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マスキングテープの使い方|種類・選び方も解説
マスキングテープは、紙やフィルム素材の接着テープで、はがすことを想定して作られたテープです。もともとは塗装作業の際に、塗料が付かない部分を保護するためのテープ(マスキング用のテープ)として開発されました。しかし近年では、さまざまな色やデザインのマスキングテープが販売されており、クラフトやデコレーションの分野での人気が急上昇しています。装飾や手芸、日常的なラベリングなどに広く利用されています。
当記事では、マスキングテープの種類や選び方について、詳しく解説します。
目次
1. マスキングテープとは?種類も紹介
マスキングテープとは、和紙やクレープ紙、フィルムなどを素材とする薄いテープで、塗装作業などの際に、塗料が付かない部分を保護するためのテープです。塗装後にテープをはがしても、接着剤が残ったり、下地のペイントがはがれることが少ないので、養生の目的で使用されています。
そもそも「マスキング」とは、英語の "masking" から来ており、特定の部分を保護したり覆い隠したりすることを指します。
現在では、マスキングテープの利用方法は多岐にわたります。さまざまなカラーやデザインのものが市販されており、日常のラベリングや手帳のデコレーション、手紙やラッピングの飾り付けなどに使うテープとしても人気です。
マスキングテープの種類は主に以下の通りです。
【素材別にみたマスキングテープの種類】
種類 | 概要・特徴 |
---|---|
和紙 |
|
クレープ紙 |
|
フィルム |
|
【用途・目的別にみたマスキングテープの種類】
種類 | 概要・特徴 |
---|---|
塗装用 |
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シーリング用 |
|
インテリア用 |
|
文具・雑貨用 |
|
2. マスキングテープの選び方
「マスキングテープ」の原型は、アメリカの企業3Mの技師である、リチャード・ドリューが1920年代に開発しました。マスキングテープの元々の目的は、自動車の塗装時に使用するテープとして、塗装される部分とされない部分を綺麗に分ける用途です。このテープが塗装作業を容易にし、また取り外しも簡単であることから、瞬く間に多くの業界で使用されるようになりました。後に、多種多様な用途やデザインのマスキングテープが開発され、今日に至っています。
ここでは、マスキングテープの選び方について、いくつかの観点を紹介します。
2-1. 用途
マスキングテープには、用途によっていくつかの種類があります。「○○用」と書いてある商品もあるので、購入前に確認しておくと安心です。
2-2. 粘着性
マスキングテープの粘着剤には、アクリル系粘着剤とゴム系粘着剤の主に2種類があります。アクリル系粘着剤は耐熱性や耐水性に優れている分、やや貼りつきにくいのが特徴です。一方で、ゴム系粘着剤はどのような素材に対しても貼りつきやすく、はがしやすいのが特徴となっています。
マスキングテープは基本的にはがすことを前提としているので、粘着性が弱いものが主流です。そのため、モルタル外壁の仕上げなど貼り付ける面が荒い部分や屋外の塗装で使用する際などには、粘着性が高いものを選ぶとよいでしょう。
2-3. 耐久性・耐熱性
耐久性・耐熱性は、和紙のタイプよりも、クレープ紙やフィルム製のほうが高い傾向です。また、粘着剤ではアクリル系粘着剤のほうが、ゴム系粘着剤よりも耐熱性に優れています。
貼り付ける場所に耐久性や耐熱性がある程度必要な場合は、強度が強いマスキングテープを選びましょう。
2-4. サイズ
マスキングテープを選ぶ際には、サイズの観点にも着目するとよいでしょう。
たとえば広い幅のマスキングテープは、大きな面積をカバーする場合や、直線的な境界を作成する場面に向いています。一方で細い幅のマスキングテープであれば、細かい部分を塗装する場合や、複雑な形状やデザインのマスキング、デコレーション目的の使用などに適しています。
また、値段が安いマスキングテープは、その分「長さ」がそこまでないもの(すぐに使い切ってしまいやすいもの)もあるので注意してください。
具体的な用途や作業内容を明確にし、それに合わせて最適なサイズのテープを選びましょう。
3. 塗装する場合のマスキングテープの使い方
塗装作業において、マスキングテープは特定の部分に塗料がかかることを避けるために使用します。マスキングテープの貼り方が上手だと、よりきれいな仕上がりを得られるでしょう。
以下は塗装する際のマスキングテープの基本的な使い方です。
- 1.清掃
まず、マスキングテープを貼る部分をきれいに掃除し、ホコリや油分を取り除きます。これにより、テープがしっかりと貼り付くようになります。 - 2.マスキングテープの選択
貼る場所や用途に応じて適切な幅や種類のマスキングテープを選びます。たとえば、曲線を描く場合は、薄手かつクレープ紙やフィルム素材のマスキングテープがよいでしょう。大きな面積をカバーする場合には幅広のテープが適しています。 - 3.マスキングテープを貼る
テープはゆっくりと、塗装しない境界線に沿って貼ります。角の部分はマスキングテープを重ねて貼るようにしましょう。細かい部分や複雑な形の場所には、テープを小さくカットして段階的に貼るのがおすすめです。 - 4.塗装
マスキングが完了したら、塗装を行います。ブラシやスプレーを使用する際は、マスキングテープで隠している部分に塗料が直接かからないように注意します。 - 5.マスキングテープをはがす
塗料が完全に乾燥する前に、マスキングテープをゆっくりとはがします。半乾きの状態ではがすことで、塗装面に傷を付けずにきれいに仕上げられます。長時間テープを貼りっぱなしにしておくと、はがす際に塗料と一緒にテープがはがれることがあるので注意してください。
4. マスキングテープと養生テープの違い|おすすめのアイテムも
塗装の際に周囲を汚さないために使用するという目的から見た場合、養生テープはマスキングテープの一種とも言えます。マスキングテープと養生テープの違いは、主に強度や粘着力にあります。
塗装目的の場合はそこまで変わりありませんが、固定目的の場合には養生テープを使用したほうが適しているケースが多いです。たとえば、アースダンボールでは、以下のような養生テープを取り扱っています。
◆養生テープ(50ミリ×25メートル)
引越しや建築現場など、何かを仮止めしたい際にもおすすめの一般的な養生テープです。家具や家電製品に貼っても、糊跡が気にならないのが養生テープの魅力です。
◆養生テープ(38ミリ×25メートル)
50ミリ×25メートルのタイプよりも、横幅が少し狭いタイプの養生テープも取り扱っています。コンセントやケーブルなどの束をまとめたり、小さな部分のマスキングや仮止めをしたりするのに適しています。
ほかにも、クラフトテープ・布テープ・OPPテープなどを含めて、テープの種類については下記の記事でも解説していますので、ぜひ併せて参考にしてみてください。
まとめ
マスキングテープが広く使われている理由として、取り扱いの簡単さ、使い方の幅の広さ、デザイン性などが挙げられます。紙ベースなので、手で簡単に切れるのが特徴です。再剥離も容易であり、位置の調整や修正がしやすい点もメリットでしょう。近年ではさまざまな色、模様、デザインのマスキングテープが存在するので、デコレーション目的やコレクション目的で購入する人もいます。
なおアースダンボールでは、透明テープ・クラフトテープ・OPPテープ・ホワイトテープ・布テープ・養生テープなど、さまざまな梱包用テープも取り扱っています。