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破損トラブルの原因&対策|ダンボール・緩衝材の選び方を解説
商品を配送中の破損トラブルから守るためには、破損事故が起こった経緯や原因を明らかにして再発防止に努めることが大切です。破損対策に丈夫なダンボールや十分な量の緩衝材を使うなど、梱包段階で荷物の保護を徹底することで防げるトラブルもあります。
当記事では、店舗側・配送業者側における破損トラブルの原因を解説します。梱包による破損トラブル対策に役立つ商品も紹介しているので、梱包資材で悩んでいる人はぜひご一読ください。
1.破損トラブルの原因
商品が配送中に破損するとクレームにつながる場合があるため、適切な対策を行った上で発送することが大切です。ただし、破損の原因は必ずしも店舗側にあるとは限りません。商品が破損した場合は原因を見極めて、可能な限り再発防止につなげましょう。
この記事では、商品が破損する原因が店舗側にある場合と、配送業者側にある場合に分けて紹介します。
1-1.店舗側の原因
商品発送時の梱包方法に問題がある場合、商品の破損事故がおこる可能性があります。梱包材の使用方法や量が不適切であったり、梱包作業が不十分だったりすると、輸送中に振動や衝撃が加わり、商品の破損につながることもあるでしょう。
また、発送する商品を取り扱う際に、不適切な方法で扱ったり無理に押したりした場合、商品が破損する可能性があります。商品が長期間放置されているときなど、適切に保管されていない場合も商品が破損する原因です。
1-2.配送業者側の原因
配送業者側に原因がある場合、商品の積み込みや積み下ろし作業時、取扱注意のケアマークを見落とし、不適切な取り扱いをしたときに商品が破損するケースがあります。また、業者の不注意でダンボールを落としたり、過度に重たいものを上に載せたりすると、商品の入ったダンボールがつぶれて破損の原因につながります。
配送業者側が原因で商品が破損した場合、まずは配送会社に商品が破損した状況を通知し、解決に向けて調査や協議をしましょう。商品代金を支払っている場合は、銀行やクレジットカード会社にも相談すれば、返金を要求できる可能性があります。
さらに、事故原因の過失が配送会社側にあると証明するために、配送会社から提供される証明書類やレシートを残しておくことも重要です。
2.【破損対策1】丈夫で高品質なダンボールを使用する
梱包による破損トラブル対策として、新品で丈夫な高品質のダンボールを使用しましょう。強度を重視してダンボールを選ぶ際には、ダンボールの基本構造を理解しておくことがポイントです。
ここでは、ダンボールの基本構造について説明します。ダンボールについての基礎知識は、下記のリンク記事でも詳しく解説しています。
2-1.厚み(フルート)に注目してダンボールを選ぶ
ダンボールを選ぶ際は、使用目的や扱われるものの重さなどに応じて、最適な厚みのものを選ぶことが重要です。
ダンボールの厚み(フルート)には、「Aフルート」「Bフルート」などと呼ばれる略号があります。下記の表では、それぞれの厚みと特徴を記載しています。
略号 | 厚み | 特徴 |
---|---|---|
Aフルート | 5mm | 衝撃吸収性と圧縮強度に優れており、最も多く使用される。 |
Cフルート | 4mm | Aフルートより薄いものの、波の数が密になっており強度は変わらない。保管に場所を取らなくて済む。 |
Bフルート | 3mm | 厚みがなく潰れにくい性質のため書籍やCDなどの軽量な商品の梱包に用いられることが多い。 |
Eフルート | 1.5mm | 紙のようにも見える薄いダンボール。印刷もきれいにできるので化粧箱やパッケージなどに使用される。 |
2-2.材質に注目してダンボールを選ぶ
ダンボールのライナーを選ぶ際は、使用目的や扱われるものの重量、輸送や保管条件などを考慮して適切な品質のものを選びましょう。
ライナーとは、内側に貼られる紙製の板で、ダンボールを強化したり、荷物を保護したりする役割を果たします。ライナーは、ダンボールの外側に貼られるカーボン素材やプラスチック素材に比べて、軽量でありながらも強度があります。
おすすめ商品
◆宅配80サイズ強化ダンボール箱
使用されているダンボールはW/FのK6(ダブルフルート/ケイロク)という材質で、厚みは8mm、ダンボールの波が二重構造となっており丈夫です。航空便や船便など海外への輸出用としても使用されています。重たい金属部品などを中に入れても、内容物の重さで箱がへたることはごく稀で、中の商品をしっかりとガードできます。
3.【破損対策2】十分な量の緩衝材を使用する
緩衝材は、十分な量を使用することで性能を発揮できます。コスト削減のために十分な量を使用しなかった場合、緩衝材としての働きが十分ではなくなる恐れがあります。また、緩衝材は荷物を支えることで、荷物が外側に押し出されることを防ぎ、外側からの摩擦や擦り傷から荷物を保護することも可能です。
3-1.用途・目的別に緩衝材を選ぶ
緩衝材を選ぶ際は、用途や目的に応じたものを選ぶことが大切です。それぞれの緩衝材について、どのような特徴があるのか、緩衝材ごとに紹介します。
●気泡緩衝材
空気を含む小さな気泡を含んだ緩衝材です。柔軟で軽量でありながらも緩衝性が高く、輸送や保管に便利な緩衝材です。
◆小巻エアキャップ60(10m巻き)
透明度が高く、梱包後も商品の確認ができます。商品を包むだけでなく、箱の中の詰め物としても活用できます。小巻きタイプで、1本から注文が可能です。
●バラ緩衝材
細長い棒状の緩衝材です。透明なプラスチック素材やポリエチレン素材などから製造されています。
●エアークッション
プラスチックフィルムやビニールなどの中に空気を含んだ緩衝材です。箱の隙間を埋める際に多く利用されます。紙類よりも強度が高く、処分の手間もかからないため頻繁に利用されます。
◆エアピロータイプ緩衝材200×100(箱入り)
空気を封入したあとの完成品の状態で届けてもらうことが可能です。大きなエアピローが連結しているため、箱の底や上に必要な長さを載せるだけで作業が完了します。とても作業性の高い商品です。
4.【破損対策3】底抜け対策を行う
ダンボールの組み立て方に問題があると、配送中に箱の底面が抜けることがあります。底抜けは、内容物が重すぎることや、内容物の重さが不均一であることが原因です。また、ダンボールが雨晒しにされている場合も、強度が低下し底が抜ける原因となります。
ここでは、ダンボールの底抜けを防ぐための方法を紹介します。
4-1.強度の高いテープを使用する
ダンボールの底抜けを防ぐためには、強度のあるテープを使用しましょう。強度のあるテープは、通常のテープよりも耐久性があり、水や湿気に強いため、ダンボールを補強し底抜けのリスクを下げることができます。
◆布テープ(60ミリ幅)
一般的に使われている5cm幅のテープと比較して、+1cmあるためしっかりと補強することができます。また、剥がした5cm幅のテープの上貼りにも便利です。一度テープを剥がすとダンボール表面が剥離しますが、綺麗に隠しながら封緘(ふうかん)できます。
4-2.適切な貼り方でテープを貼る
底抜けを防ぐための基本的なテープの貼り方は、「十字」の形にテープを貼る十字貼りです。十字貼りをすると、箱を持ち上げた際に重荷がかかる中央部分を二重にでき、十分な強度が期待できます。
テープを貼る際は、テープを引っ張りすぎないよう注意しましょう。テープを引っ張りすぎると、テープが切れやすくなり、ダンボールをうまく固定できなくなる可能性があります。
ほかにも、さまざまなテープの貼り方があります。他の貼り方については下記リンク記事で紹介しているので参考にしてください。
まとめ
配送中の破損トラブルは店舗側・配送業者側で原因が異なり、配送業者側に問題がない場合は発送時の梱包方法に問題があるケースもあります。大切な商品を顧客の元に無事届けるためには、厚みがあり丈夫なダンボールを選ぶほか、十分な量の緩衝材を使用して商品を衝撃から守ることがポイントです。
「アースダンボール」では種類・サイズが豊富なダンボールのほか、商品の保護に役立つ緩衝材を取りそろえています。商品に合わせて最適な梱包資材をお探しの人は、ぜひ「アースダンボール」をご利用ください。