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防災グッズに絶対必要なもの13選|持ち出し用と自宅用に分けて解説

日本は地震や台風・豪雨などの自然災害が多い国です。災害時の避難場所には「避難所」と「それ以外(自宅・車)」があるため、避難する場所に応じた防災グッズを日頃から準備しておきましょう。

避難所には多数の防災グッズを持って行くことはできません。一方、自宅などでは停電や断水など、ライフラインが止まることも想定する必要があるため、より多くの防災グッズが必要です。

この記事では、「持ち出し用」と「自宅避難用」といった2つのタイプの防災グッズとして絶対に必要なものを紹介します。用意しておきたい基本の防災グッズを把握し、災害による被害を最小限に抑え、命を守れるよう対策を立てておきましょう。

 

1.【持ち出し用】防災グッズとして絶対必要なもの10選

自宅から避難所へ避難する際には、防災グッズを自分で持ち運ぶ必要があります。荷物の重量を考えると、持ち出し用の防災グッズは必要最小限とならざるをえません。

また、非常時に持ち出す防災グッズの多くは、自宅やマイカーに避難する場合でも使用することとなります。したがって、非常用持ち出し袋(防災リュック・避難袋)に準備しておく持ち出し品は、避難グッズの基本といえるでしょう。

ここでは、災害などの非常時に、自宅から避難先へ向かう場合に有用性の高い持ち出し品について紹介します。基本的な避難セットをしっかりと整え、いつ発生するかわからない災害に備えましょう。

 

1-1.飲料水

水は人間が生きるための必需品です。1日に必要な飲料水の量の目安は成人で約3リットルであるため、自宅には1人あたり「3リットル×3日分」の飲料水(保存水)をストックしておきましょう。保存期間が過ぎたら新品に交換するなど、定期的な見直しも必要です。

非常用持ち出し袋の中にも、避難する際に水分補給が行えるように、2リットル程度の飲料水を入れておくと安心です。衛生面や飲みやすさなどといった観点から、「500ミリリットル×ペットボトル4本」といったように小分けにして準備しておきましょう。

 

1-2.食料

災害時にはガスや電気、水道といったライフラインが停止する可能性があります。調理の必要がないレトルトご飯や缶詰、お菓子などの食料品、乾パンなどの保存食を、賞味期限に注意しながら「人数×3日分」程度準備しておきましょう。

避難所では、おにぎりやパンなどの食品が配給されるケースが多く見られます。避難所に持参する非常用持ち出し袋の中には、野菜や魚の缶詰・レトルト食品など、タンパク質やビタミン類、食物繊維を摂取できるものを準備することが大切です。

 

1-3.衛生用品・生理用品

非常時にも可能な限り健康を維持するためには、衛生用品も忘れずに準備することが重要です。トイレットペーパーや除菌ジェル、マスク、歯磨きシート、タオル(圧縮タオル)、ウェットティッシュなどを家族の人数分用意しておくとよいでしょう。

女性の場合は1~2日分の生理用品が必須アイテムとなります。小さなお子さんがいる場合は、おむつやおしりふき、消臭袋も忘れずにまとめておいてください。

 

1-4.医薬品

災害発生時には、ケガや体調不良に見舞われることも少なくありません。比較的軽度のケガを応急手当できる程度の救急セットを用意しておきましょう。

持病がある人は、常備薬やお薬手帳をすぐに持ち出せるところに置いておくことも大切です。生理痛がある人は鎮痛剤、ストレスで胃腸の具合が悪くなる人は胃腸薬や整腸剤など、自分や家族の体調変化に対応できる医薬品を準備してください。

 

1-5.貴重品

身の回りの貴重品はすべて持ち出したくなりますが、避難所での生活に必要なものを厳選して最低限のものを持って行きます。公衆電話を使用するための小銭を中心とした現金、身分証明書や健康保険証のコピー、公的機関の手続きで必要な印鑑(認印)は必ず入れておきましょう。

また、銀行口座や保険に関する情報はメモに控えておくことが大切です。小さなお子さんがいる家庭では、母子手帳のコピーも忘れないようにしましょう。

 

1-6.照明器具

暗い道を避難する場合や、避難所のライフラインが止まっている場合を考えて、手で持ちやすい懐中電灯やライトを準備しておくことも大切です。床や机に置いて使用でき、調光が簡単にできるランタンも用意するとよいでしょう。

これらの照明器具は電池を使用するため、予備の電池も非常用持ち出し袋に入れておくことをおすすめします。

 

1-7.情報収集ツール

災害時には、テレビやインターネットといった情報源にアクセスすることが難しくなります。必要な情報を得るためにも、防災ラジオなどの情報収集ツールを活用しましょう。

防災ラジオを選ぶ際には、AM放送とFM放送の両方を聞けるものがおすすめです。電池が切れてしまったときに備えて、手回し式の充電機能がついているものを選ぶとよいでしょう。

 

1-8.季節用品

非常用持ち出し袋は定期的に見直し、季節に応じて防災グッズを入れ替えることが大切です。夏には虫除けスプレーや日焼け止め、冬であれば防寒具や厚手の靴下、カイロといったように、気候に合った用品を準備しましょう。

また、梅雨の季節や台風の多い季節には、レインコートを非常用持ち出し袋に入れておくと安心です。

 

1-9.個人的に必要なもの

ここまでに紹介したグッズに加えて、個人や家族に必要なものを準備しておくことが重要です。

例えば、乳幼児と避難する場合は抱っこひもやミルク・哺乳瓶、ペットと避難する場合はペットに必要な防災グッズなど、各家庭の特徴や事情に応じた備えを行ってください。

 

1-10.小物類

ここまでに紹介したグッズ以外にも、非常用持ち出し袋に入れておくと安心できる小物類があります。

■非常用持ち出し袋に入れておくとよい小物類

  • ・筆記用具
  • ・耳栓
  • ・ビニール袋
  • ・ライター
  • ・軍手
  • ・バッテリー(スマホのモバイルバッテリーなど)
  • ・災害用ホイッスル(一般的なホイッスルでも代用可)

これらの小物類も、非常用持ち出し袋からすぐに取り出せるよう、整頓して入れておきましょう。

 

2.【自宅避難用】防災グッズとして絶対必要なもの3選

自宅で避難する場合は、非常時の持ち出し品に加えて、自宅避難に適した防災グッズも必要となります。自宅に留まる危険性が高い一方で、避難所にも入れないといった状況では、車中避難や屋外避難となりますが、このような場合にも自宅避難用の防災グッズは欠かせません。

自宅や避難所以外の場所に避難する場合は、水道・電気・ガスが使えない状態を想定した上で必要なものを揃える必要があります。ここでは、非常用の持ち出し品に加えて用意しておきたい自宅避難用の防災グッズを紹介します。

 

2-1.毛布・寝袋

車中や屋外に避難する場合、毛布や寝袋、アルミブランケットといった災害用寝具は必要不可欠なアイテムです。どのような場所でも横になれるよう、クッション性の高い断熱マットも用意しておくとよいでしょう。車中避難に備えて、フロントガラスから入る日差しや冷気を妨げる働きをするサンシェードも準備しておくと安心です。

なお、避難所で避難する場合、基本的な災害用寝具は用意されていることが多いため、寝袋や毛布は持参する必要はありません。

 

2-2.災害用調理器具

災害時にはライフラインが使えない場合が多いため、カセットコンロ・食品加熱袋・紙皿・割箸といった、災害時でも使いやすい調理器具・食器を準備しておきましょう。

また、カセットコンロ以外に「エコソーラークッカー」のようなアイテムも用意しておくと、ガスボンベがなくなった際に急場をしのぐことができます。

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2-3.簡易トイレ

避難生活では、使いたいときにトイレが使えないことも少なくありません。トイレを我慢することで健康を損ねる恐れがあるため、簡易トイレをいくつか用意しておきましょう。トイレセットとして、除菌効果や消臭効果が高い凝固剤や、汚物を入れる丈夫なビニール袋も併せて準備してください。

簡易トイレは既製品も販売されていますが、ダンボールで自作することもできます。大きすぎるとお子さんや高齢者は使いにくい場合があるため、自分や家族の体に合ったサイズのダンボールを選びましょう。

 

3.非常時に備えて用意しておきたい防災グッズとしてのダンボール

梱包資材のイメージを持っている人が多いダンボールですが、実はダンボールは汎用性が高く、防災グッズとしても有用なアイテムです。

■災害時におけるダンボールの活用例

  • ・簡易ベッド
  • ・簡易トイレ
  • ・貯水タンク
  • ・椅子
  • ・目隠し など

なお、災害用の簡易ベッドについては既製品として「アースダンボール」で販売しております。災害に対して万全の備えを目指している人は、災害用の簡易ベッドの導入を検討してもよいでしょう。

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まとめ

災害時の避難場所には「避難所」と「自宅・車」があり、避難する場所によって持ち出すもの・用意するものが異なります。日頃から家族分の「持ち出し用」「自宅避難用」の両方を人数分用意しておき、災害に備えましょう。

被災時には、ダンボールが活躍することも珍しくありません。簡易ダンボールベッドなど、強度や衛生面が気になるものは無理に自作せず購入することがおすすめです。ダンボールの防災グッズを購入する際には、ダンボール専門サイト「アースダンボール」をぜひご利用ください。

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