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段ボールへのテープの貼り方!梱包に適したテープの種類も紹介
段ボールを梱包する際には、底面を補強するテープの種類を荷物の重さや量に合わせて選び、強度を高める方法で貼ることが大切です。どのテープにもメリットとデメリットがあるため、それぞれの特徴を理解して選択しましょう。
今回は、段ボールの梱包作業に適したテープの種類や底抜けを防ぐテープの貼り方、避けたほうがよい貼り方について解説します。段ボールが破れないように強度を高める方法も紹介するため、大切な荷物を傷つけずに送りたい人はぜひ参考にしてください。
1.【用途別】段ボールでの梱包に適したテープの種類
引越し・輸送の際など、荷物を段ボールで梱包するときは、テープを使用して底面・天面をしっかりと閉じなければなりません。
段ボールでの梱包に適したテープは、以下の3種類です。
- ガムテープ
- 布テープ
- OPPテープ
どのような荷物を送るかによって、梱包用として適切なテープの種類が異なります。
ここでは各テープの特徴・メリット・デメリットを解説するため、送る荷物によって上手に使い分けましょう。
1-1.軽い荷物を送る場合は「ガムテープ」
「ガムテープ」はクラフト紙が素材であり、耐水性と耐油性に優れています。比較的安価で購入できるため、段ボールの梱包で最も一般的です。「クラフトテープ」とも呼ばれ、手で簡単にちぎれます。
ガムテープのメリット・デメリットは下記のとおりです。
メリット |
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デメリット |
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ガムテープは、ラミネート加工が施されているため重ね貼りに向かず、文字が書きにくいという欠点があります。よって、重ね貼りを必要としない軽めの荷物を梱包する際に適しています。
おすすめガムテープ
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1-2.重い荷物を送る場合は「布テープ」
「布テープ」は、主にスフモスと呼ばれる繊維とゴム系粘着剤が素材であり、高い粘着力と強度を備えています。複雑な形状の荷物を梱包するときや、何度も重ね貼りしたいときに向いたテープです。油性インクで文字が書け、手でも真直ぐにちぎることができます。
布テープのメリット・デメリットは下記のとおりです。
メリット |
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デメリット |
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梱包には優秀なものの高価な製品が多いため、ガムテープと併用するとよいでしょう。布テープは段ボールを頑丈にしなければならないような、重い荷物を梱包する際に適しています。
おすすめ布テープ
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段ボール箱の再使用や商品の確認時の再封緘等に効果を発揮する6cm幅の布テープ。一般的に使用されている5cm幅のテープに比べてよりしっかりと貼れるだけでなく、剥がした5cm幅のテープの上貼りに+1cmが効果を発揮します。テープを剥がすと段ボール箱の表面が剥離してしまいますがそれを綺麗に隠しながら封緘できます。
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1-3.多い荷物を送る場合は「OPPテープ」
「OPPテープ」は、ポリプロピレン樹脂のフィルムが素材であり、比較的安価で耐水性と耐湿性に優れています。透明性の高い製品が多いため、下の字を隠したくない場合に便利です。水濡れ防止の目的で、宛名や伝票の上に貼ることもあります。
OPPテープのメリット・デメリットは下記のとおりです。
メリット |
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デメリット |
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耐久性に優れており、重ね貼りでより強度を高められる反面、手でちぎることが難しいという欠点があります。また、梱包時や開封時にはカッターやハサミなどの刃物が必要です。
おすすめOPPテープ
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2.段ボールの底抜けを防ぐ!テープの貼り方
段ボールで荷物を梱包して送る際は、運搬中に段ボールの底が抜けないようにしなければなりません。
段ボールでの梱包に適したテープの貼り方は、以下の3種類です。
- 十字貼り
- キ貼り
- 米字貼り
段ボールの底抜けを防ぐためには、荷物の重さに合わせてテープの貼り方を工夫し、箱を補強することが大切です。
ここでは、段ボールの底抜けを防ぐためのテープの貼り方を解説します。
2-1.十字貼り
十字貼りは、段ボールを持ち上げたときに最も重量がかかる「底の中心」を補強する貼り方です。段ボールの底を補強する貼り方の中で、最も基本的な方法となります。
十字貼りの手順は以下のとおりです。
- (1)底フタの継ぎ目に合わせて縦にテープを1本貼る
- (2)中央部分で十字になるよう横にテープを1本貼る
十字貼りは、箱に詰める荷物の段取りができていない場合や、引越しなどで大量の段ボールを一度に組み立てる場合におすすめです。
なお、十字貼りで耐えられる重さは、およそ10~15kgです。ひとりで運搬できる程度の重さを目安に考えましょう。
2-2.キ貼り
キ貼りは、十字貼り以上に強度を上げたいときの貼り方です。十字貼りよりも1本多く横にテープを貼る方法であり、「キ」のように見えることからキ貼りと呼びます。
キ貼りの手順は以下のとおりです。
- (1)底フタの継ぎ目に合わせて縦にテープを1本貼る
- (2)底フタを3等分するように横にテープを2本貼る
食器や本などの重量がある荷物を梱包する場合や、十字貼りでは不安が残る場合にキ貼りで対応しましょう。衣類やタオルなどの軽い荷物を梱包する際は、 十字貼りで十分です。
2-3.米字貼り
米字貼りは、段ボールの底面を最も補強できる貼り方です。十字貼りを縦と斜めに重ねた形が「米」のように見えることから米字貼りと呼びます。
米字貼りの手順は以下のとおりです。
- (1)段ボールの底フタを十字貼りする
- (2)対角線の角同士を渡すようにテープを2本貼る
箱の強度が増すため、パソコンなどの電子機器を梱包する場合に向いています。
一方で、段ボールの組み立て・開封作業の時間がかかり、テープの消費量も多くなることから、一般的な荷物を梱包する際には向いていません。
3.段ボールで梱包する際におすすめしない貼り方
段ボールの梱包に適していない貼り方として、「一本貼り」「H貼り」があります。
一本貼りは、底フタの閉じ目を端から端まで一本のテープで貼る、簡単な方法です。
H貼りは、一本貼りの後に両端をテープで「H」の形になるように閉じます。小さな異物の侵入・荷物の飛び出しを防げる反面、運搬時に手が滑りやすくなる傾向です。
一本貼り・H貼りのどちらも、補強効果が低いため底フタの閉じ方には適していません。天面であれば問題なく固定できます。
なお、テープを使わずにクロス組みする閉じ方は、絶対に避けましょう。箱の固定効果・補強効果が低いことから、運搬中に底が抜ける確率が高くなります。箱がゆがみやすいため、天面の閉じ方としても不適切です。
4.段ボールが破れないよう強度を高めるためには?
段ボールが破れないよう強度を高めるためには、テープの種類・貼り方だけでなく、荷物を梱包する際に以下の2点を押さることが大切です。
- 段ボールの側面まで長めにテープを貼る
- 荷物にぴったりと合う段ボールを用意する
以下では、段ボールが破れないように強度を高める方法を詳しく紹介します。
4-1.段ボールの側面まで長めにテープを貼る
段ボールを閉じるテープは、側面に5~10cm程度はみ出る長さでしっかりと貼ることがポイントです。どの貼り方の場合も、きちんと側面にテープを届かせることで高い補強効果が得られます。
側面までテープが張られていなければ、段ボールの底に隙間ができてゆがみやすくなり、運搬中に底抜けや破れを起こしかねません。底面・天面にかかわらず、テープを貼る際は側面も使って固定することが大切です。
4-2.荷物にぴったりと合う段ボールを用意する
荷物の量以上に大きい段ボールに荷物を梱包すると、箱の中に余分な隙間が生じます。
隙間が空きすぎていると、緩衝材を使用しても運搬中の衝撃で破損したり、重心が偏って落としやすくなったりするため注意が必要です。可能な限り荷物の量・大きさにぴったり合ったサイズの段ボールを使いましょう。
「アースダンボール」であれば、送りたい荷物に合わせた大きさ・形状・厚みの段ボールを小ロットから注文可能です。
荷物の形状に合わせて固定できたり、ギフト用として使えたりする便利でおしゃれなタイプのアイテムも取り扱っています。引越しや商品配送などに使用する段ボールを探している人は、ぜひご利用ください。
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まとめ
段ボールの底抜けを防ぐためには、荷物の重さや大きさに応じたテープを選択し、貼り方にも気を配らなければなりません。基本的にひとりで運べる重さであれば十字貼りで対応し、強度を上げたい場合は、キ貼り・米字貼りで梱包しましょう。一本貼り・H貼り・クロス組みは、強度が低く底抜けの危険があるため避けたほうが無難です。
またテープを貼る際は、段ボールの側面まで伸ばして固定することが大切です。荷物のサイズに適した段ボールを使用し、荷物を安全に届けましょう。