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モックアップとは?業界別の違い・作成するメリットを紹介
モックアップは、製品やプロジェクトの設計段階で使用される重要なツールです。実際の製品を作る前に、デザインや機能を視覚的に確認するために使われます。モックアップは、家電、建築、ITなどさまざまな業界で異なる形で利用されていますが、その基本的な目的はどの業界でも同じです。
この記事では、モックアップの基本的な定義と、家電業界、建築業界、IT業界での具体的な利用方法について説明します。また、どのような場合にモックアップが役立つのか、そしてモックアップを作成することのメリットについても詳しく解説します。さらに、ダンボール製モックアップの制作事例について紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1. モックアップとは?
モックアップとは、外観を確認する用途で作られた展示品や模型のことです。モックアップは安価で迅速に作成できるので、実物のイメージを確認する用途などで使用されます。
ここからは、モックアップの使用例を業界ごとに紹介します。それぞれの業界で実際に使われている事例を示すので、モックアップの具体的な使用法について理解を深めたい場合の参考にしましょう。
1-1. 家電業界
家電業界で使用されるモックアップには、商品設計段階で作成されるものと、店頭や展示会に並ぶものがあります。店頭や展示会に並ぶモックアップで確認できるのは、実際の商品を手に取ったときのサイズ感や重量です。例えば、カメラやスマートフォンのモックアップが店頭にあると、お客様が自分にぴったりの商品を選ぶ助けになります。
なお、家電業界では、簡単な操作ができるホットモックアップやアクティブモックアップが展示される場合があります。実際に動かせるモックアップのメリットは、操作性が確認でき、購買意欲の向上につながることです。
1-2. 建築業界
建築業界でモックアップは、ミニチュア模型を指す場合があります。建築物は実物の大きさで作成することが難しいので、全体像などの確認のために小さいサイズで作られます。
なお、一般に公開されるモデルルームもモックアップの1つです。マンションや一軒家のモックアップは、住宅展示場などで見ることができます。ホテルの建築においては、モックアップルームを作成する場合もあります。モックアップルームとは、インテリアの調整を行う用途で、関係者のみが内覧できる部屋です。
また、近年の建築業界では、VR技術を用いたデジタルモックアップが進化しています。デジタルモックアップは、実際に室内で過ごしているような目線で、部屋の細部まで確認できる技術です。
1-3. IT業界
IT業界では、Webサイト制作やアプリ開発の際にモックアップを作り、デザインを確認します。Webデザインのモックアップは、必要な情報を入れて色や配置を決定した状態です。モックアップの前段階は構成のみを決めた状態のワイヤーフレーム、モックアップの次の段階はリンク機能が設定されたプロトタイプと呼びます。
モックアップの段階で関係者にデザインを確認してもらうことで、後に修正する可能性が減り、作業効率が上がります。
2. どのような場合にモックアップが役立つのか?
モックアップのメリットは、実際の製品を手に取ったときのイメージが完成前に確認できることです。ここからは、モックアップの活用目的やモックアップが役立つシーンについて紹介します。
(1)商品企画段階のサンプル
モックアップは企画段階のサンプルとして作成され、情報共有や課題を発見するのに役立ちます。商品の企画段階では、どのような課題があるのかはっきりしません。実物に近いモックアップ作成によって、商品になったときのデザインイメージがつきやすく、問題点や修正への道筋が浮き彫りになります。また、関係者がモックアップを目にすることで、仕上がりイメージの共有にも役立ちます。
(2)商品訴求目的のサンプル
モックアップを商品訴求の目的で作成するメリットは、ユーザーの購買意欲が向上することです。商品サンプルとしてのモックアップは、使用感や実際のデザインを確認でき、ユーザーへの商品訴求につながります。また、モックアップをバリエーション豊かなカラーやデザインで作成し、ユーザーに確かめてもらうために用いることもできます。モックアップは、販売方法の幅を広げる手段の1つです。
3. モックアップを作成するメリット
モックアップは、家電・建築・ITなど多くの分野で使われ、実物のイメージを共有するツールとして役立っています。ここからは、さまざまな業界で用いられるモックアップについて、作成のメリットを3つ紹介します。
3-1. 完成イメージを確認できる
モックアップを作成するメリットは、完成イメージを確認できることです。企画書や写真だけでは分からない全体のイメージがモックアップによって具体的になります。
製品開発において、企画段階のイメージと完成した実物のイメージが異なる場合は少なくありません。モックアップを作ることで、完成形が視覚化されるので、企画段階と実物とのイメージの乖離を防げます。
例えば、Webサイト制作においては、顧客の依頼に基づいて作成する場合がほとんどです。Webサイトの制作がすべて終わった後に実物を見せると、顧客のイメージと異なる恐れがあります。モックアップの段階で完成イメージを見てもらうと、顧客の希望に沿っているか確認できます。
3-2. 開発者・依頼者でイメージを共有できる
モックアップを作成するメリットの1つが、開発者・依頼者の間でイメージが共有しやすいことです。モックアップは完成品の模型であり、実物大で作られることがほとんどです。実物に近いモックアップならば、言葉だけで伝わりにくい情報が一目で分かります。
資料などにおいても、長文で説明するより、図表やグラフを添付したほうが伝わりやすいケースがあります。モックアップもビジュアル面において秀でているという点で、図表やグラフと似た役割を果たすものです。開発者・依頼者でイメージを共有できれば、大規模修正や納品後のトラブルを防げます。
3-3. 完成後の修正リスクを減らせる
モックアップは、完成後の修正リスクを減らせることもメリットです。完成後の大幅な修正は、仕様やシステムの根幹を変更しなければならない可能性があります。完成後の修正によって人員・工賃などのコストが計画よりかさみ、場合によっては納期・予算を変更しなければなりません。モックアップを開発チーム・依頼者間で共有すると、課題が挙がった時点で修正できるので、完成後の修正リスクを軽減できます。
例えば、配色やデザインなどは企画段階ではイメージしにくい部分です。モックアップにより実物大の製品やレイアウトをすり合わせできれば、その時に修正できるので、完成後の大幅な作り直しがなくなります。
4. ダンボール製モックアップの制作事例3選
ダンボール製品の専門サイトであるアースダンボールでは、オーダーメイドのダンボール製品を制作・販売しています。ここから紹介するのは、アースダンボールで取り扱っているダンボール製モックアップの制作事例です。
制作事例
◆デスクトップPCのモックアップ(原寸模型)
予算を抑えてモックアップを制作したい場合、アースダンボールのオーダーメイドサービスがおすすめです。紙や加工方法の使い分けによって、コストを抑えたモックアップが作成できます。また、ダンボール製のモックアップなら、折り畳んだコンパクトな状態で持ち運べ、現場で簡単に組み立てられます。
◆家庭用蓄電池のモックアップ(ダミーモデル)
モックアップで実物の機器と変わらない質感を再現したいときは、アースダンボールにお任せください。表面の加工技術により、機械製品と似た光沢感を再現できます。また、機器のすっきりとした四角形を再現したい場合は、組み立て時に箱が開きにくくなるようロックの取り付けが可能です。
◆車載リアモニターのモックアップ(展示見本)
アースダンボールのオーダーメイドなら、プラスチックネジを使用した可動式のダンボール製品や、カラー印刷によって本物の画面と似た質感の製品が制作できます。なお、ダンボールで組み立てるモックアップならば、制作時に余計な部品を使わないので、コストを抑えやすいメリットもあります。
まとめ
モックアップは、製品やプロジェクトの設計段階でデザインや機能を確認するための重要なツールであり、家電、建築、ITなどさまざまな業界で利用されています。モックアップを作成することで、完成イメージを事前に確認し、開発者と依頼者でイメージを共有できるほか、完成後の修正リスクを減らすことが可能です。
梱包資材専門サイトのアースダンボールでは、ダンボール製のモックアップの制作事例が多数ございます。ダンボール製のモックアップが必要な場合は、ぜひアースダンボールの利用をご検討ください。