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什器とは?店舗で使用する什器(展示台)を選ぶときのポイントも
什器は、日常生活に関する道具のことを本来的には意味します。ただ、実際にはより限定的な意味で用いられ、家具や備品などを指す場合があります。店舗什器という言葉がありますが、これは商品の展示用に設置している展示台のことです。
この記事では、什器とはどのようなものであるのかについて、分かりやすく解説します。また、店舗什器・展示台の具体例や、店舗に設置する展示台を選ぶ際のポイントについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1. 什器とは?
什器(じゅうき)とは、本来日常的に使用する家具や道具、食器などを意味します。しかし、店舗やオフィスなどに設置される業務用道具や備品を指す用語として使われるのが一般的です。店舗では「店舗什器」や「店舗家具」として、商品陳列棚やショーケースなどを指します。オフィスでは「オフィス什器」や「オフィス家具」として、オフィス用品や家具を意味する言葉です。
販売促進の分野では、「販促什器」という言葉も使われます。販促什器は、特定の商品の魅力をより引き立てられるように設計された設備です。「店舗ディスプレイ」「店頭ディスプレイ」「展示台」と呼ばれることもあります。販促什器の選び方は商品の売れ行きに大きく影響するので、店舗運営において重要です。
2. 販促什器(展示台)の種類
販促什器(展示台)はさまざまな種類があり、種類ごとに商品陳列の用途・目的や陳列時の見た目が異なります。陳列する商品の特徴や売り場に合わせた販促什器を選ぶことが大切です。
ここでは、販促什器の代表的な種類を6つ挙げてそれぞれの特徴とメリットを解説します。
下記リンクでは展示台の目的などを紹介しているので、こちらもぜひご覧ください。
2-1. カウンター什器
カウンター什器は、店舗のレジ横や陳列棚の上などに設置するタイプの販促什器です。小型で自立する形状になっていて、複数の商品を効果的に陳列できます。
カウンター什器のメリットは、トップボードやPOPなどの販促パーツと組み合わせて商品の魅力を訴求できることです。什器自体の形状もひな壇型や階段型などの種類があり、商品の形状や陳列イメージに合わせて選べます。
店舗内の狭いスペースにもカウンター什器は設置しやすく、デッドスペースを有効活用できます。
2-2. 吊り下げ什器
吊り下げ什器は、壁面や陳列棚の側面などからフック・紐で吊り下げるタイプの販促什器です。薄い形状で場所を取りにくく、陳列棚が並んでいる通路や店舗出入口付近に設置しても動線を妨げません。
また、吊り下げ什器は紐の長さやフックの位置を調整することで、顧客の視界に入りやすい位置に設置できるメリットがあります。設置場所の自由度が高く、床面積の少ない店舗でも導入しやすい什器です。
2-3. フロア什器
フロア什器は自立する形状で、店舗の床に直接設置するタイプの販促什器です。大きなサイズなので存在感があり、島陳列をすると商品の魅力を強くアピールできます。トップボードやPOPと組み合わせるなどして、デザイン性にこだわれる点も特徴です。
また、フロア什器は顧客が商品を見たり、手に取ったりしやすいメリットもあります。イベント用の商品や期間限定商品など、積極的に売り出したい商品の陳列に使うとよいでしょう。
下記リンクではフロア什器の製作事例を紹介しているので、併せてご覧ください。
2-4. ゴンドラ什器
ゴンドラ什器は、小売店などで商品陳列棚として使われているスチール製の販促什器です。売り場を構成する基本的な什器であり、複数のゴンドラ什器を組み合わせることで数多くの商品を陳列できます。
ゴンドラ什器はさまざまなアタッチメントが用意されている点も特徴です。棚板やフック、バーなどの他に、パイプや仕切り、ストッカーなどのアタッチメントがあり、店舗側のニーズに合わせた活用ができます。
2-5. ジャンブル什器
ジャンブル什器は、バスケット型やワゴン型の形状をしていて、内部に商品を投げ込むように陳列するタイプの販促什器です。サイズが小さかったり自立しなかったりして並べにくい商品も、ジャンブル什器であれば投げ込むだけで簡単に陳列できます。
また、ジャンブル什器は同じ種類の商品を大量に入れられて、ボリューム感のある展示で顧客の目を引けるメリットがあります。顧客にお得感をアピールしやすいメリットもあるので、広告商品やお買い得商品の陳列に向いている什器です。
2-6. カタログスタンド
カタログスタンドは、カタログやパンフレットといった冊子類の展示に向いた販促什器です。冊子類を立てた状態で展示できるので顧客の視界に入り、手に取ってもらいやすくなる効果が期待できます。
カタログスタンドにはレジカウンター・サッカー台の上に置ける卓上タイプや、床に設置して使うフロアタイプなどがあります。展示する冊子類のサイズを確認した上で、適切なカタログスタンドを用意しましょう。
下記リンクではダンボール製カタログスタンドの製作事例を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
3. 【設置場所別】什器の具体例
適切な什器の選び方は、設置場所によって大きく変わります。空間の活用と機能性を高めるためにも、環境や目的に合わせて什器を選びましょう。ここでは、飲食店・スーパー・アパレル店・美容院・オフィス、それぞれのシーン別に最適な什器の例を紹介します。
3-1. 飲食店
飲食店に必要な什器は、接客用什器と厨房設備の2種類に大別されます。下記は、飲食店で採用されることの多い什器例です。
- カウンターテーブル
- テーブル・椅子
- 食器類
- 厨房機器
- 冷蔵ショーケース
- 冷蔵ケース
- コールドテーブル
- 食器棚
- 二槽シンク
接客用の什器は来店客の快適な飲食体験を、厨房設備は効率的な料理提供を支えます。カウンターテーブルやテーブル・椅子、食器類は来店客が飲食するための基本的な什器です。調理台や熱機器といった厨房機器も必須です。冷蔵庫や冷凍庫などの冷蔵ケースも、飲食店には欠かせません。冷蔵庫の天板を作業に使えるコールドテーブルは、限られた空間を有効利用できます。食器棚や二槽シンクなどもあるとよいでしょう。
3-2. スーパー
スーパーではゴンドラ什器をはじめ、顧客が商品を視認しやすいよう、かつ便利な買い物ができることを目的として什器が使われています。
スーパーで採用される什器の例は下記の通りです。
- ゴンドラ什器
- 冷凍・冷蔵ショーケース
- レジカウンター
- サッカー台
- 接客カウンター
- カウンター什器
- フロア什器
- 吊り下げ什器
- ジャンブル什器
- カタログスタンド
- カゴ置き台
- カートゲート
冷凍・冷蔵ショーケースは冷凍食品や生鮮食品・飲料品の販売に必要な什器です。スーパー内では来店客が買い物カゴやショッピングカートで買い物をするので、収納・整頓用のカゴ置き台やカートゲートも設置します。
3-3. アパレル店
アパレル店ではゴンドラ什器やハンガーラックに衣服・小物を陳列します。商品の魅力を伝えるマネキン・トルソーの設置も必要です。
アパレル店では主に下記の什器を採用します。
- ゴンドラ什器
- ハンガーラック
- マネキン・トルソー
- ミラー
- フィッティングルーム
- パーテーション
- レジカウンター
- 接客カウンター
- カウンター什器
- 吊り下げ什器
- カゴ置き台
ミラーやフィッティングルームは、顧客が商品の着用イメージを高めたり、試着をしたりするときに利用する什器です。アパレル店は特に内装デザインの綺麗さ・おしゃれさが売上に影響するので、什器も色や柄を考慮して選ぶとよいでしょう。
3-4. 美容院
美容院はヘアカット・パーマ・染髪・メイクなどの美容サービスを提供する店舗であり、美容サービスを提供するための什器を設置します。
美容院で採用する什器例は下記の通りです。
- ミラー
- 椅子
- シャンプー台
- カット椅子
- デジタルパーマ機
- ワゴン
- 待合スペース用の椅子・テーブル
- マガジンラック
- ハンガーラック
- レジカウンター
- メニューボード
ミラーと椅子はセット面とも呼ばれ、美容院では必需品と言える什器です。ミラー・椅子・シャンプー台は、店舗の回転率を考慮して購入数を決めるとよいでしょう。ワゴンは、ドライヤー・ブラシ・薬剤などの道具類を収納する役割の什器です。また、待合スペース用什器として椅子・テーブルやマガジンラックも設置します。
3-5. オフィス
オフィス業務の快適な環境を整えて作業効率を高めるために、会社ではさまざまな什器を必要とします。下記は、オフィスで採用されることの多い什器例です。
- オフィスデスク
- オフィスチェア
- キャビネット
- ワゴン
- 書棚
- 長机
- ホワイトボード
- パーテーション
- 金庫
- 応接セット
オフィスデスクとオフィスチェアは、作業空間の基本です。PC作業に適した広さと機能性が求められます。キャビネットやワゴンは書類の整理・収納に便利です。書棚や長机、ホワイトボード、パーテーションは、資料の整理・会議スペースなどで使われます。金庫は大切な書類や現金の保管に不可欠です。来客が予想される場合は、応接セットもあるとよいでしょう。
4. 店舗で使用する什器(展示台)を選ぶ場合のポイント
店舗における什器選びは、設置・移動のしやすさといった機能性だけでなく、安全性やデザイン面なども考慮することが大切です。
最後に、店舗で使用する什器の選び方を3つのポイントに分けて解説します。
下記のリンクでは収納に使えるおすすめのダンボールや製作事例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
4-1. 店舗・ブランドのコンセプトとの相性
什器は商品陳列やサービス提供に使用するものなので、店舗のイメージに直結します。店舗・ブランドのコンセプトとの相性を考えて、適切な什器を選びましょう。
例として生鮮食品を扱うスーパーであれば、清潔感のある白やナチュラルさを印象付けられる木目調の什器が適しています。商品に高級感を与えたい場合はガラス製の什器がおすすめです。
また、什器が商品より目立ちすぎないよう、バランスを取ることも大切です。
4-2. 安全性と信頼性
安全性と信頼性に関しては、什器が商品の重量を支えられるか、転倒や商品落下を防ぐ機能が備わっているかを確認します。特に高級品や重い商品を扱う場合は、什器の安定性や耐荷重を入念に確認しましょう。
店舗内の動線を大きく阻害しないか、従業員が什器の移動や商品陳列を安全に行えるかも重要です。安全性と信頼性が高い什器は事故を防ぐだけでなく、作業効率の向上にもつながります。
4-3. 設置・移動のしやすさ
店舗レイアウト変更や季節商品の売り場を作る際は、什器を新しく設置したり移動させたりする必要があります。設置・移動のしやすさを重視して什器を選ぶことがおすすめです。
たとえばレイアウトを変更する予定がある場合は、移動しやすいキャスター付きの什器が便利です。設置・移動がしやすい什器としてはダンボール製の組み立てるタイプが挙げられます。撤去後に倉庫のスペースを大きく取らない点もメリットです。
5. 人気の高いダンボール製の販促什器(展示台)
ダンボール製の販促什器は、その軽さと設置の手軽さで人気です。アースダンボールでは、さまざまな種類のダンボール什器を取り扱っています。
以下の2つは、シンプルな構造で組み立てやすく、オリジナルデザインへの変更も可能なおすすめ什器です。
おすすめ商品
◆ダンボール什器(レンガ)
ナチュラルなレンガデザインが印象的なこの什器は、お菓子や飲料水、化粧品など幅広い商品展示に適しています。サイズは362×362×650(深さ)mm、重量は1256gです。
◆ダンボール什器(木目)
木目デザインが特徴のダンボール什器です。サイズと重量はレンガタイプと同じで、食品から日用品までさまざまな商品の展示にフィットします。
他の製作事例としては、アルカリイオン水のフルカラーディスプレイがあります。健康美を表現する色彩豊かなデザインは、インク出力の細かな調整で実現しました。下部を重く設計することで、安定性も十分です。また、メガネ用の箱がそのままディスプレイに変身する、携帯性と商品ディスプレイ機能を併せ持った製品の製作事例などもあります。
◆販促什器・展示台の製作事例:アルカリイオン水フルカラーディスプレイ
印刷は弊社お得意のインクジェットフルカラー機で対応しました。印刷モードを何度も調整し、いい色合いが出せ、内容もコストもお客様にご満足頂きました。
◆販促什器・展示台の製作事例:【メガネ用】箱がそのまま陳列ディスプレイ
持ち運びやすいように専用のスリーブを取り付けましたので、使用する時だけスリーブを外していただければ、あっという間に陳列ディスプレイになる仕組みです。
アースダンボールでは、顧客のニーズに応じたデザインや機能を持つダンボール什器や展示台のオーダーメイドに対応しています。オリジナル什器に興味がある方は、下記のリンク先もご覧ください。
まとめ
商品を展示するために店舗に設置される販促什器には、カウンター什器・吊り下げ什器・フロア什器など、さまざまな種類があります。販促什器は展示台と呼ばれることがありますが、その場合はフロア什器を指すことが一般的です。
ダンボール専門サイトのアースダンボールでは、ダンボール製の販促什器・展示台を販売しております。店舗に彩り豊かで、顧客の購買意欲を掻き立てられる展示台をお探しの方は、ぜひアースダンボールにお問い合わせください。