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食器類の梱包方法|梱包時に欠かせない緩衝材の種類も紹介
引越しの荷造りや配送用の商品として食器を梱包する場合は、緩衝材を使用することが必須になります。配送中に、外から強い衝撃を受けたり箱内で食器同士がぶつかったりして、割れないようにするためにも、食器の梱包方法や食器に最適な緩衝材を知っておきましょう。
当記事では、食器の梱包に使える緩衝材の種類や特徴を解説した上で、食器別の梱包方法について紹介します。食器を発送する予定がある人は、ぜひ参考にしてください。
1.食器の梱包に必要な緩衝材
食器や陶磁器を梱包する際には、緩衝材が欠かせません。配送中に強い衝撃を受けたり、重い荷物が上に置かれたりすることで、食器が割れる可能性があるためです。外的要因がなかったとしても、工場内での移動時や車での配送時の揺れで、箱の中の食器同士でぶつかり合い、ヒビが入る可能性もあります。配送中に割れたりヒビが入ったりするのを防ぐためにも、食器の梱包に適した緩衝材を使うことが大切です。
一口に緩衝材といっても、「食器自体を包むための緩衝材」「箱の中の隙間を埋めるための緩衝材」の2種類に分けられます。この2種類の緩衝材を準備しておくことで、配送中の破損防止につながります。
1-1.気泡緩衝材
気泡緩衝材は、食器のような割れやすいものを梱包するのによく使われています。食器自体を包んで保護することができる上に、ダンボール内の隙間を埋めるのにも使えるため、汎用性が高い緩衝材です。値段も安価で使い勝手も申し分ないため、食器梱包時の必須アイテムと言えるでしょう。
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◆小巻エアキャップ60(10m巻き)
気泡緩衝材選びで悩んだときは、「小巻エアキャップ60(10m巻き)」がおすすめです。透明度が高く、包んだ後でも中の状態を視認できます。小さく丸めて箱に詰めるなど、隙間を埋める際にも便利です。サイズは600mm×10mで、小巻きタイプ1本から注文できます。
1-2.更紙・クラフト紙
更紙やクラフト紙は、緩衝材としてだけではなく、梱包材としても使用できます。ハサミやカッターで簡単に切れるなど、作業性が高い点も特徴の1つです。更紙は新聞紙でも代用できますが、新聞紙だとインクがついてしまう可能性もあるため注意しましょう。
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◆更紙43g(813mm×535mm)
梱包費用をなるべく抑えたい人には、「更紙43g(813mm×535mm)」がおすすめです。他の緩衝材と比べると圧倒的に値段が安く、プロの梱包業者にも人気が高い商品の1つです。再生紙を利用しているため、使い終わったら新聞紙と一緒に資源ゴミに出すこともできます。荷物を受け取る側にもやさしい緩衝材と言えるでしょう。
1-3.エアークッション
エアークッションとは、透明な袋に空気を詰めた緩衝材です。ダンボールに対して中の商品が小さく、隙間がたくさんできてしまうときによく使われます。空気を抜くと容積がかなり小さくなるため、処分の際にかさばらないのもメリットの1つでしょう。
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◆エアピロータイプ緩衝材200×200(箱入り)
「エアピロータイプ緩衝材200×200(箱入り)」は、大きなエアピローが連結したタイプの緩衝材です。ミシン目が入っているため、簡単に切り離して使うこともでき、作業性の高さも抜群です。サイズは全部で12種類ありますが、一律価格となっているため、配送する商品の量や大きさによって自由に選ぶことができます。
1-4.ミラーマット
食器のような割れものを一度にたくさん送るときは、ミラーマットが便利です。ミラーマットは軽量でクッション性が高く、商品自体を包むのにも、小さく丸めて隙間を埋めるのにも役立ちます。気泡緩衝材と似たような特徴を持っていますが、気泡緩衝材よりもやや高級感のある緩衝材です。
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◆ミラーマット400×400
小さい食器を梱包する際には、「ミラーマット400×400」を活用するとよいでしょう。気泡緩衝材とは異なり、全体が均一な厚みである点が特徴です。場所による緩衝効果にバラつきがないため、小さくて高価なブランド食器を包む際にもおすすめします。
2.【種類別】食器の梱包方法
引越しの荷造りで食器を梱包する場合も、配送用の商品として食器を梱包する場合も、どちらにおいても、食器が割れないように梱包しなければならない点は同じです。
ただし、引越しの場合は、多数の食器を梱包して配送するため、食器同士が当たって割れたり欠けたりする可能性が高くなります。食器の梱包作業では、配送中の外部からの衝撃だけではなく、同じ箱の中にある食器同士の負荷・衝撃にも配慮する必要があります。
具体的な対策方法としては、食器同士が直接接触しないようにミラーマットや緩衝材を使用する方法があげられるでしょう。ここでは、食器別に基本的な梱包方法や梱包する際の注意点について解説します。
2-1.皿の梱包方法
皿は割れやすいため、下記の手順に沿ってきちんと梱包しましょう。
- (1)更紙やミラーマットの中央に皿を置く
- (2)四隅を中央に向けて折る
- (3)開かないようにテープで固定する
また、箱に詰めるときは大きい皿から順番に入れていくこともポイントです。大きい皿から入れることで、下のほうに余分なスペースを作らずに済みます。上のほうは、なるべく小さくて軽い皿を乗せるようにしましょう。
2-2.茶碗の梱包方法
茶碗の梱包方法は、皿の場合と同様です。更紙やミラーマットを使って一つひとつ丁寧に包んでいきましょう。
- (1)更紙やミラーマットの中央に皿を置く
- (2)四隅を中央に向けて折る
- (3)開かないようにテープで固定する
茶碗の場合は深さがあるため、形にフィットさせて包むには、やや大きめの緩衝材を使う必要があります。底がカバーされていないと、他の食器とぶつかったときに傷ついてしまう恐れがあります。茶碗の底までカバーできる緩衝材を選びましょう。
2-3.コップ・グラスの梱包方法
コップ・グラスは、取っ手がついているかどうかで梱包方法が変わります。取っ手がついていないコップの場合は、次の手順で梱包しましょう。
- (1)更紙やミラーマットをひし形になる向きで置き、中央にコップを倒して置く
- (2)手前側にある緩衝材の一角を中央に向けて折り、次にコップの底側にある緩衝材の一角を中央に向けて折りたたむ
- (3)コップを転がして1周包みこみ、残った緩衝材をコップの中に折り込む
取っ手がついたティーカップや、脚が細いワイングラスの場合は、もうひと手間加えましょう。上記の手順(1)の前に、緩衝材で持ち手の部分を巻いて、ガムテープなどで固定します。ガラス用品の持ち手の部分は細く割れやすいため、緩衝材を二重にして厚みを持たせると安心です。
2-4.刃物の梱包方法
刃物はダンボールを使って梱包します。刃の部分がしっかりと包まれていることを確認しましょう。代表的な刃物として、包丁の梱包方法について紹介します。
- (1)包丁の横の長さよりも少し短いダンボールを用意する。縦の長さは包丁の幅の2倍くらいにしておく
- (2)ダンボールを半分に折りたためるよう、中心に折り目をつけておく
- (3)包丁の刃の側からダンボールで包み込む
- (4)包丁の中央・先の部分・柄の部分をテープでとめて、包丁が抜けないようにする
- (5)ダンボールのよく見える部分に「包丁」と書いておく
2-5.ビン類の梱包方法
ビン類に入った調味料などを梱包する際は、ビンが割れないようにしっかりと梱包しましょう。特に中身が入っている場合は、注意が必要です。万が一、割れて中身がこぼれてしまうと、他の荷物が濡れたり色やにおいが移ったりする原因になります。配送中にこぼれないように、蓋がきちんと閉まっていることを確認してから梱包しましょう。
- (1)更紙やミラーマットをひし形になる向きで置き、中央にビンを倒して置く
- (2)手前側にある緩衝材の一角を中央に向けて折り、次にビンの底側にある緩衝材の一角を中央に向けて折りたたむ
- (3)ビンを転がして1周包みこみ、残った緩衝材を折りたたんでテープで留める
まとめ
割れやすい食器類を配送する際は、食器を包む緩衝材と、箱の中の隙間を埋める緩衝材の2種類を用意する必要があります。
食器に適した緩衝材として、「気泡緩衝材」「更紙・クラフト紙」「エアークッション」「ミラーマット」などがあります。気泡緩衝材、気泡緩衝材、更紙・クラフト紙、ミラーマットの場合は、食器自体を包むことも、小さく丸めて隙間を埋めることもできるため、使い勝手がよいでしょう。
食器を包む際は、割れやすいコップの取っ手部分や茶碗の底部分をしっかりカバーすることを意識しましょう。また、大きく重いものから先に箱に入れ、小さく軽いものを上に載せるようにすることがポイントです。