製品の角にあててから箱詰めすることで、家電製品や精密機械といった破損の心配な製品を衝撃から守ります。

角保護緩衝材一覧へ

また、食品の場合は、このような保冷・保温袋や、発泡スチロールを利用しての発送をおすすめします。

保冷袋250×300

◆保冷・保温袋

保温・保冷袋は断熱性や耐水性に優れたケースタイプの緩衝材です。発泡素材でできているため断熱性が高く、温度を保ちながら持ち運ぶ際に役立ちます。

保冷・保温袋一覧へ

 

梱包資材の工夫で競合へ差別化

ECサイトは競合サイトと金額を比較しやすいため、価格競争が起こりやすい業界です。
そのため、価格以外での差別化を図れるかどうかが、EC事業で成功するカギといえます。
競合他社と梱包資材で差別化する具体例は以下のとおりです。

  • ● 同梱するものを工夫する
  • ● オリジナルの梱包資材を作る

購入者には販促チラシや商品サンプルを同梱すると、リピート購入が期待できます。また、オリジナルの梱包資材は、届いた際に一目でそのブランドがわかり、お客様に信頼性や安心感を与えられます。
さらに、感動体験をSNSでシェアされることによる副次的な売上アップも期待でき、広告費の代わりに梱包資材を利用した感動体験へ投資をするEC事業者も増えています。

 

立ち上げ時は小ロット発注でリスクを最小限に

基本的に梱包資材は、大量に発注するほど単価が下がります。
しかし、大ロットでの発注はスペースも取ってしまう上に余ってしまうリスクが高いため、ECサイトを立ち上げて間もない頃はコストをかけられない場合もあるでしょう。

また、運営をしていく中で、「もっと大きい段ボールにしたい」「段ボールにロゴを入れたい」などの意見が出る可能性もあります。
そのため、まずは小ロット発注でリスクを最小限に抑えて、梱包資材を購入しましょう。

日本には様々なダンボールを購入できるサイトがありますが、小ロットのオリジナルダンボールで一番安く高品質と評価されるのはアースダンボールです。
その秘密は、「ミラプリ」という高速インクジェットプリンターにあります。版を使わずダンボール自体に直接印刷を行うことができるため、ダンボール印刷で従来かかっていた版代を0円にすることに成功しました。

 

おしゃれギフトボックスの選び方

段ボールにデザインを入れたいと考えていても、コスト面の問題から諦めている人もいるでしょう。
このような場合は、デザインや形状、色が付いているおしゃれギフトボックスがおすすめです。

形状が同じだったとしても、通常の茶色とは違う色の段ボールが届くと、ユーザーの満足度は異なります。
また、商品の形に近い段ボールを選ぶと、高級感を演出できるでしょう。限られた予算で梱包資材にこだわるなら、まずは既製品のおしゃれギフトボックスからはじめてみてください。

ギフトボックスの製作事例一覧へ

 

ギフトボックスによる顧客満足度向上

せっかく良い商品を提供していても、梱包が雑で段ボールが潰れた状態で届くと、第一印象は悪くなります。
その反対に、おしゃれなギフトボックスで届いた商品は印象に残りやすく、リピーターの獲得にも期待できるでしょう。

ECサイトにおいて顧客満足度の向上は、基本的な施策です。
ギフトボックスで配送した場合と、通常の段ボールで配送した場合とで売上や顧客満足度にどう影響があるのか、ABテストを行ってみてもいいでしょう。

 

7.ECサイト運営の成功事例

最後に、ECサイト運営の成功事例を3つ紹介していきます。

 

小規模店舗・個人販売の成功事例

かいぶつ農園」様は、2018年に元Jリーガーの土橋宏由樹氏が長野県上田市で立ち上げた農園です。
間違いなく美味しくて、子供たちが喜んで食べたくなる野菜を届けたいとの思いで、看板商品のとうもろこしが作られました。

ただ、とうもろこしは水分が多く含まれた野菜です。一般的な素材の段ボールに入れてお届けすると、紙が湿気を吸収して箱の強度が弱くなってしまいます。
そこで、中芯を強化して、白C6/中芯180g/K6という通常よりも強い材質の箱を選びました。両面をフルカラーで印刷した段ボールは、ブランディングの一環にもなります。

トウモロコシ発送用 両面印刷ダンボール

◆トウモロコシ発送用 両面印刷ダンボール

「ミラプリ」両面フルカラー印刷を施し、ブランディング・イメージアップに貢献する箱に!ミラプリ印刷は印刷した後に色落ち防止の撥水ニスをかけているため野菜が触れて色移りする可能性が低いので安心です。

事例の詳細を見る

 

高単価ECの成功事例

TechnoByobu」様は、過去から現在までのテクノを体現する3つの要素で構成された新時代の芸術作品です。
TechnoByobu様が提供する屏風は何度も出し入れする機会があるため、蓋をテープで閉じる仕様にすると箱がダメージを受けやすくなってしまいます。
そこで、屏風を何度も出し入れしても安心できる強度の箱を作りました。蓋は覆いかぶさるような形にして、留め具は文書保存箱などでよく使用される、文化鋲を使っています。また、留め具にも印刷を入れて、完全オリジナルの梱包資材を活用して、作品をお客様にとどけていらっしゃいます。

金屏風のオリジナル保管箱

◆金屏風のオリジナル保管箱

樹脂版を使用するフレキソ印刷では難しい大きなサイズも、アースダンボールのフルカラーインクジェット印刷「ミラプリ」なら可能です!また、小ロットの製作も大得意ですので1箱~ご注文いただけます。

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海外越境ECの成功事例

とどく和」様は、海外向けの日本のお菓子詰め合わせボックスサービスです。
「日本に素晴らしい商品がたくさんあるのに、その魅力が世界に十分に伝わっていない。」「日本の良い商品を自分たちで世界に発信していこう」という想いで、活動されています。

ただ、世界に商品を届けるには、箱にある程度の強度がないといけません。
そこで、デザイン性を重視しつつも、箱の構造から頑丈な作りになっているN式額縁箱の抜き型を使用してセミオーダーで箱を製作しました。

【両面フルカラー】海外発送用のお菓子ボックス

◆【両面フルカラー】海外発送用のお菓子ボックス

フルカラーインクジェット印刷「ミラプリ」なら、初期費用0円でお客様からご入稿いただいたデザインデータをそのまま印刷できます!入稿から印刷までスピーディな仕組みを用意しておりますので、シーズンに合わせてデザインをスムーズに変更することが可能です。

事例の詳細を見る

 

EC立ち上げ時の梱包資材選定はアースダンボールへ

この記事では、ECサイトの立ち上げ方法や、運営初期に知っておきたい知識について解説しました。

ECサイトの立ち上げは非常にやることが多く、なにから手を付ければいいのかわからない人も多いでしょう。
EC事業は立ち上げ時の手順を間違えるとコンセプトがブレてしまい、その後の運営が難航するケースも珍しくありません。

まずはコンセプトやターゲットを明確にして、自社の状況に適したプラットフォームを選びましょう。

  • ● ECサイトをオープンしたが梱包資材が足りない
  • ● 梱包資材を選ぶ時間がない
  • ● 自社商品に適した梱包資材を提案してほしい

このような方は、ぜひアースダンボールにご相談ください。14時までの注文で当日発送、フルオーダー製品1箱〜OK、など柔軟に対応いたします。
自社工場は最新の設備を用意しておりますので、他社で断られたオーダーでも対応可能です。

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