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OPPテープとは?メリット・デメリットや選び方も解説
OPPテープは、ポリプロピレンという素材で作られた透明で強力な粘着テープで、梱包作業をはじめとする多くの場面で重宝されています。耐水性が高く、重量がある商品を梱包するときにちぎれたり剥がれたりしにくい点がメリットです。ただし、クラフトテープや養生テープのように手でのカットはできず、テープカッターやはさみが別で必要になります。
この記事では、OPPテープの種類や特徴、選び方について詳しく解説します。また、アースダンボールで扱っているOPPテープ製品についても紹介しているので、梱包資材を探している方はぜひ参考にしてください。
1. OPPテープとは?種類も紹介
OPPテープとはポリプロピレンという素材で作られたテープのことです。「OPP」は英語の「Oriented PolyPropylene」の略称であり、ポリプロピレンを伸ばしたフィルムを指します。
OPPテープは透明で、丈夫かつ粘着力が強いのが特徴です。文字を書くことや重ね貼りもできるので、多くのシーンで活躍します。OPPテープは用途に応じたさまざまなタイプがありますが、粘着剤の種類によって「超強力粘着剤」と「アクリル系粘着剤」の2つに大きく分けられます。
1-1. 超強力粘着剤
超強力粘着剤とは、ゴム系粘着剤のことです。超強力粘着剤は粘着力に優れており、さまざまな素材に貼り付けやすいという特徴があります。粘着剤のにおいが少ないという魅力もありますが、アクリル系粘着剤に比べて価格が高い傾向があるので注意が必要です。
超強力粘着剤は低温でも粘着力を維持しやすく、冬場の梱包に向いています。冷蔵品や冷凍品の配送・保管の際にも超強力粘着剤タイプが活躍するでしょう。一方で、高温になると剝がれやすい点が超強力粘着剤の弱点と言えます。夏場の梱包や紫外線が直接当たる場所での使用、高温になりやすい場所での保管には注意が必要です。
1-2. アクリル系粘着剤
アクリル系粘着剤とは、OPPテープに使用される代表的な粘着剤のことです。アクリル系粘着剤には独特の臭いが発生しやすい傾向がありますが、安価で気軽に使いやすいというメリットがあります。
アクリル系粘着剤は高温に強く、夏場の梱包や日光を浴びやすい場所での保管にも向いているのが魅力です。一方で、アクリル系粘着剤には超強力粘着剤のような耐寒性がないので注意してください。また、超強力粘着剤に比べると粘着力が衰えやすいという特徴があります。加えて、プラスチック素材には貼りにくいなど、用途が多少制限される点も弱点と言えるでしょう。
2. OPPテープのメリット・デメリット
OPPテープは梱包用テープの一種ですが、どのような梱包にも最適というわけではありません。以下で紹介するメリットとデメリットを確認し、OPPテープならではの強みを最大限に生かす使い方をするとよいでしょう。
(1)メリット
OPPテープは耐水性があり、水濡れの可能性がある物の梱包にも適している点が大きなメリットです。強度もあり、重量がある商品の梱包にも適しています。用途や保管場所によって適した種類の商品を選べる点もメリットと言えるでしょう。また、透明度が高いので下の文字やデザインを邪魔することなく梱包できます。
(2)デメリット
OPPテープのデメリットとしてまず挙げられるのが、テープを本体から引き出すときの音です。大きい独特な音がするので、特に自宅で作業をする場合、梱包する場所やタイミングを選ばなければならないケースもあります。また、クラフトテープや養生テープのように手でのカットはできず、テープカッターやはさみが別で必要になります。OPPテープはダンボールと違ってリサイクルできない素材なので、ダンボールをリサイクルに出す際にOPPテープを剥がす分別作業が必要になる点もデメリットと言えるでしょう。
3. OPPテープの選び方
OPPテープは商品ごとにさまざまな違いがあります。OPPテープをどのような環境で、どういった目的で使用するかを考慮しながらより適した商品を選ぶことが大切です。
OPPテープの選び方を3つのポイントに分けて解説するので、参考にしてください。
3-1. 厚さ
OPPテープにはいくつかの厚さのタイプがあり、厚さによって強度が異なります。フィルムが厚いほど強度が上がって切れにくくなり、薄いと強度が下がって切れやすくなるのが特徴です。重い物を梱包する場合は厚さ0.078~0.09ミリメートル程度のOPPテープを、軽い物の梱包には厚さ0.042~0.05ミリメートル程度のOPPテープを使用するとよいでしょう。
厚さが薄いOPPテープは、厚さがあるOPPテープに比べて価格が安い傾向があり、コスパの面では優れています。しかし、薄いOPPテープで重量物を梱包すると、輸送時にテープが切れるなどのトラブルが生じる可能性があるので注意が必要です。
3-2. 粘着力
OPPテープは使用されている粘着剤の種類によって粘着力が異なります。寒い時期や冷蔵品・冷凍品の配送に使う場合はアクリル系粘着剤のタイプを、暑い時期の使用や高温になる場所で保管する場合は超強力粘着剤のタイプを選ぶとよいでしょう。
また、超強力粘着剤は比較的どのような素材にも貼り付けやすいというメリットがあります。アクリル系粘着剤に比べて用途の制限が少ないので、使用する場面によっては超強力粘着剤タイプのOPPテープが活躍します。
ただし、価格面では超強力粘着剤よりもアクリル系粘着剤のほうが一般的に安いので、用途と機能面・コストをそれぞれ照らし合わせた上で選ぶのがおすすめです。
3-3. 幅
OPPテープは商品によって幅にも違いがあります。OPPテープとダンボールとの接着面が多いほど剥がれにくくなるので、見た目などにこだわりがなければなるべく幅が広い商品を選ぶとよいでしょう。OPPテープは透明なので、幅が広くても梱包後の見栄えに大きく影響しない点がメリットと言えます。
OPPテープの幅で最も一般的なのは約50mmで、ダンボールに封をするときなど広く活用できるサイズです。梱包するダンボールが小さい場合や、梱包後の見栄えにこだわりたい場合は幅の狭いテープも選べますが、配送中にテープが破れるリスクは高まるので注意しましょう。
3-4. 作業音の静かさ
OPPテープは、本体から引き出す際に独特の大きな音が鳴ります。作業環境の問題で大きな音を立てたくない方は、静音タイプのOPPテープを選ぶのがおすすめです。
OPPテープは、粘着剤がついていない側に背面処理剤が塗布されていると音があまり鳴らなくなります。背面処理剤にはさまざまな種類があり、中でもシリコーン系の薬剤を使用しているものは使用中にほぼ音がしなくなるのが大きな特徴です。
ただし、背面処理剤を使用したOPPテープには油性ペンでも文字が書けません。テープの上から文字を書きたい場合は、別の商品の検討が必要になります。
4. 定番のOPPテープ3選
今回は、アースダンボールで購入できるOPPテープの定番商品を3つ紹介します。アースダンボールでは多くのOPPテープを取り扱っており、自分の用途に合ったOPPテープが見つかる可能性が高いので、ぜひ一度チェックしてみてください。
おすすめ商品
◆カッター付透明テープ
専用カッターにセットされた状態のOPPテープで、ピリッと簡単にカットできる商品です。汎用性が高い50mm幅のOPPテープとなっています。手で握れるサイズで、手首をひねるだけでカットできるので作業効率アップにつながるでしょう。カッターは目立つ赤色で、作業現場で見失いにくいのも魅力です。
◆カッターなし透明テープ
幅48mmのシンプルでベーシックなOPPテープです。通常のOPPテープは50m巻きが多いですが、本商品は100m巻きなのでたっぷり使えます。厚さは少々薄めですが、白色の箱などもきれいに梱包でき、下の文字やデザインを邪魔しません。カッター付透明テープのカッターを取り付けて使うこともできます。
◆透明テープ48mm×100m(直輸入)
幅48mm、長さ100メートルのコストパフォーマンスに優れたOPPテープです。輸入品ですが高品質で、国産品と同じように使用できます。フィルムが薄めなので、軽量物の梱包に使うのがおすすめです。通販商品の梱包や工作など、幅広い用途に活用できます。
まとめ
OPPテープには超強力粘着剤タイプと、アクリル系粘着剤タイプの2種類があります。超強力粘着剤タイプは低温でも粘着力を維持しやすく、冷凍品や冬場の梱包に適した商品です。一方で、アクリル系粘着剤タイプは高温に強く、夏場や日光を浴びる環境での使用に向いています。また、アクリル系のほうがコストパフォーマンスが高い商品が多いのも特徴です。
アースダンボールでは、コスパのよいOPPテープをはじめとしたさまざまな梱包資材をお得な価格で取り扱っています。加えて、オリジナルの柄のOPPテープも製作可能です。ロゴやイラスト、写真、文言などが入ったOPPテープを作りたい方は、ぜひアースダンボールにご相談ください。